記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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野球が好きな人も、そうじゃない人も、イチローさんの名前くらいは知っているでしょう。それくらいすごい人ですよね。
そんなイチロー選手とビジネス・・・どんな関係があるのでしょうか?
起業をしたい人はイチローから学べ
イチローさんから起業を目指す人が学べることは実に多いです。彼は天才です。1シーズンで200本も安打を打つこともありました。イチローさんが現役絶頂期には、メディアから4割打者の登場が期待されました。(日本プロ野球史上、年間4割で終わったバッターはいません。)メジャーリーグでもほとんど出ていないすごい記録です。
イチロー選手は、その記録を打ち出すのではないかと、多くの人に期待され、メディアに取材をされてきました。普通の選手だったら何と答えるでしょう? おそらくは「頑張ります」とか「できたらいいですね」とか「いえそんな大それた記録は難しいです」と答えるかもしれません。
仮に起業を目指すあなたが、大きなビジネスの成功を期待されたとして、周囲に「できると思う?」と訊かれたら、あなたは何と答えるでしょうか? きっと「いえいえ、私には無理です」「いやー、それは難しいです」とか「もっと他の人が適任なのではないでしょうか?」なんて言ってしまうかもしれませんね。
では、取材を受け続けたイチロー選手は、なんと答えていたでしょうか? 彼は「4割は目指しません」とはっきり答え続けていました。彼の目標はあくまでも200本安打だったのです。
天才が頂点を目指さなかった理由
なぜだろう? なぜ、前人未到の頂点を目指さないのだろう? 彼ほどの人ならば出来るかもしれないのに・・・そう思いませんか? イチロー選手はこう言っています。
「もし、打率4割を目標にすると、打率が下がることが怖くなってしまい、打席に立てなくなる。200本安打を目標にしていれば、その打席で打てなくても、次の打席で打てば、また1本増える。(減ることがない)」
いかがですか? 200本安打を目指していけば、次の打席を見ていくことができる。でも、打率を目標にすると、次の打席は失敗したくないという恐怖にかられ、勝負ができなくなるというのです。天才と呼ばれるイチロー選手でさえも、目標設定を誤ると恐怖心を抱いてしまうという、すごい事実ですよね。
失敗しないで成功したい、野球で言えば打率をあげたい、ということになりますが、それを気にし始めると怖くなってしまうのです。失敗してもいい、成功する回数を積み上げていこう、そう思えれば次のチャンスを待てるようになるのです。ビジネスと野球は似ていますね。
成功率を高めたい、失敗を避けたいと言って行動が起こせなくなることは、ビジネスにとっては最悪の状態です。あなたは今、何を恐れて行動を止めてしまっているのでしょう? 失敗したっていいじゃないですか!? 次に成功させればいいのですから。成功の回数を、1回でも多くしていきましょう!
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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