赤字を翌年に繰り越すことができると聞いたのですが?【純損失の繰越控除】

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

赤字を翌年に繰り越すことができると聞いたのですが?
 

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● 回答

青色申告」を選択すると、様々な特典を得ることができます。最も強力なモノのひとつに、赤字を繰越すことができる「純損失の繰越控除」があります。

赤字を翌年に持ち越せるのみならず、3年間持ち越すことができる制度です。損失が出た年の申告で「損失申告用の付表」をつけることによって、権利が確定します。収入が不安定になりがちなフリーランスの人には便利な制度です。
 

赤字の場合の繰越損失とは、年間を通じて生じた総収入金額から必要経費を差し引いた場合に生じた損失の金額を、翌年以降3年間繰り越すことができる制度です。
事業を開業して1年目の場合や、将来に向けての事業投資を多く行った年には、赤字が生じるケースも多いので、ぜひ繰越をして節税したいところです。

スモビバ!「青色申告なら赤字を翌年に繰越できる!「繰越損失」の条件と書き方」 より引用

 

逆に「繰戻し還付」という制度もあります。「繰戻し還付」とは、前年も青色申告をしていて、黒字であった場合、今年の赤字分を前年度に持っていって、その差額となる税金を還付してもらうことができる制度です。

例えば、去年はとても儲かって、今年は赤字になってしまったという場合に「繰戻還付」の制度を利用すれば、前年度の税金を少し還付してもらうということができるわけです。(参考:スモビバ!「納めた税金が戻ってくる繰戻し還付とは?仕組みや条件を税理士が解説」


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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