記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
副業をしていて解雇された場合、解雇は解雇なので転職に不利なのは知っています。リストラの場合はどうなのでしょうか?
起業するので、数年間で辞めるつもりですので、正社員で働くつもりはありません。契約社員などでもなく、残業がない派遣やパート社員で良いと考えています。
働き方改革で残業上限ができるとは言え、現場では自宅やシェアオフィスに出て仕事をする人が増えるだけのような気もしていて、時間がもったいないです。正社員でいることに恐怖を感じます。
● 回答
解雇とリストラの違いは、微妙ですね。敢えて言うならば、リストラは会社の経営上の都合で、解雇は従業員に何らかの問題があったという印象が強いということでしょうか。リストラの現場では、自己都合退職で処理されることも多いでしょうね。
いわゆる「クビになった」と言われないようにするには、解雇よりはリストラという方が、実に微妙な差ですが、マシもしれません。「能力がないから真っ先に切られたのね」と思われてしまう可能性も高いので、できるのなら「自主的に、円満に、何らかの別の事情で辞めた」ようにしておく方が良いとは思います。
実際は副業が理由で解雇、或いはリストラ対象になったということは、能力が高いから、社内の上司にとって脅威の存在だから、などの理由があると思いますが、履歴書だけ見る次の雇用主は「副業で何か不正をしたのでは?」などと疑ってしまうこともあるでしょう。
派遣であれ何であれ「なぜ辞めたの?」という情報は、次の雇用主にとっては重要ですから仕方ありませんね。
確かに「正社員は残業当たり前」という風潮の残る会社も多くあります。
働き方改革では、月45時間、年360時間を原則として、特別な場合でも、単月100時間未満、年間では720時間、2~6カ月平均では80時間、という上限があります。(データ:厚⽣労働省・都道府県労働局・労働基準監督署「時間外労働の上限規制|わかりやすい解説」)
とは言え、これでも残業なしとは大違い。どうせ会社を変えるのなら、残業のない会社に転職しましょう。質問者様のおっしゃいます通り、時間がもったいないですしね。
今は会社にしがみついて残業代をもらうなんて考え方は必要ないと思います。解雇になるほど大暴れするのも困りますが、起業準備をするために派遣社員になって時間を確保し、どんどん進めることは賛成です。
会社にしがみついて身分を守ってもらおうなんていう考え方では、この先、生きていけないと思います。言われたことだけをやる社員など、そのうち淘汰されるか、薄給のまま肩身の狭い思いをしていくだけです。
とにかく、成功した者が勝ち。稼いだものが勝ち。つまり、人を助ける仕組みを作ったものが勝ち。人を幸せに、笑顔にできる人の勝ちです。
どんどんやってきましょう!
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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