起業したいけど不安です。ネガティブになってしまいます。

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

起業したいと思っているのですが、とても不安です。

実は、家族に猛反対をくらっていて、気持ちがネガティブになっています。家族が反対する理由は、安定した収入がなくなってしまうと、将来不安だからということのようです。

私は「起業したら収入が安定しないのは当たり前だ」と思っていたのですが、家族がうろたえるのを見ていると、自分も不安になってきてしまいました。
 

起業前質問集
 

● 回答

独立後、将来どうなってしまうのか、起業する前は不安な気持ちでいっぱいになります。フリーランスの廃業率は10年で9割という噂もありますし、株式会社東京商工リサーチ 2020年「休廃業・解散企業」動向調査などを見ると、厳しい実態がわかります。

廃業・解散と倒産の合計は5万7,471件に達する。「経済センサス-活動調査」(2016年)によると、国内の企業数は358万9,000超で、単純計算で1.6%が2020年に市場から撤退・消滅したことになる。

株式会社東京商工リサーチ 2020年「休廃業・解散企業」動向調査 より引用

 
私自身は、会社を辞めるタイミングでは、副業からすでにそこそこの収入を確保できていましたので、確かに先は心配でしたが、不安という気持ちにはなりませんでした。「やるしかない」という感情でしたね。
 

ポイント 旦那様や彼氏が「起業する」と言い出して不安です・・・というご相談も多い

起業したいけど不安になってしまう

不安
 

私は起業したい人を応援する立場にいますが「旦那(または彼氏)が起業いたいと言い出して困っている。サラリーマンを続けてもらわないと困る。」といった類のご相談を受けることがあります。(ヤフー知恵袋にも心配する彼女からこんな質問がありますね。

お気持ちはよくわかります。上述のような独立後の廃業リスク、将来が全く保証されない働き方、ネガティブな感情になってしまうのも無理はありません。

もし家族や恋人に反対されているのなら、行動と数字で見せるしかありません。そして、会社員に戻る条件(出口)を決めておくことです。
 

ポイント 起業するとストレス・不安だらけ

起業したいけど不安になってしまう

ストレス
 

ご家族だけではありません。起業する本人も、ストレスや不安に苛まれる時があります。起業する時の不安にはどのようなものがあるのでしょうか?

少し前のデータですが「小規模企業白書 2017年度版」によると、ネガティブなイメージは主に2つです。

  • リスクが高い(失敗時の負債等)
  • 所得・収入が不安定

これは起業する本人も、周りの人も同じように思っている不安です。

過去の起業関心者を除く起業無関心者は「リスクが高い(失敗時の負債等)」「所得・収入が不安定」の二つのマイナスイメージが突出しているのに対し、起業希望者・起業準備者は「リスクが高い(失敗時の負債等)」「所得・収入が不安定」の項目については過去の起業関心者を除く起業無関心者と共通しているが、そのほか「労働時間が柔軟」「仕事と家庭との両立が可能」「所得・収入が高い」「チャレンジしやすい」等のプラスのイメージも合わせて持っていることが分かる。このように、一度も起業に関心を持ったことのない起業無関心者は、起業に対してマイナスのイメージを持っている割合が高いため、起業のプラスの面を周知することで、今後こうした起業無関心者が起業に関心を持つきっかけとなると考えられる。

出典:小規模企業白書 2017 小規模事業者のライフサイクル(PDF24ページ)

起業に対するイメージ
出典:小規模企業白書 2017 小規模事業者のライフサイクル(PDF24ページ)
 

起業をしようとしている本人は上述の2つのネガティブな不安を持ち、同時にポジティブな気持ちも持っているということです。しかしながら、本人ではない人はマイナスイメージを持っている割合が高い。データが質問者様の状況をまさに表しています。

起業18の会員さんの体験では、こんな不安も湧いてきたそうです。

  • 自分にできるのか(失敗しないか)?
  • 食べていけるのか?
  • 最初は上手くいったとしても何年持つのか?

表現は違えど、最初の2つと同じですね。
 

年収

アントレ 40代・脱サラ組300人のリアル より引用
 
こちらの2の円グラフを見てもわかりますように、独立初年度の年収は300万円未満が54%と半数を超えています。このような実態を知れば、確かに不安な気持ちになりますね。
 

ポイント 起業の不安を解消するには?

起業したいけど不安になってしまう

不安解消
 

不安な気持ちになったとしても、それは自分で自分と向き合い、そして家族と向き合い、解消していくしかありません。大切なことは以下の4つです。
 

1.行動を続ける

止まって考えているから不安になるのです。朝早く起きて動き、夜は早く眠るようにしましょう。できることを全力でやること以外、何ができるのでしょうか? 動き続けましょう。
 

2.お客様を持つ

会社員を辞める前にビジネスを立ち上げ、固定客を持ちましょう。資格取得などでいつまでも勉強していても、不安は解消できません。「独立後の安定=売上の確保」なのです。
 

3.仲間を持つ

何かあった時にちょっと相談できる人、愚痴を聞いてもらえる人を見つけましょう。同じように起業を目指している仲間なら、不安な気持ちもシェアできますし、励まし合うことができます。
 

4.家族や恋人と向き合う

「旦那や彼氏の起業には反対! 将来が不安だから」そう思うお相手の気持ちをよく理解し、行動と結果で見せながらも、しっかりと時間を割き、話に耳を傾けましょう。
 

ポイント まとめ:起業の時は誰でも不安

起業したいけど不安になってしまう

明るい未来
 

実際に会社を辞めるとなれば、不安になるのは当たり前です。ですが、もし、その時点で、新しい事業からの収入が安定しているとしたら・・全然違いますよね。

会社員のまま副業を始め、しっかりと基礎固めとしていけば大丈夫です。
 

テレワーク全盛の今ですが、サラリーマンの方の中には、毎日朝早くから会社に行き、決まった時間まで働くという生活に、嫌気がさしている方も多いのではないでしょうか?そんなとき、自分の人生の可能性を広げるために「脱サラ」するのも1つの選択肢です。  【独立時の状況について】・独立を決意した理由トップは「もっと自分の自由になる仕事がしたかった(41.6%)」で、前回調査(2018年)から3割増加。「家で仕事がしたかった」も2割(19.5%)と高かった。・独立時の不安ベスト3は「十分な収入が得られるか(60.0%)」「生活して...

 

上の記事も併せてお読みください。


さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全9冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


アイデア

会社員のまま始める起業準備・6ヵ月で起業する!【セミナー@東京/オンライン】

自分のタイミングで学びたい、セミナーは苦手、というあなたは【動画版】起業セミナー(特典付き)

ポイント この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます!