記事執筆／監修：新井一（起業１８フォーラム代表）
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起業を目指す人やビジネスに興味がある人は、ビジネス書や経済専門誌など、難しい本を読むことが多いと思います。
ですが、本やエッセイ、短編小説などにも、学びはたくさんあります。それぞれの立場から、その物語が教えてくれる意味を読み取り、自分に活かしていくことができます。
あなたは、バドミントンの世界を制した潮田玲子（増嶋玲子）さんをご存知でしょうか？ 私の世代（40代後半）にとっては「オグシオペア」で有名になったトップアスリートです。実力はもちろんのこと、見た目も美しい潮田選手は、その「オグシオ」で、全日本総合選手権大会５連覇、世界ベスト８にもなりました。そして、2012年９月、惜しまれながら現役を引退されました。
現役引退後、潮田さんはご結婚され、また、セカンドキャリアとして、タレント活動など様々な活動を精力的にこなされています。そして、2021年２月には、絵本「『いっぽ いっぽの くつ』潮田玲子 著／かべやふよう イラスト」を出版されました。
今回は、潮田さんが出版されたこの絵本について、考えてみたいと思います。
潮田玲子さんとは？
潮田玲子さんとは？
潮田さんは、誰もが認める世界最高レベルの元トップアスリートです。一方で、引退後には、２人のお子さんを育てていらっしゃる現役ママさん。第13回ベストマザー賞2021（スポーツ部門）も受賞されています。
今までどれだけ慌ただしい毎日を送っていたのか、頑張っているつもりでも子供との向き合い方は足りてなかったような気がします。子供の成長はあっという間だということを忘れずに、子供と向き合う貴重な日々を大切に過ごしていきたいと思います。
コメントから、母親としての責任感がヒシヒシと伝わってきますね。
引退後の潮田さんの活動は？
Wikipediaによれば、現役中から既に、モデルや女優としてドラマに出演するなど、活躍されていらっしゃったようです。
そして引退後のセカンドキャリアは、子育てをされながら、タレント活動やYouTubeチャンネルなどにも挑戦されています。そして、今回の絵本作家デビューです。
絵本「いっぽ いっぽの くつ」で絵本作家デビュー
潮田さんは、この絵本の出版について以下のように語っていらっしゃいます。
「この絵本は私の『これまでのバドミントン人生で学んだ、目標に向かって頑張ることのすばらしさを伝える絵本づくりをしたい』という思いと、出版社であるフレーベル館さんの『子どもたちに絵本を通して運動やスポーツの楽しさを感じてもらいたい』という思いが一致し・・・
目標に向かって頑張ることは、本当に尊いことだと思います。本気になるほど、楽しくて夢中になっている時もあれば、結果が思うように出ず、悔しさで眠れない時もあったりします。
起業も全く同じです。少し状況が変わったからといって簡単に諦めてしまう人が８割の中、目標を追うこと自体を楽しみ、時に立ち止まりながら、それでも頑張れる人は、その道の素晴らしさ、結果だけではない、道を進むプロセスの素晴らしさにも気づいていきます。
潮田さんも、現役時代は苦しいことばかりだったと思います。ですが、やっぱり、バトミントンの道に愛を見つけてきたのだろうと思うのです。
あのイチローさんも、現役引退時のインタビューにて、記者の「貫いたものは？」という質問に対して「野球のことを愛したことだと思います。これは変わることなかったですね。」と答えています。
トップアスリートのたちの言葉からは、実に学ぶ事が多いです。
まとめ
ひとつの道を究めたアスリートから、私たちのようなビジネスを志す人間が学べることはたくさんあります。
潮田さんの絵本もそうでした。
努力することの素晴らしさを子供たちに伝えることはもちろん、親世代も一緒に、たくさんのことを教えてもらえます。
小さなことから、準備して、コツコツ。その一歩ずつが世界の頂点へとつながっていくこと。忘れないようにしたいです。
ちなみに、ガッキーこと新垣結衣さんの絵本「The Three Little Pigs（3匹の子ぶた）」は、新垣さんがイラストを描いたようなのですが、潮田さんは絵は全く描いてないみたい・・・？
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