独立するには学歴や性格は関係ない! 知っておくべき4つの心構え

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

「独立する」というと何となくハードルが高く「学歴や経歴、また人格などが優れていないといけないのでは?」と感じる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、実はそんなことはありません。独立するために最も大切なことは「心構え」です。
 

30代
 

こちらでご紹介する「独立に必要な4つの心構え」を押さえておけば、どんな方でも起業することができます!
 

ポイント 独立に必要な4つの心構え

独立に学歴や性格は関係ない!


 

心構え1.どんな事でも責任を持つ

あなたが「独立したい」と思ったその真意は何でしょうか?「もっとチームの考えに縛られず、自分で考えてそれを実行して結果を出したい」「会社の就業規則に縛られず自分の時間で働きたい」など、主体的に行動して働きたいと思うからこそ、独立をしたいと考えたのではないのでしょうか?

確かに、自分で全て自由に決めて結果を出せば、充実感を得ることができるでしょう。ですが、自由であるという事は、大きな責任も伴うということです。

会社で働いている時は、自分が失敗して損害が出たとしても、大概のケースでは、会社が責任を持つため給与がゼロになることはありません。独立した場合、損害が出れば自分が負担をし、それが原因で顧客が離れ、収入がゼロになることもあります。

このように、自由は責任の上に成り立っています。責任感は自分次第ですぐに持つことができます。独立を考えるのであれば、責任感を強く持って、今の仕事に取り組みましょう!
 

心構え2.努力を続けるマインドを持つ

高みを目指して努力し続けるには、明確な目標を持つことが大切です。「理想の自分」という目標があるからこそ、苦しい努力にも耐えることができます。

起業18の会員さんに、英語スキルを活かして独立し、英語講師として生計を立てることを目標にしている人がいました。彼は、高校時代の英語の偏差値は35で、自慢できるような学歴もなく、正直勉強には苦手意識がありました。

英語のスキルを活かして生活をするには程遠く、彼にとっては夢物語でした。それでも彼は頑張り続けています。これからの国際化社会を考えると、英語スキルを活かせる環境が大幅に増えることは確実です。彼は今でも英語の勉強に励み、英語偏差値35から、今ではTOEIC800点を達成しています。

目指すべき方向をしっかりと定めているからこそ、できない自分を克服し自信をつけることができたのです。独立を成功させるためには、明確な目標を持ち、常に自分を進化させ続けなければなりません。
 

自宅で仕事
 

心構え3.上手くいくまで挑戦し続ける

独立をすると、日々決まった仕事をしていれば収入を得られるというわけではありません。成功するためには、日々、市場の変化に対応し、行動し続けなければなりません。

新しいことをすれば、失敗は付き物です。しかし、その失敗を乗り越えてこそ道は開けるものです。

私自身、何度も失敗をしましたが、諦めず挑戦し続けています。本を書けば「著者がビジネスをできていない」なんて批判されます(笑)まだまだ修行中の身であることは確かです。
 

● 質問新井さんに「起業するなら過去にどんな学校を出たとか、どんな仕事をしていたかじゃなくて、これから誰のために何をするのかだけが問われるんだ」と言われ、勇気を持ちました。ですが、学歴のある人はこれまで頑張ってきた人も多いわけで、やっぱり自分には起業はムリなんじゃないかと思ってしまいます。本当に学歴は起業には関係ないのでしょうか?  ● 回答中小企業に就職して、あなたが周囲よりも学歴が高い場合、一般的にはどういった視線で見られるでしょうか?私が就職をした20年以上前であれば、学歴がそれなりに高けれ...

 

会社員時代は海外営業職。ルートセールスが中心でしたが、新規開拓もやりました。人見知りの性格なので、とてもストレスを感じていました。アポをとるのも苦手で積極に行動できず、訪問しても全く相手にしてもらえない日々が続いていたことを覚えています。

それでも今は、毎日、新しいお客様と出会っています。そして、とても幸せを感じています。それは、法人のいばっているサラリーマン担当者(顧客)と付き合うことを止め、個人や小さな会社の社長さんと付き合うことに特化したからです。

私がしていることは、自分が一番力を発揮できるお客様と環境を自ら用意し、そこから外れないようにしているだけです。過去の嫌な体験から得た、貴重なノウハウだと思います。嫌なことに挑戦し続けるだけが努力ではありません。自分が勝てるフィールドを探し続けることも、また努力です。
 

心構え4.ビジネスを好きになる

「好きこそものの上手なれ」ということわざがあるように、ビジネス自体を好きになれると強いです。好きという感情は無限の力を引き出してくれますし、好きだからこそ「続けたい」という気持ちが生まれます。

好きなことは、そのままビジネスにできないことが多いですが、やり方はきっと見つかります。

英語が得意な人であれば翻訳・通訳をしてもいいですし、翻訳できる人をマッチングしてもいいでしょうし、外国人飲み会を主催したっていいのです。好きなことをビジネスできれば、身の周りにある情報から新たなアイデアがどんどん生まれてきます。
 

ポイント 「決意と覚悟」を持って進もう

独立に学歴や性格は関係ない!

40代 
 

上記の通り、成功するために一番重要なのはマインドであり、この4つの心構えは全て「決意と覚悟」という言葉に集約されると思います。

学歴や性格などは関係ありません。「絶対に成功させる」という強い決意と覚悟があるからこそ、様々なアイディアを試行錯誤して、自分を高めていくことができます。

このようなことは学校で教えてくれません。「高学歴=決意と覚悟を持ち合わせている」とはなりません。今からでも、自分次第で十分に身に付けることができるものです。
 

● 質問脱サラして起業をしたいのですが、学歴は必要でしょうか? 会社に勤めていると「大学はどこ?」と訊かれることが多いです。起業しても同じなのでしょうか?  ● 回答東大や一橋など有名な難関大学を卒業している人たちは、官僚になったり、一部上場企業であったり、外資系金融に携わっているということが多いですね。そういう学校出身の方が独立すると「初めて会社の看板でご飯が食べれていたことがわかった」と、改めて思うことが多いそうです。こんなデータがあります。 最終学歴は「大学・大学院」の割合が39.1%と最も高く...

 

独立をすれば不安に襲われ、多くの困難に立ち向かい、全て自分で解決をしなければならなくなります。不安に押し潰されそうになる時もあるでしょう。

そのような時は初心を思い出しましょう。ただ楽しくて、お客様の笑顔が嬉しくて、お金をいただけた時の喜び。それを忘れなければ、会社員のままの起業なんてリスクは殆どありません。きっと乗り越えられるはずです。

明るい未来を信じ、一歩ずつ、自分の足で着実に進んで行きましょう!


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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