起業するために必要なこと、そして成功条件をご紹介【動画解説付き】

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:2021/10/23

起業に必要なことは何か? 多くの会社員の皆さまが気になるところだと思います。ここでは、私のこれまでの経験から、起業準備、起業に必要な様々な情報をまとめていきたいと思います。
 

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<目次>

ポイント 起業家としての適性がある性格と精神

起業に必要なことと成功条件

起業準備
 

Q.どのような人が起業に向いていますか?

これまでの経験から、起業家としての適性がある人は、とにかく興奮と挑戦が好きな人と言うことができると思います。私の知る成功している起業家は、皆、熱意にあふれ、創意工夫に富んで、頭の回転が速く、ボキャブラリーが豊富で、常に能力を高めようと励んでいる人たちです。もちろん、これは私が憧れの目で見ているからそう見えるのだとは思いますけれど(笑)実際、素敵な人が多いです。

社長になる人は、新しいアイデアがとにかく好き。あらゆる可能性に油断なく気を配り、小さなことを流しません。進取の気象に富み、創意的衝動に駆られて動いています。また自分の直感、インスピレーションを重視する人も多く、独自のアイデアが浮かんだ時には、意外と検証作業をせずにスタートしてしまい、やりながら洗練させていく人も多いです。むしろ、サラリーマンの人の方があれこれ心配して動かないことが多い気がします。

【起業するために必要なこと】やりながら洗練させていく「行動力」
Q.起業家はコミュニケーション能力が高くないとなれませんか?

そんなことはないと思います。饒舌な人が多いのは事実ですが、寡黙な人もいますしそれぞれです。ただ、話し上手な人が多いのは間違いなく、人を笑わせることがうまい人が多いです。抜け目がなく、あらゆる情報を言葉や文脈から次々と拾い出していきます。ユーモアにあふれ楽観的であるため、たくさんの人が集まってくるのです。そして、人の要望に応じたいという考えと精神、器を持つ人が多いと感じます。

ただ、はっきりとした主張を持ち、必要と感じれば遠慮なくものを伝えがちですので、きついと感じる人もいるかもしれません。ですがこれは仕方がないことで、回りくどい言い方や遠慮した考えでは、社長業は務まりませんしビジネスは成立しません。ただ、機転もきくため、社交を上手にこなしていますので、影響力があり、周囲が目を向けるようになります。

【起業するために必要なこと】饒舌でも寡黙でも問題ない
Q.起業家は意志が強くないといけませんか?

成功者は妥協をしない人が多いです。ですが、それは柔軟性を欠くという意味ではありません。「続けることができる、しかし、撤退する決断もできる人」という意味です。一つひとつの物事について、賛否の両面において自問自答し、そして論議しようとします。

直感で物事を判断する人も、戦略的思考で分析して判断する人も、結局は決めたことを最後までやり切り、そして判断する能力を身につけています。自分が望むものであれば、なぜそれを望むのかという理由を論理的に述べることができる人が多いです。

【起業するために必要なこと】続けることも、スパッとやめることもできる
Q.日本の起業家も破天荒な人が多いのですか?

起業家の中には、限界を試すのが大好きな人も多いです。もちろん、本当の限界まではやらないですが、少なくともあれこれ考えて何もしないという人はいません。ルールや規制など、今までの常識を破るとまではいかないまでも、どんどん新しい解釈を加えていくことに抵抗がありません。型にはまらない方法を好んで選び、当然と思われているものをわざと押しのけて、新しい形、企業を育てていきます。ほとんどの起業家が、同じ毎日を過ごすよりも、違うことが起こるほうが刺激があって良いと思っています。

かといってめちゃくちゃな人ばかりということではなく、慈善活動を積極的に行う人も多いです。自由に生きたい願望が人より強いからでしょうか、自由にならない環境の人や、楽しいことができない環境に置かれている人を助けたいという気持ちが芽生えることがあるようです。

【起業するために必要なこと】型にはまらない
Q.せっかちな人が多いように感じますが、どうですか?

確かに、頭の回転が早い分、せっかちである傾向が強いです。先を予測する能力に秀でている社長は多いので、まだ相手が話している最中にもかかわらず、もう先がわかったと勘違いしてしまうことがあるようです。そして、一足飛びに結論をだしてしますので、もっと時間をかけて周囲の現実に目を向けたらいいのに、、と社員に思われたりします。

【起業するために必要なこと】せっかちな人が多いので気を付ける

ポイント 起業家になるには何をしたらよいのか?

起業に必要なことと成功条件

ポジティブ
 

Q.よくいう独立と起業は異なるのでしょうか?

はい、独立と起業は異なります。独立は、会社を辞めて事業主として独り立ちすることです。フリーランスなどとも呼ばれる働き方です。主に自分のスキルを武器とし、企業の仕事を下請けします。傭兵部隊のような感覚です。対して、起業は文字通り「業を起こす(興す)」ことです。自分でビジネスと仕組みを作り出し、人を巻き込んで利益を生み出していきます。

起業は独立と比べて成功するまでに時間がかかり、またリスクも大きくなることが一般的です。上で挙げたような精神力、忍耐力、最後まで諦めない力が必要になります。リスクを管理し、失敗を受け入れ、人のせいにせず、使命感を持って取り組まなければ、創業社長が成功を勝ち得ることは困難でしょう。

【起業に必要なこと】業を起こす(興す)こと
Q.起業家になるには何を勉強したらよいですか?

起業家向けの教育プログラムはたくさんあります。(起業セミナーの選び方はこちらにまとめています。)一般的には起業をしたいと考える人は、本を買ったりセミナーに参加すると思います。稼ぐためのノウハウを教えるセミナーもあれば、助成金や補助金をもらうためのセミナーもあります。

ですが私は、起業したい人に一番大切なことは、気持ちが折れないようにすること、行動を継続することだと思っていますので、それをご提供する起業18を運営しています。専門家としての具体的なノウハウは、それが必要になった時に個別に提供すれば良いと考えています。

【起業に必要なこと】折れない気持ちをつくる環境
Q.起業の仕方や具体的な方法を教えてください!

起業の仕方というものが決まっているわけではありません。やっていることがいつの間にかビジネスになっていた人もいれば、持っているものが勝手に売れていって、いつの間にか仕事になっている人もいます。ただ、敢えて順番を付けるとすると、最初に方向性を決め、次に集客を考えながら商品を作り、最後に売るという順番になります。

必要であれば、会社設立(法人化)、事務所を借りる、という手続きを同時進行で進めるイメージですが、これらはそれほど重要ではありません。何よりも大切なのは、集客戦略をきちんと立てることです。集客には親和性があり、そのポイントを外すと何をしても売れることはありません。

【起業に必要なこと】集客戦略を立てること
Q.起業したら年収は上がるのでしょうか?

それは違います。上がる可能性があるということです。そして、多くの人は下がってしまいます。食べれるようになるまで2~3年かかることもあります。起業をする際には、事業にかかるお金以外にも、生活費を最低でも1年分は確保しておくことが大切です。預金の残高が減っていく毎日は、冷静さを失わせ、判断を誤ることにつながります。

しかし、成功すれば収入は青天井です。努力は全て自分の成果となり、サラリーマンの5%しかいない年収1,000万円を超えることもできるでしょう。個人でこれだけ稼げるとなれば、高い年収を得るために起業する人がいることも理解できます。但し、よく「来年は年収1億円稼ぎたいです」のようなことを言われますが、そのためにはまずは小さな階段を上がる必要があることを知っておいてください。

【起業に必要なこと】まずは小さな階段を上がる(最初の1円)こと

ポイント 起業して成功するにはどうすれば良いですか?

起業に必要なことと成功条件

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Q.簡単に成功できる方法はありますか?

起業をしたいと考えると、成功法則が気になります。また、会社の作り方や資金調達などの実務を気にしている人が多いです。ですが、大切なのはそこではありません。まずは、何をするか? 次に、誰を相手にするか? そして、集客をどうするのか? 全てはそこが決まった後です。

何も根拠無く起業してしまうと、後でとんでもないことになります。商品だけを作って、テストマーケティングもしないで起業してしまったり、時間が足りないからと会社を辞めてしまったり、それはその人の選択ではありますが、リスクを考えると、もう少しゆっくり進めてもよいのではないかと思います。まず月に5万円稼げるようになって「行動量と質を高めたら100万円にできる状態」になってから、会社を辞めても遅くはないでしょう。今の会社では動くことが難しいと思うのなら、残業のない会社に転職しても、雇用形態を変えてもよいと思います。取引先を一つ確保する感覚で、本業を俯瞰して眺めてみましょう。

起業準備に関しては、まずは成功者の話をしっかりと聞き入れる事が必要です。これは、成功事例を学ぶというよりも失敗事例、そして、メンタルの強さやリスクを取る姿勢などを学ぶためです。ビジネスモデルももちろん参考にできますし、モデリングすることができます。人のまねをするという事よりも、そのような人と接することに大きな意味があると思います。気に入られれば、協業できることもあるかもしれません。

また、周りの起業家を見ていて、何よりも大切だと思うのは、「依存心をなくすこと」「人のせいにしないこと」「大量行動を続けること」の3つだと思います。「商品に惚れ込みすぎる」「自分の主張が強すぎて市場を見ていない」「行動量が足りない(それ故に質も上がらない)」という状態に陥っている人を見ることがありますが、中々ブレイクできないことが多いです。

【起業に必要なこと】何をするか? 誰を相手にするか? 集客をどうするのか? 全てはそこから
Q.いろいろやるべきか、ひとつに集中するべきか?

私が思うには、まずは集中した方が良いと思います。時間とお金には限りがありますので、まずは集中。ただ、ひとつの収入源は不安だという事であれば、最初に集中した事業にある程度のめどが立ってきた時点で、次の新規事業を始めると良いと思います。

事業を成長させるには、色々な事を考えながら同時に実行する必要があります。サボっても給料が支払われる世界ではありません。知識を得るだけでもダメで、それをアウトプットしてお金に変えないといけないのです。創業当初は、ベンチャースピリットで、大量行動をやりきる覚悟が必要な時も多いでしょう。そうなると、時間がとても大切なのです。

【起業に必要なこと】まずは集中
Q.起業一年目は食べれないって本当ですか?

もちろんビジネスによります。創業前から仕事がもらえる相手を確保しておいたり、会社を辞める前に集客の準備、仕事を得る準備をしてきたかが、一年目の結果を大きく左右します。

フリーランス(代行業)で独立する人は、すぐに仕事が取れる人も少なくありません。もともと勤めていた会社からの仕事が入ってくることも珍しくありません。これが「起業」になると事情が変わってくることがあります。会社を辞めてから集客の仕組みを準備するとなれば、最初のうちは売り上げがゼロの期間が続くことでしょう。2年、3年とゼロが続くことも覚悟しなければなりません。その間アルバイトをするなど、生活をするための収入を確保しなければならないこともあります。

スタートダッシュするために必要なことは、会社を辞める前に仕事を得るルートを組み立てておくことです。それ以外の事は、起業後にやれば何とかなる話が多いです。

【起業に必要なこと】会社を辞める前に仕事を得るルートを組み立てておく
Q.どこで何を学べばよいですか?

最近の創業支援はおかしな方向に進んでいます。これは私の考えなので、正解ということではありません。最近よくあるのは、行政主催の助成金や補助金のセミナーです。そして、補助金コンサルタントがやっている申請代行(中抜き)ビジネス。ここでは詳細書く事はできませんが、私自身も自分が受けたかった理想の起業支援を目指すために、独立をした次第です。(まだまだ道半ばではございますが。)

私自身が起業を考えたときに、本当に必要だった支援と、その当時にしてもらいたいと思っていた支援が全く異なりました。当時の私は、本当に必要のこと求めていたのではなく、少し違うことを考えていました。そしてそれは、今起業を目指しておられる多くの人も同じで、必要ではないことを求めていると感じることが多いのです。

もちろん、事業者は、お客様が求めることを提供しなければなりません。ただ私の場合は、お客様に起業して成功してもらいたいという思いがあります。もちろん自分もその実績をもって成功したいと思っています。ネット上なのであまり詳しく書けないのは残念ですが、そこは私の起業支援と、他の起業支援の大きく違うところだと思います。

【起業に必要なこと】今必要なことを知って欲しい(補助金などではない)
Q.何をすればよいのか体系的に教えていただけますか?

まず、何をするかの前に考え方をご説明いたします。もしあなたが、現在サラリーマンであるのならば、会社を辞めてしまう前に小さく始めてみることをおすすめします。小さく始めてみて、お金を稼ぐという体験をして、時間があればもっと稼げるということが確信できた場合に、会社を辞めてください。

そんなリスクを取らない姿勢で良いのかと思われるかもしれませんが、リスクを取っても平常心を保てる強さをお持ちの方でしたら、さっさと退職しても問題ありません。私自身は多少無理して辞めてしまったところがありますが、これから会社を辞める皆様には、私のようにせずに、もう少し余裕を持って平常心を保っていられる状態で退職された方がよいかと思います。

まずは何をしたいかを考えてください。そして、そのビジネスにおける最適な集客方法を考えます。集客方法は、誰に何を売るのかで考えていきます。この辺りは起業18フォーラムや新井塾独自のノウハウとして、会員の皆様だけにご提供していきます。そして集客方法に合った商品を開発していきます。もちろん、ニーズがなければ話になりません。InstagramやTwitterなどを使えば、誰でも簡単に起業することができるというのは間違いです。それはあなたが選んだビジネスによります。

サラリーマンである内の起業準備は、多少のリスクを取ることを考えてください。完全無料、絶対に失敗しない、という考えではいつまでたっても起業準備すら始めることができません。お給料やお小遣いの中から、自分の夢のために投資していく予算を確保することが非常に重要になってきます。ご家族とよく相談してください。

【起業に必要なこと】まずは何をしたいかを考えること

起業セミナー
 

また、固定費はなるべくかけないで下さい。ですが、必要な最低限のインフラに投資することは必要です。例えば、ホームページを作るためのサーバー費用や、電話代などもそれにあたるかもしれません。しかし、必要のないオフィスを借りたり、いきなりアルバイトを雇うなどはやめた方がよいでしょう。

そして、考えがまとまってきたらすぐに行動に移すことです。ビジネスは一分一秒を争います。お金が貯まるまで何もしなかったり、プランを練り過ぎていつまでも腰をあげなかったりしていては、あっという間に他人に先を越されてしまいます。とにかく始めてみることです。平日に時間が取れないのなら、週末を上手に使うことです。無駄な時間を使わないよう、前日までに次の日にやるべきことをまとめておき、それをこなします。家にいるとついダラダラと過ごしてしまいがちな人は、図書館やインターネットカフェを利用したり、安く借りられる個人用のフリーデスクのあるシェアオフィスを借りてみるのもよいと思います。

そして何よりも重要なこと、それは、成功するためには「ビジネスの勉強」をすることです。成功したければ、その道の勉強をしなければ絶対にうまくいきません。よく勘違いしがちなのですが、起業するということは「経営者」になるわけですから、集客やマネジメントの方法を勉強しなければいけないのです。カメラマンになるからといって、写真の勉強をしているだけではだめなのです。

【起業に必要なこと】ビジネスの基礎を勉強すること

好きなことで起業
 

ビジネス書をたくさん読んだり、セミナーを受けたりして、そのような知識を増やしてください。ただし、異業種交流会は勉強の場にはなりませんので、ご注意を。なぜならこれらの会は、仕事や人脈を欲しがっている人が多く、経営者としての知識を増やすための勉強会としては役に立ちません。本を読んだり、セミナーで知識を蓄え、その知識をしっかりと人に話したり教えてあげたりしながら、実務でアウトプットしましょう。

さらに加速したい人は、一人で起業するのではなく、仲間と共にチームで起業すると成功する時間も早くなります。(準備も同様です。)そして、自分と似たような経験や価値観を持った人ばかりではなく、全く違く背景や能力を持つチームを持つようにしてください。どのような人と組むと良いのかは、起業18のセミナーで常にお伝えしていきます。最高のパートナーを見つけてください。人材の質に妥協をしてはいけません。

最後になりますが、成功している起業家たちに共通している共通点として、どの人も「熱い情熱」を持っていることが挙げられます。あなたの情熱が消えないうちに、準備・行動を起こし続けてください!

【起業に必要なこと】情熱をもって進むこと!

記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一

起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全9冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。