お墓参りや管理をビジネスにして起業したい場合の注意点は?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

私は子供の頃、父が転勤の多い仕事をしており、引っ越しばかりしている家庭でした。いつも慣れたころに転校せねばならず、友だちが中々できずに寂しい思いをして育ちしました。

そんな子供たちのために何かできないかと考えたのですが、自分が遊んであげるわけにもいかず、対象は全国になってしまうので、今のところは難しいという結論に至りました。

そこで、親の立場の方に目を向けて考えてみました。私の両親はいつも、実家のある名古屋にお墓参りに行きたいと言っていたことを思い出しました。

そこで、お墓の掃除と管理を代行する仕事を始めようと思います。このビジネスで起業する場合の注意点、将来性などを教えてください。
 

起業前質問集
 

● 回答

注意点としては、ポイントは掃除や管理をする人をどうするのかですね。

質問者様ご自身が全国のお墓を掃除して歩くわけにはいきません。

子育てが終わった専業主婦層やシニア層をどのように確保するのか、その計画が必要になるでしょう。シルバー人材センターなどにも声をかけて、可能性を探ってみましょう。

将来性ですが、若い人が減る、高齢者が増えるという時代の流れから、需要はあると思います。そもそもお墓を持つ人が減ること、マンション型のお墓などがあることも相殺しても、すぐになくなる文化ではありませんし、当面は大丈夫でしょう。
 

お墓参り
 

ですが、環境は常に変化するものですし競合も多いですから、経営者になったら常に他社の研究を怠らず、柔軟に考え続けることを忘れずにいてください。

その他の注意点としては、人材確保に伴う対応可能サービスエリアの拡大、コース別価格、定期契約、見積り方法、納品(結果報告)方法など、取り決めることがたくさんありますので、他社のサービスを実際に利用して取り入れていきましょう。

このサービスを受注するためには、特に信用を獲得しておかないといけません。目に見えない場所にある大切なお墓を託すわけですから、如何に安心してもらうかにかかっていますね。

これでもかというくらい説明し、実例を動画や写真を載せてみて、お墓に実際にいく人も併せて顔を見せていくことが必要でしょう。SNSやブログなどと組み合わせ、しっかりと情報発信を行ってください。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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