主婦起業の失敗例ご紹介。実はよくあるリスクと間違いを解説

子育てもひと段落したし、自分のやりたいことで起業してみたい、と考える主婦はたくさんいます。いわゆる主婦起業。女性キラキラ起業コンサルの格好のターゲットです。
 

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もてはやされる主婦起業ですが、リスクもいっぱいです。つい最近のことですが「高額を取られたので民事訴訟中」などというご相談があったばかりです。

今回は、数ある主婦起業の失敗例をもとに、その理由やリスクについて考えてみたいと思います。
 

ポイント 過去に見た主婦起業の失敗例をご紹介

主婦起業の失敗例

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主婦起業は趣味を仕事にするケースがあり、自宅教室やサロンが目立ちますが、失敗例も多く見られます。
 

趣味起業で教室を作って失敗した例

よくあるのがハンドメイド教室。こだわり過ぎてしまうと、どんどん設備投資が膨らんでいきます。回収できるかどうかも考える必要がありますね。たとえば、主婦の間でブームになったポーセラーツに使用する電気釜は、30万円以上することもあるそうです。エステサロンを始める方も多いですが、内装などにこだわり始めたらきりがありません。

「好きなので儲からなくても楽しいからいい!」なら大丈夫ですが、利益を考えるのでしたら、イニシャルコストはともかくランニングコストは厳しく計算しておきましょう。
 

夫や子供に甘えて失敗した例

起業には「家族の協力」が欠かせません。悩んだ時に精神的に支えてくれる存在が不可欠です。しかし「甘え」が出てしまうと、ズルズルと言い訳を続けてしまい「まぁまぁ、俺が働いてるからそんな無理しなくても」なんて言葉に甘えているうちに、フェードアウトしてしまいます。

厳しいことを言いますが、起業するなら、主婦であろうと誰であろうと、頑張らなければいけないことに変わりはありません。簡単にあきらめず、困難や壁があっても粘り強くふんばらなければ、成功できないのです。
 

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ママ友と起業して失敗した例

ママ友同士で起業して、失敗した例をたくさん見てきました。殆どが喧嘩に近い人間関係のこじれからです。起業を成功させる仲間とは、ビジネス上で付き合える仲間であり、お互いの足りない部分を補える仲間です。失敗するパターンでは、似たような属性のお友達からパートナーを探している例が多いですね。

同じような能力、スキルを持った同士で組んでも、ビジネスで組むメリットはありません。ご近所に住むママ友ともなれば、できれば壊したくない人間関係でしょう。そのため、遠慮もでてしまいます。起業は一人でするようにしましょう。
 

事業拡大して失敗した例

急激に事業を拡大する人もいます。サロンを2つ、3つとスケールしていくパターンが多いです。しかし、急激な事業拡大は失敗例に多くみられる共通点です。いきなりステーキではありませんが、急拡大したためにサービス品質が追い付かなくなり、悪い評判が経ってしまうこともあります。

主婦をしながら起業するだけでも大変なことです。急拡大するとキャパシティを超えてしまいます。無理をすると必ずどこかにマイナスの影響が出るものです。
 

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準備にこだわり過ぎて失敗した例

主婦起業で多い失敗例に「準備にこだわり過ぎ」ということがあります。過剰な設備投資にも似ていますが、資格をたくさん取ろうとしたり、ロゴマークやユニフォームなどの「形」にお金をかけ過ぎてしまうパターンです。自分の店を持てる嬉しさで、パッケージなどにこだわり過ぎて、経費がかさんでしまいます。

今必要なこだわりなのか、それがないと売り上げが伸びないのか、意味のないこだわりに気を付けましょう。
 

ポイント おわりに

主婦起業の失敗例

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主婦は、日常生活や子育てに密接に関わっているため、新しい事業や消費者のニーズに気付きやすい立場です。ちょっとしたひらめきや発明が起業につながることもあります。ただ、経験不足の場合には失敗も多くなるので、失敗例の共通点を知り、そうならないように注意して進めてください!