温泉で起業するリスク【阿蘇の温泉がお湯が出ず休業】事例から学ぶ

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

平成28年(2016年)熊本で大きな地震がありました。

その地震で水脈に変化があったのでしょうか、熊本県阿蘇市内の旅館などで、地震後にお湯が出なくなったり、水量が減ったりして営業ができなくなった温泉がありました。また、以前に枯れたと判断されたポンプからお湯が出たり、泉源の掘り直しも検討しなければらない事態になったのです。

このような災害は、起業をする人にとっても他人事ではありません。会社員なら勤め先が危機になれば転職すれば良いのですが、経営者は会社と運命を共にすることになるのです。突然起こる変化、リスクに備えることは、起業家として必要なことなのです。
 

阿蘇
 

起業リスクはたくさんありますが、今回は、起業後のビジネスリスクと対策について、まとめておきます。

ポイント 外注依存リスク

温泉で起業するリスクとは?

リスク
 

起業すると、たくさんの作業を外注することになります。そこにはたくさんのリスクが潜在的に存在しています。たとえば・・・

  • 外注先の品質(連絡が悪く満足できないなど)
  • 外注先のサービスの停止(ある日突然、廃業してしまうなど)
  • 外注先の環境変化(値上げや取引条件の見直し・担当者の退職など)

細かく洗い出せばキリがありませんが、外注先は常に不安定なモノと考えておいてよいでしょう。一社に依存するのではなく、常に次のもう一社を検討しておくことで、このリスクは回避することができます。
 

ポイント 法改正リスク

温泉で起業するリスクとは?

リスク
 

法律は、私たちの知らないところで、どんどん作られ、改正されていきます。ワイドショーの芸能ニュースに夢中になっているうちに、大事なことがどんどん決まっていくのです。たとえば・・・

  • 規制緩和・強化(チケット転売規制など)
  • 税制改正(増税やインボイス方式の導入など)
  • その他の法改正(労働者や環境に関するものなど)

事前に情報を持っていないと、下手をすれば商売ができなくなる、コストが大幅にアップする可能性があるのが法改正リスクです。常に最新情報を得ておくためにも、ネットワークを持っておくことは重要です。
 

ポイント 自然環境依存リスク

温泉で起業するリスクとは?

リスク
 

人間は自然環境には勝てません。自然災害に見舞われるリスクは、誰もが持っています。経営者は、災害から自分や家族、従業員の命を守るのと同時に、会社の命も守らなくてはなりません。たとえば・・・

  • 自然災害(地震・台風など)
  • 天候不順(気温上昇・冷夏など)
  • 環境変化(公害発生など)

災害までいかずとも、イベントビジネスなどの場合には、雨が降っただけで業績が下がることもあります。あらゆる事態を想定して、保険に入るなどの対策を打っておきましょう。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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