記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
沖縄移住をサポートする事業を始めることに決めました。
営業戦略やその他、アドバイスいただけますか?
● 回答
まずは事業計画を立てましょう! 評価はそれからになると思います。
移住サポートと言っても色々幅広いですから、自分でできる分野や顧客層に的を絞り、集中していくといいと思います。
顧客に提供できる価値は何?
お客様が質問者様のサービスを利用する理由は何でしょうか? 優れた事業計画は、以下の点が秀逸です。
- ターゲットとする顧客
- 提供できる価値
- 顧客にとって便利で画期的なサービス提供方法
一口に「ターゲット顧客」といっても、男性、女性、何歳、といった単純なものではなく、細分化されている必要があります。悩みなどのサイコグラフィック属性、その他にも会社員のまま起業する場合には、インターネットとの親和性など、考慮すべき点は多いです。
沖縄の魅力を伝えることはもちろん、お客様がどのような情報を求めているのかをよく考えつつ、サービスを構築しましょう。
お客様が求めている情報は、他の離島への移住との比較かもしれません。沖縄生活の実態や癒し、都市部との違い、所得事情など、様々なことが考えられます。
情報をたくさん与えることにより安心してもらい、質問者様の立ち位置を、沖縄について相談する人ではなく、沖縄コミュニティのオーナーという方に寄せると、より引きが強くなると思います。
絞り込みと行動
会社員のまま起業するのですから、とにかく時間が足りないはずです。ですので、事業は大きく幅広くするよりも、特化して専門性の高いものにしていきましょう。その方が集客も楽になります。
また、市場調査などもほどほどにして、さっさと行動に移すようにしてください。考えていても何も始まりません。
事業計画を決めたら、ホームページを立ち上げて、移住したい人が欲しがる情報を大量に掲載することに、すぐに取り掛かりましょう。移住情報などは、業者が発信する情報もそうですが、それよりも「クチコミ掲示板」を見たい人が多いです。
現地の生の情報を知りたいのですね。そのような声が集まる仕組みを考え、早急に構築、運営に入りましょう。
ライバルをチェックする
市場調査はほどほどにと書きましたが、ライバルをチェックすることはしておきましょう。事業が被っているライバルに電話をして、お客のふりをして問い合わせるなどしてみましょう。
他社がカバーしているもので、真似できそうなことは積極的に取り入れましょう。
ライバルは沖縄移住サポート業者だけではありません。ハワイやマレーシアなどへの移住サポートも間接的なライバルです。色々な業者があるはずですので、チェックしましょう。
プロフィールをつくり込む
質問者様がなぜ沖縄移住サポートをしているのか、沖縄歴は何年なのか、なぜ沖縄を薦めるのかなど、プロフィールには書くことがたくさんあります。お客様が安心して相談できるような人であることを証明するために、プロフィールはしっかりと作り込みましょう。
自社のサービスばかりを宣伝するのではなく、お客様にとって何が最善なのかを説明できる人は信用されます。よいセールスパーソンではなく、よい相談相手になれるように頑張ってください。
最初はモノマネで構いません。事業計画を早く作り、ホームページ制作に移りましょう。大量の情報を必要としますが、好きなことを楽しみながら頑張っていきましょう!
さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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