アラフォー女性が起業するなら知っておきたい4つの壁と対処方法

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

アラフォーの女性は、経済的にも身体的にも活力がみなぎっています。起業するには適したタイミングでしょう。しかしアラフォー女性だからこそぶつかる4つの壁があります。
 

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今回は、アラフォー女性が起業するなら知っておきたい4つの壁と、それぞれの対処方法についてお話しします。
 

ポイント アラフォー女性が起業するなら知っておきたい4つの壁

アラフォー女性が起業するなら

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アラフォー女性に人気の起業「子育て関連」「手作り関連」はライバルが多い

アラフォーとは、37~43歳ごろを意味する言葉です。アラフォーの女性は、子育てが落ち着き、これからの自分の生き方を見直すことが多くなります。とは言っても、就職氷河期を経験しているアラフォー世代は、転職活動や就職活動の厳しさを人一倍知っています。全く新しい会社に今から入るよりも、今までの経験ややりたいことで起業したいと考える人も多いでしょう。

起業を考えたら「何で起業するか」を決めなくてはなりません。業種や事業内容は、起業の成功を左右する大きなポイントです。事業内容によって起業の先行きが決まると言っても過言ではないでしょう。

アラフォー女性は「子育て」「手作り」で起業したいと考える人がとてもたくさんいます。たしかに子育て経験は豊富であり、記憶にも新しいでしょう。さらに子育て中は様々なものを作ります。園バッグや子どものおもちゃなど、子育てをきっかけにしてハンドメイドの楽しさに気がつく人も多いのです。しかし一人が「これは良い」と思うものは、同じように「これは良い」と思う人がたくさんいるということです。
 

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起業は、ライバルが多ければ多いほど勝ち抜くことが難しくなります。対処方法は、差別化です。他とは違う魅力を発信することが勝ち抜くコツです。たとえば「子育て関連」ならば、ただ単にベビーシッターで起業するのではなく、英語や中国語対応可能なベビーシッターも集めて(自分でなくても良い)起業します。最近は、公立学校でも海外からの転入性が増えています。日本語が堪能ではない親が母国語を話せるベビーシッターをみつけたら、多少値段が高くても「この人にお願いしたい」と思うのではないでしょうか。

「手作り関連」もライバルが多いです。バッグやおもちゃの販売は需要がありそうですが、すでにフリマサイトではたくさんの商品が安価で販売されています。最近は、インターネットによって誰でも簡単に起業することができます。それだけライバルが多いということです。アラフォー女性が起業する時には「やりたいこと」だけで起業するのではなく、ライバル調査や市場調査を十分に行って「差別化」することが大切です。これはそんなに難しいことではありません。
 

アラフォー以降は人生の想定外が続出

アラフォーが過ぎ、アラフィフ世代になると人生の想定外が続出します。自分の親は80代になり介護が必要になるかもしれません。それと同時に自身が更年期に突入し、体調不良になるかもしれません。介護や体調不良は、仕事にも影響が出ます。特にアラフォーで起業した人は、事業が波に乗りかけたタイミングで介護や更年期がやってくるかもしれません。介護や体調不良は起業の大きな壁です。

対処方法は、対処が必要でないうちから「親の介護が必要になったとき」や「体調不良になったとき」を想定しておくことです。たとえば、親の介護が必要になることは簡単に想像することができます。起業してから介護開始までに時間があるならば、自宅でも仕事ができるように環境を整えたり、家族に協力をお願いしたりすることができるでしょう。行政の介護サービスについて調べておくことも立派な対処方法です。

自分の体調不良は、更年期だけとは限りません。自分の体調次第で事業が傾くことがないようにしておくことは、起業におけるリスク管理のひとつです。起業は「一人ですべてをしなくてはいけないこと」ではありません。起業と同時に信頼できるビジネスパートナーをみつけておくことも、アラフォー女性の起業を成功させる大切なポイントです。
 

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アラフォー女性の人脈は少なくもないが多くもない

起業を成功させるためには、ビジネスにつながる人脈があった方が有利です。どんなに素晴らしい事業でも、多くの人たちに事業内容を知ってもらい、興味を持ってもらわなければ結果に結びつきません。さらに信頼できる人脈は、困った時の心強い味方になります。人脈は、絶対必要という訳ではありませんが、多ければ多いほど、効率的に事業を展開させることができるでしょう。

アラフォー女性は、会社内でもそれなりの立場があり、社内外で人脈を築いています。会社内の立場とは、肩書という意味ではありません。会社や同僚にとって「必要な人」になっているということです。「必要な人」は、会社を辞めたあとでも、その人とつながっていたいと思わせることができます。つながっている人はすべて人脈になります。しかし、アラフォー女性の人脈は、少なくもないのですが多くもありません。定年退職をした役員クラスならば、多方面に人脈がありますが、アラフォーはそれと比べれば小さな人脈です。

対処方法は、今持っている人脈を大切にすることです。気に入らない人と無理に付き合う必要は全くありませんが、人脈は切ることは簡単でも、つながることは労力が必要です。自分を理解してくれる人は大切にしましょう。人脈は、無理に作るものではありませんが、質の良い人脈はあって困るものではありません。
 

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アラフォー女性は若いがゆえに知識と経験が不足

アラフォー女性は、年齢的には中年とよばれるのかもしれません。しかし起業年齢でみれば、まだまだ若い世代です。知識も経験も多くの経営者と比べれば不足しています。起業は、机の上で得られる知識だけでなく、現場で学ぶ知識と経験が必要です。実務経験だけでなく、経営に関する知識やノウハウが必要になります。失敗の中から学んでいけば良いのですが、起業は1回の失敗が大きな失敗につながることもあります。できれば失敗する前に知識と経験を積み重ねたほうが良いでしょう。

対処方法は、大失敗する前に小さく失敗しておき、より多くの知識と経験を得ることです。起業に必要な知識と経験は、会社員のうちに経験しておくことが一番良い方法ではないでしょうか。起業セミナーや講習会では、起業のプロがポイントをおさえて講義をします。セミナーでは、面談や相談できる時間もあるので、起業に関する不安や疑問があればセミナーで解決すると良いでしょう。起業のプロは、失敗も経験しています。失敗談を聞くことは、成功談を聞くよりも得るものが多いのかもしれません。

また、セミナーには同じ立場の人や同業者もやってきます。起業に大切な人脈を広げるチャンスがセミナーや講習会にはあふれています。アラフォーは、若い世代ですがゆっくりと学んでいる余裕はありません。ポイントをおさえて効率よく学べるセミナーには積極的に参加すると良いでしょう。
 

ポイント おわりに

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アラフォー女性に限らず、起業すれば必ず壁にぶつかる日はやってきます。
 

● 質問40代の女性です。コロナで会社の業績が悪くなったため、転職を考えていました。面接も何度か受けましたが、生活のために働きたいという気持ちばかりで、志望動機なども全く答えることができませんでした。そもそも、自分に何ができるのか、スキルもなく、お金もなく、仕事じゃないことでもできる事が何もない自分を考えると、とても悲しい気持ちになってきます。転職は難しいそうなので、いっそ起業してみたいと思っているのですが、自分に何ができるのか、ここでも結局そこで何もわからず、気持ちばかりが焦っています。今の会...

 

アラフォーは、まだまだ壁を乗り越えるパワーがある年代です。壁には必ず対処方法があります。ひとりで乗り越えなくてはならないと思い込まず、今までの人脈や家族の協力を得ながら「楽しい起業」をしてみてはいかがでしょうか?


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全9冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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