記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
私は、IT系の会社で技術者として働いています。人付き合いが苦手で、今の仕事は向いていると思っています。
起業すると人付き合いが必要と思うのですが、私のような者でも起業できるものでしょうか? 飲み会などは苦手で、ほとんど参加しません。
元々そのような付き合いをしないのに、起業を志してからはさらに家にこもり、ビジネスについて考えてばかりいます。友達もほとんどいませんが、わずかなお誘いの機会も起業の役に立たないと思われるので断るようになりました。
私はこれで大丈夫なのでしょうか?
● 回答
起業家と言っても、決して、いわゆる明るい人ばかりではなく、内向的な人も多いです。マーケティング、セールス系のオラオラ感、キラキラ感のある人もいますが、ITや芸術、職人系の成功者もたくさんいらっしゃいますから。
私自身も内向的で、大勢の飲み会は苦手です。自分が主催する以外の飲み会は、まず行きませんし、行っても隅っこで黙っています(^_^;)
家に籠るのは、悪くないと思います。商品を持ったり、もっと学ぶ必要が出てきたときには、よい仲間は持った方がいいですね。
起業を目指すと、これまでの友達との飲み会などは、どんどん減っていきます。逆に言えば、そうでなければ成長しません。
ですが、役に立つ、役に立たないで相手を選ぶのも、何となく人としては寂しいですね。あなたを必要としている人とは、お付き合いをしてあげてもらいたいです。
しかしながら、成功、成長を目指すのでしたら、明らかに無駄な、ネガティブな人付き合いは減らした方が良いですね。無駄だから避けるというと角が立ちますから、他にやりたいことがある、という姿勢でいればいいと思います。
それでもビジネスは人
明らかに言えることは、サラリーマン時代よりも独立した後の方が、人付き合いの重要性が増します。経営者同士のつながりは、様々な化学変化を生み出します。
売り手と買い手も人間である以上、取引相手を探すときは知っている人を優先するでしょうし、どこからチャンスが生まれるかはわかりません。顧客からも取引先からも好かれる人は、ビジネスでもたくさんのチャンスを生み出すと思われます。
まとめ:少しずつでも挑戦してみましょう!
人生はどんな人にとっても24時間の繰り返しであり、限りがあり、無駄に使う暇はありません。忙しいという言葉は「これよりあっちを優先する」という意味です。あなたにとって大切な人を見極め、時間を割いてお付き合いをするようにしましょう。
そして、人付き合いはできる範囲で構いませんから、飲み会が苦手なら手紙やお礼状を出すだけでもいいですから、少しずつでも挑戦してみましょう。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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