記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:
● 質問
食べ歩きが好きなので、自分の住んでいる地域のレストランを紹介するブログを始めようと思っています。将来的には地域振興につながるビジネスとして育てたいと考えています。
自分で撮った料理の写真やメニューをブログに載せたり、SNSに投稿したりする場合、著作権上の問題はありますか? お店への許可は必要なのでしょうか? ビジネス目的だと扱いが変わりますか?

● 回答
食べ歩きブログは立派な情報発信ビジネスになります。ただ、写真の掲載については「何を撮るか」によって著作権の扱いが変わります。外観・料理・メニューのそれぞれで対応が異なるため、一つひとつ確認しておきましょう。
料理の写真・外観・内観の著作権ルール
自分で撮影した写真であれば、著作権は撮影者(あなた)にあります。ただし、撮影対象によって扱いが異なります。
- 外観写真 → 基本的に問題なし(一部例外あり。建物デザインに意匠権が設定されているケースも)
- 料理写真 → 自分で撮った写真なら原則OK。お店に一声かけてから撮影すると信頼関係が生まれ、取材協力を得やすくなる
- 内観写真 → 注意が必要。背景として写り込む程度はOKだが、インテリアを主役にした撮影はお店に確認を
- 人物(他の客・スタッフ)が写り込んだ場合 → 全身にモザイク処理が必要
- 他のサイトやSNSに掲載されている写真の転用はNG。著作権侵害になる
メニュー・店名・価格の掲載について
メニューは「著作物」に該当します。お店が作ったメニューデザインや説明文には著作権があります。メニューを撮影してブログに掲載する場合は、内観撮影と同じく、お店に許可を求めるのがマナーです。
一方、「店名・住所・電話番号」のような店舗情報は個人情報や著作物に該当しないため、掲載しても法律上は問題ないとされています。ただし、営業妨害に当たる批判コメントや誹謗中傷は法的リスクがあります。地域振興を目的にするなら、感謝と応援の視点で書くことを心がけましょう。
- メニュー写真 → お店に許可を取るのが基本(掲載NGのお店もある)
- 価格・メニュー名(テキスト) → 掲載は問題ないが、最新情報との誤差に注意
- 料理の名前・特徴の文章 → 自分の言葉で書けば問題なし
- お店のSNSやホームページの文章・写真をそのまま引用するのは著作権侵害
ビジネスとして育てるための発信のコツ
ブログを収益化する場合でも、写真の掲載に関するルールは変わりません。ただ、グルメブログを「ビジネス」として成長させるうえで、最初から「信頼される発信者」として振る舞うことが重要です。
私が60,000人以上の起業相談を受けてきた中で気づいたのは、地域密着型の情報発信は非常に強い集客力を持つということです。広域を最初から狙うより、地元から始めて顔の見える関係を築いてから範囲を広げる方が、結果につながります。地元のお店のオーナーに「ブログで紹介したいのですが」と声をかけてみましょう。多くの場合、喜んで協力してくれます。
許可を得て信頼関係を作ることが、長く続けられる情報発信ビジネスの土台になります。
- 自分で撮影した外観・料理写真は基本OK(内観・メニューはお店に確認を)
- 他サイトの写真の転用は著作権侵害。必ず自分で撮影する
- 人物が写り込んだ場合は全身モザイク処理を
- 収益化を目指すなら、信頼関係を先に作ることが遠回りのようで近道
ビジネスとして育てていくための具体的な戦略については、セミナーでもご相談いただけます。地域情報メディアとして成長させるヒントをお伝えしています。
よくある質問
Q.Googleマップの口コミに料理の写真を投稿するのと、ブログへの掲載は違いますか?
著作権の観点では同じです。Googleマップのガイドラインがあり、不適切な写真は削除されます。ブログもGoogleマップも「自分で撮影した写真」を使えば著作権上は問題ありません。いずれの場合も、他人が撮影した写真の無断転用はNGです。
Q.食べ歩きブログを仕事にするために、まず何から始めればよいですか?
まずは記事を10本書いてみてください。「どの店を紹介するか」「どんな人に読んでもらいたいか」が次第に明確になります。収益化の前に、読者に「この人の情報は信頼できる」と思ってもらえるコンテンツを積み上げることが先決です。
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