記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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光回線やWi-Fi、そして機能性の高いパソコン、クラウド型サービスの普及に伴って、テレワークには何の不自由もなくなり、自宅にいながら事務所と同じくらいの仕事ができるようになりました。
そんな今ですから、自宅で、自分の好きなタイミングで働き、仕事量や休みを調整しながら、会社員より稼ぐことが可能になりました。
ただ、自宅での独立開業を考えていても、どういう仕事を選べばよいのか、どういったスキルを身につけていけばよいのかわからない人もいるでしょう。
今回は、自宅で独立できるオススメの仕事9種類と、自宅起業の向き/不向き、自宅で仕事をするうえで最低限そろえておくべき仕事道具について解説していきます。
パソコンを使って稼げる! 独立して自宅でできるオススメの仕事9選
パソコンとスキルさえあれば自宅で独立開業できる仕事の中でもオススメなのは、以下で紹介する9つです。
どの仕事も、プロとして食べていくためにはそれなりの知識やスキルを求められます。しかし、スキルさえあれば、行動力次第で平均的な会社員より稼げる可能性のある職業です。
仕事によって必要なスキルはまったく違うため、まずは各職の特徴を押さえていきましょう。
1.一攫千金も夢じゃない! アフィリエイト
アフィリエイトとは、ホームページやサイト上に掲載した広告の表示回数やクリック回数、広告経由で発生した売上に応じて広告収入を得る仕事です。
成果を出せるサイトを構築するまでには膨大な時間と試行錯誤が必須です。ですが、ある程度ノウハウを蓄積し、コンテンツの更新を減らしても収益を出せるサイトを手に入れてしまえば、不労所得に近い感覚で稼ぐことができます。
- ドメイン
- レンタルサーバー
- パソコン
などの道具は必要ですが、基本的にネットとパソコンさえあれば始められる仕事です。
2.スキル次第で安定収入! Webライター・編集者
- ホームページやWebメディアのコンテンツ
- スマホゲームのシナリオ
- アフィリエイトサイトの記事
- メルマガ
- 電子書籍
など、ネット上で閲覧できる文章を考えて作るのがWebライターや編集者となります。
報酬の低い仕事であれば、ポイントサイトやクラウドソーシングなどを通じて気軽に始められますし、実力や実績がついてくれば会社員並の収入を得ることも可能です。
また、人脈やスキルによっては・・・
- 同業者と組んで大きな案件を受注する
- デザイナーなどと組んでホームページ制作会社を作成する
- 編集側に回って指示出しやクライアントとの交渉を担当する
といったこともできます。
3.幅広いジャンルで活躍できるイラストレーター・Web漫画家
ネットを通じて仕事を請け、納品するイラストレーターやWeb漫画家もおすすめの仕事です。
絵柄や画力があり、クライアントの求める納品物を作れるなら、個人事業主としてすぐに独立できるでしょう。
また、ネット上にアップロードしたイラストやWeb漫画が話題になれば、出版・連載といった仕事につながることもあります。
4.仕入れや自作アイテムを販売! ネットショップオーナー
ネットショップにハンドメイド作品を出品したり、自分で安く仕入れてきた商品を登録したりして、販売する仕事です。
趣味を仕事にすることができるだけでなく、ものづくりをしている人の作品を世のなかに売り出したり、これから人気になるだろう商品を見つけ出して売ったりすることができます。
安定した売上を手に入れるためには、経営ノウハウや広告戦略の勉強なども必要ですが、軌道に乗れば安定的に稼げるようになるでしょう。
5.優れたスキルでビジネスマンをサポート! 秘書代行
忙しいビジネスマンや、独立したばかりの個人事業主、会社経営者のスケジュール調整や電話対応、メールのチェックなどをするのが、秘書代行です。
秘書としての経験や経歴は必要になりますが、秘書を必要とするようなビジネスマンは、たいていの場合多忙で金銭的な余裕を持っています。
仕事さえできれば、ある程度の期間安定した契約を結べますし、契約によってはスポットで働くこともできるため、比較的時間を自由に使えるでしょう。
ただし、ほかの仕事に比べると「○時から○時まで仕事をする」といった契約が多くなるため、自宅で会社員のように決まった時間働きたい人に向いています。
6.腕と人脈が大事! カメラマン・画像・動画加工
依頼を請けて写真を撮ったり、個人的に撮った写真を素材サイトに登録したりして稼ぐ仕事です。
基本的に、依頼の撮影は外で行うことになりますが、たとえばアフィリエイトサイトや起業サイトから送ってもらったサンプルを物撮りする、といった仕事も考えられるでしょう。
写真を撮るだけでなく、自分や他人が撮影した写真・画像を加工したり、動画編集をしたりと、持っているスキルに合わせてビジネスの幅を広げられます。
7.海外移住も可能! プログラミング
プログラミングスキルを駆使して、ソフトウェアやシステム管理、ホームページ作成などを引き受ける仕事です。
基本的に、プロジェクトに参加するメンバーと直接顔を合わせる必要がないため、出社しなくても結果させ残せれば十分な稼ぎを得られます。
時間・場所にとらわれない仕事なので、海外移住をして現地で暮らしながら仕事をするといった働き方も可能です。
8.自分のスキルと経歴を売り込むオンライン講師
オンライン講師は、家庭教師やパーソナルトレーナー、コンサルタントなど、特定の分野に関する知識やアドバイスを与えるかわりに報酬を受け取ります。
知り合いの紹介やネット上・業界内の知名度があれば、自宅から出ることなく複数のクライアントと契約を結べるでしょう。
しかし、無名だとなかなか仕事を得られません。SNSなどを使ったブランディングも必要です。
9.個人から企業までクライアントはより取りみどり! Webデザイナー
おもにWebサイトなどのデザインを担当するのが、Webデザイナーとなります。
サイト全体を一人で担当するのか、それともイラストレーターのように一部の画像のみを担当するのかなど、報酬も裁量も仕事次第です。
腕のよいプログラマーやライターと組めば、チームとしてホームページ制作業を行うこともできます。
ポイントは行動力! 独立に向いている人・向いていない人の特徴
独立して自宅で働くという働き方に向いているのは・・・
- 行動力があり、自分で未来を決められる
- 孤独があまり気にならない
- 趣味や家庭など仕事より大事にしたいものがある
- 自己管理能力が高い
人です。「決断するのが苦手だから指示してほしい」「孤独に耐えられない」「誰も見ていないとついなまけてしまう」というタイプなら、独立ではなく副業として起業したほうがよいでしょう。
自宅で仕事をするのに最低限必要なアイテム
独立して自宅で仕事をしたいなら、以下のアイテムをそろえることをおすすめします。
- 十分なスペックのパソコン・モニター・キーボード・マウス
- デスク
- 椅子
- ネット回線
- プリンター
- 名刺
- ポートフォリオ
- 本棚・書類棚
仕事によって必要な道具の種類は変わりますが、基本的に自宅で仕事をするならパソコンとネット回線は必須です。
イラストレーターならペンタブや液タブ、Webライターなら長時間タイピングしても疲れづらいキーボードなどを用意するとよいでしょう。
パソコン1台あれば独立可能! スキルや経験を生かして起業
独立して自宅でできる仕事は、最低限パソコン1台あれば起業できます。ただし、持っているスキルや経験によって、どれくらい稼げるのかは人それぞれです。
初期費用を抑えれば抑えるほど、少ない売上でも生計を立てられるので、仕事が軌道に乗るまでは必要最小限の投資で起業しましょう。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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