今どきの起業の始め方・スタートの仕方はこんな感じ!?【2021年版】

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

「起業したい!」今は会社員だけど、何年か後には起業したい。「自由になりたい!」「もう雇われは嫌だ!」でも・・・
 

好きなことで起業

  • 何から始めたらいいの?
  • 何を学んで、手続きはどうすればいいの?
  • 資本金とか、会計とか全然わからないけど・・・

そんな風に思い出すと、もうモヤモヤが止まりませんね。起業と聞くと、大きく考えてしまうことがあります。飲食店開業とか、事務所を借りて社員を雇うとか、倉庫、在庫とか、多額の費用と準備が必要な大事(おおごと)と考えてしまうのです。

でも実際は、全く違います。今は小さく初めて大きく育てる時代です。インターネットをうまく活用すれば、どうにだってできるのです。

借金をして人を雇って、会社を辞めて、そんなやり方はもう古いのです。身軽に自由な時間を確保しながら、最高の人生をつかみ取るために起業する! そんなことが実現できる時代なのです。

このコラムでは、週末起業のようなお小遣い稼ぎやアルバイト系副業ともちょっと違う、本当の自由を得るための「起業準備」、しかし、会社員のまま始められる方法を解説します。
 

ポイント リスクを負って大きなことをする必要はない!

今どきの起業の始め方・スタートの仕方はこんな感じ!?

勉強会の様子
 

自分の好きなことで、好きな人と、好きなサイズ感でビジネスを立ち上げる。それが今のやり方です。一人が好きなら一人で、案件ごとに誰かと組んでもいい。嫌なら別れればいい。満員電車にも乗らない。自宅で働きパソコンをうまく使えば、時間は自分の管理下に置くことができるのです。あ、でもそれって当たり前ですよね。自分の人生なのですから・・・。

起業準備に必要なものは、何と言っても商品です。まずは商品(製品・サービス)を持つ(あるいは作る)ことです。誰がその商品を求めているのかを明確に定義し、その人の期待を超える商品が生み出せれば、もうあれこれ「やらない理由」を言っている暇はありません。商品がどんどん売れてしまうので、やるしかなくなるのです。
 

ポイント 商品は、以下の3つに当てはめて考える

今どきの起業の始め方はこんな感じ!

週末起業

  • 需要があること
  • 好きなこと
  • 初期投資が小さいこと

好きなことに関しては、大好きである必要はありません。「まぁ好きかな」で大丈夫です。あまり「大好き」にこだわらないようにしましょう。大事なことは、最初の一歩を踏み出せるか、続けられるかどうかです。

よく「専門家になれ」と言っている起業塾もありますが、それは間違いです。私もかつて、わかりやすいと思ってそのような言葉を使っていた時期がありましたが、それは正確ではありませんでした。専門家になっても起業できませんし儲かりません。必要なことは「経営者」になることです。経営者になるとはどういうことか? それは、この先、少しずつ説明していきます。
 

ポイント 需要があることって? どうやって知るの?

今どきの起業の始め方はこんな感じ!

勉強会の様子
 

当たり前のことですが「買う人がいるかどうか」はビジネスにおいて大切なことです。いないのならただの自己満足です。例えば、よく「旅行が好き」という人が起業しようとして「旅行の相談に乗る」「日程や旅程を考えてあげる」というビジネスを考えます。ですが・・・
 

あなた自身がそのサービスを買いますか?
 

冷静に考えてみましょう。ビジネスは「あなた以外の他人もほしがっているもの」にしなければなりません。あなた(今のあなたか、過去のあなた)が欲しいもの・サービスであることが大前提です。誰かが不満を感じていたり、助けを必要としている物事でなければ、売る事は困難です。好きなことの専門家という目線だけでは、ビジネスは成り立たないのです。

ある程度のアイデアが出てきたら、ネットで検索し、ライバルが存在しているかどうかのチェックを行います。ライバルがいれば、市場があるという意味になります。ライバルがいなければ、個人レベルでその事業に参入するのは危険かもしれません。
 

ポイント どうやって稼ぐの?

今どきの起業の始め方はこんな感じ!

新井一セミナー
 

次に、そのビジネスのキャッシュポイントを決めていきます。商品を作った後「その商品をどうやって売るの?」ということです。お店に並べるのか、インターネット上でショッピングカートに入れてもらうのか、ダウンロードなのか、セミナーで現金で売るのか、どのように販売するのかを決めます。

それが決まれば、後はその販売のシステムに見合った集客をするだけです。セミナーで販売するのなら、セミナーの準備をし、告知をして人を集めます。お釣りを用意したり、領収書を用意したり、セールストークを用意して、その場で販売をするというわけです。ショッピングカートを使うなら、ヤフオクやAmazonに出品したり、あるいは自分でECサイトを準備し、そこにアクセスを誘導することになります。
 

ポイント ここまでくれば直ぐに起業はスタートできます!

今どきの起業の始め方はこんな感じ!

新井一セミナー
 

次は売れた後の処理が待っています。サービスを提供したり、商品を発送したり、会計手続きをしたり、在庫管理をしたり、業種によりますが様々な仕事が待っているわけです。あとは会社にお勤めの方なら、感覚的にお分かりいただけると思いますが、日々の仕事をこなしていくだけです。営業に行ったり、社内で事務処理をしたり、次の商品を開発したり、ということです。

実際は、起業したいと考える人のほとんどが、ここまでたどりつくことができません。なぜたどりつけないのかというと、このやり方を知らないというだけでなく、そもそも諦めが早すぎて、続けることができないからです。もう少し勉強してから、まだ自信が無い、時間がない、その様な理由は次々と口から出てくるのですが、行動は少しも始まらないということが多いのです。
 

起業18フォーラム
 

不完全なものでも構いません。まずは少しでも進めることを考えてみましょう。どんなに考え抜いた商品でも、売れるかどうかはやってみないと分かりません。売れなかった時に、初めて「なぜ売れないのか」がわかってきます。それを続けて改善していくのです。

最初から「できない」「ムリ」という思考になってしまう人は、まずはそこを改善しない限り先に進むことはできないでしょう。そもそも、会社のまま起業準備をするのなら、リスクなど殆どないのです。自分にできないことを外部に委託する時も「売上がないからできない」と考えてしまえばそれまでです。

ですが、会社員として入ってくる収入が自分のトータルの売上の一部であると考えれば、そこから出た利益を新規事業の初期投資に回すことは極めて当たり前のことです。

あれこれ考えて何もせず、時間だけが過ぎていくことがイチバンのリスクです。時間は買い戻すことができない貴重な資源であることをお忘れなく。
 

ポイント だからといって、的外れな急ぎ方をしないこと!

今どきの起業の始め方はこんな感じ!


 

よくセミナーで「すぐに起業したいのですが」という方がいらっしゃいます。そして、短期で結果が出せるという言葉にあおられて、起業支援の業界をさまよっています。

正直申しあげて、3日で起業しようが、一年半かけて準備してから起業しようが、その先、生き残れなければ起業する意味がありません。実は「早く起業させてほしい」という考え方はそもそも間違っています。早く起業したいのでしたら、早く企画を作って、早くプロモーションをして、早く売上を立てて、早く事業を基盤に乗せることです。

ではどのようにすれば早くできるのかといえば、あなたの意思決定のスピードを上げて、毎日の行動量を圧倒的に多くすることです。それだけです。人に頼むことではありませんし、そもそも、物理的にもそんなに早くできないでしょう。
 

ポイント 起業18には事例が盛りだくさん!

今どきの起業の始め方はこんな感じ!


 

起業18には、好きなことや得意なことをベースに起業を目指している人がたくさんいます。もちろん資金をかけないで準備をするために最大限の努力をし、資金を使わなければ上に行かれない、先に進まないところにはしっかりと先行投資をするという判断力を磨きながら、そして何よりも楽しみながら、起業準備に取り組んでいます。

自分の強みを見つけ、人が求めていること、不満に思っていることを観察し、商品やサービスを企画していきます。人の話を聞いてあげる事でも、イラスト描いてあげる事でも、恋愛のサポートしてあげる事でも、すべてがビジネスになるのです。人から感謝されれば、報酬を受け取ることができるのです。

あれこれできない理由ばかり考えていないで、一歩でも踏み出してみることを強くおすすめします。
 

ポイント まとめ

今どきの起業の始め方はこんな感じ!

ミートアップ!
 

会社員のまま起業準備をすることは、今の時代にとても合う起業準備方法だと思います。お小遣い稼ぎではなく、専門家になれという週末労働者の育成でもなく、夢を勝ち取るための「起業準備」の最適なやり方です。

リスクがないビジネスを選ぶという言い方もありますが、そもそも、会社を辞めなければお給料が入ってきますので、金銭的なリスクは大幅に軽減することが可能です。あなたの会社の事業のひとつが今の本業、これから始める新しいビジネスが新規事業、そう考えれば、新しい事業に投資ができるようになるでしょう。

また、多くのサラリーマンにとって起業は未知の世界でしょうから、できない理由ばかりたくさん思いつくことと思います。いくらでも「無理無理無理」と言い続けることができるはずです。そう考えるならそれまで。起業はやめておきましょう。無理に進める必要はありません。
 

ミートアップ!
 

ですがもし、あなたが「工夫次第でできるかもしれない」と思っていたり「何でだかわからないけれど、自分は何とかなってしまう気がする」と潜在意識があなたの味方をしてくれているのなら、挑戦してみる価値は十分にあります。

新規事業を始める際に、誰かが成功を保証してくれることなどありません。あなたがあなたの中で納得し、挑戦してみる価値を見出すこと以外にないのです。根拠なんか必要ありません。もちろん準備は大切ですが、やるだけやって、後は結果を待つのです。そして、最初の一歩を踏み出したら、最低でも18カ月続けてみましょう。そのくらいの期間を見なければ、感触などわからないものです。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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