サラリーマンは副業からの起業がオススメ! その3つの理由を解説

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

副業・兼業に関心を示すサラリーマンがどんどん増えています。
 

20代
 

中には「副業の先に独立」を見据えている人も少なからずいるでしょう。私も、サラリーマンとして働いている方には、まずは副業から始めて、事業がある程度大きくなって安定したら、独立することをおすすめしています!

今回は、そんな理由について詳しく解説いたします。
 

ポイント 金銭的なメリットが大きい

サラリーマンは副業からの起業がオススメ

30代
 

起業するならば出来る限り少ないリスクで始め、成功につなげたいものです。副業からの起業で最も大きな利点が、金銭的なリスクを最小限に減らせることです。
 

生活資金の心配をする必要がない

起業するにあたって、何よりも先に考えなければならないのが「生活資金」です。映画やドラマの中で、は背水の陣で起業し成功を収めるストーリが人気かもしれませんが現実は簡単ではありません。家族を経済的に養う必要もありますし、子どもがいれば、将来のために安定した生活を確立させてあげなければいけません。

生活が困窮してしまえば、いくら夢と情熱があっても、ビジネスを続けることが難しくなってしまいます。サラリーマンで毎月安定した給料が入ってくるのであれば、すぐに結果が出ない場合でも、ビジネスに集中することができます。

【参考】独立する場合、資金はいくら必要なのか?

基本的には独立開業時に必要となる資金は、開業のためのお金と毎月の生活費6か月分が必要と言われています。開業に関する費用が50万円で毎月の生活費が30万円の場合は約50+30×6ヶ月=230万円が必要というわけです。

※私は1年分を推奨しています。

このお金をサラリーマンの給料から蓄えていくのは難しいですし、時間もかかります。その点、副業をするなら生活費の準備が必要なく、独立を目指す上でも、コツコツと貯蓄する期間を作ることができます。
 

自己資金で資金を賄える

ある程度まとまったお金が必要・・・という場合には、サラリーマンであれば、ボーナスを当てにすることができます。スモールスタートであれば、自己資金で十分なのです。

借金をしてしまうと、少額であったとしても、大きな精神的負担になります。思うようにいかなくても、返済があるためビジネスをすぐにイグジットする決断ができず、負のスパイラルに陥る可能性もあります。

それを払拭する方法が「副業で始めて上手くいってから起業」というスタイルなのです。リスクはできるだけ減らして無理なく起業する。これが起業の鉄則とも言えます。
 

ポイント ビジネス感覚や人脈を広げられる

サラリーマンは副業からの起業がオススメ

40代女性 
 

起業をすると、自分が経営者。ビジネスを始めると、良くも悪くも結果は自分に降りかかってきます。独立を考えているなら特に、事前に経営者としてのビジネス感覚をしっかりと身に付け、人脈を広げておくことが大切になります。
 

ビジネス感覚は経験を通して身につく

サラリーマンの場合は、決まった日に給料が振り込まれます。ほとんどの場合、ミスをしても大きく給料が下がることはありません。しかし起業すると、会社のネームバリューに守られていないので「自分の信用」のみが仕事を継続して受注できる土台になります。ミスは命取りになり、収入がゼロになってしまうというリスクもあります。

誰かに頼らず、自分で何とかしていくという姿勢。このような感覚は、実際に経験していかなければ身につかないことです。いきなり独立して苦労するよりも、サラリーマンでいながら少しずつ勉強しておくと良いでしょう。
 

開業後に後押ししてくれる人脈を作っておく

ビジネスを成功させるにあたって、重要な要素の一つが「人脈」です。ビジネスを成功させている人には「人脈を活用している」という特徴もあります。

人脈は短時間で形成されるものではありません。サラリーマン時代には様々な人と出会う機会も多いですから、サラリーマンのうちに自分のビジネス分野のみならず、多種多様なジャンルの人と知り合っておくと良いでしょう。副業でビジネスを始めておくことで、人脈の土台を据えることができます。

人脈を広げていると、起業後に意外なところから仕事が入ってきたり、知り合いから紹介してもらうことで、ビジネスチャンスが広がるかもしれません。とは言え、無意味にビジネス交流会などに顔を出しても、怪しいビジネスの勧誘を受けるだけですので要注意です!
 

ポイント スキルを身につける時間が取れる

サラリーマンは副業からの起業がオススメ

自宅で仕事
 

独立をして事業の規模も大きくなると、なかなか自分のスキルアップに回す時間が取れない、という声も多いです。小さい規模で回している間は、長期的に役立つスキルを身につけるのに絶好の時期でもあります。

以下のようなスキルを習得しておくと良いでしょう。
 

自分を売り込む営業スキル

サラリーマン時代には、会社のネームバリューがあれば「〇〇会社の〇〇です」というだけで、ある程度の信用と信頼が得られます。

しかし、起業した場合はそうはいきません。その状況の中で「どのようにして自分を売り込んでいくのか?」「どうすれば仕事をもらうことができるのか?」を事前に学習することは重要です。

必要であればセミナーなどに行って研修を受けておくことも役立つでしょう。これらの知識はすぐに成果が表れなくても、いざという時に力を発揮してくれるはずです。
 

ITスキル

今はコンピューター社会です。「パソコンがなければ何も出来ない」といってもいいでしょう。

サラリーマンの場合は、仕事でパソコンを使っていると思いますが、プライベートでSNSなどをやっていない人は、ネット関連の知識に乏しい場合があります。また、スマホしか使っておらず、パソコン操作ができないという人もいます。事業内容にもよりますが、書類作成や動画編集など、パソコンスキルは起業後に必要となってくることが多いです。

他社に依頼する事もできますが、自分で対応できればコストを最小限に抑えることができます。副業をしながらこの辺りの知識を得ておくと、長期的に役立つスキルを身に着けることができますよ。
 

ポイント ライバルに差をつけよう!

サラリーマンは副業からの起業がオススメ

就業規則
 

起業後、10年間継続して事業を行っている企業は、全体の30パーセント以下と言われています。この結果だけ見ると「継続することは難しい、やっぱり起業はリスクが高いのでは・・・」と思われるかもしれません。(参考:「起業で失敗する割合は10年後で30%!失敗事例やその対処法を解説」

ですが、独立前のしっかりとした準備、継続的な情報収集で大きくリスクを下げることは可能です。サラリーマン時代から副業でビジネスを立ち上げ、様々な情報、ノウハウ、スキルを事前に身につけることで、ライバルたちに差をつけることができますよ!

是非、今サラリーマンで起業を考えている方は、副業で小さくスタートしてみませんか?


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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