法人の決算書類は何が必要? 開業にかかった費用やパソコンは経費にできる?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

4月に法人を立ち上げました。5月決算としたため、実質稼動していないのですが、すぐに決算を迎えます。

どのような書類を用意し手続きしたらよいのでしょうか? また、パソコンを買おうと思っているのですが、経費になりますか?
 

起業前質問集
 

● 回答

まず、法人化された場合の決算や税務申告業務は、税理士さんに依頼するようにしてください。

社長が数字を把握しておくことは、もちろんビジネスにおいてとても重要なことですが、書類作成などの実務までやる必要はありません。事務所が近い、話しやすい、新米社長を応援してくれる税理士さんを探しましょう。ネットでいくらでも探せます。
 

ポイント 書類について

法人の決算書類は何が必要?

クレジットカード
 

株式会社の一般的な決算手続きは会社法等によって決まっています。(参考:税理士ドットコム「法人決算を自分で行うには? 期限や手順、提出書類についてわかりやすく解説 監修:山本邦人(税理士)」

税理士さんと相談していただければ問題ありませんが、必要書類はたくさんあります。(参考:法人税申告・決算サポートセンター「決算・法人税申告に必要な書類」

短期で決算となれば赤字かもしれませんね。それでも法人住民税は課税されるので注意しましょう(消費税は2年後からですね)。(参考:マネーフォワード「【法人税まとめ】法人事業税と法人住民税の違いを正しく理解していますか?」
 

ポイント 費用について

法人の決算書類は何が必要?

お金
 

会社設立にかかった費用は創立費にすることができます。

会社設立から営業開始までにかかった広告、通信、給与などの費用も開業費にできますので、定額法で5年償却することになります。この辺りも税理士さんに相談しましょう。税法上は任意償却といい、いつ償却しても構いません。(参考:freee株式会社「開業費は繰延資産として任意償却する! 仕訳や勘定科目の処理方法解説」

また、ご質問にありましたパソコンは、減価償却資産となりますので、原則的には一旦資産計上をした上で、その後、毎期減価償却を行います。(参考:マネーフォワード「パソコン耐用年数について知っておきたい3つのこと」


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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