経理とか苦手なんだけど、起業したらどうしたらいいのでしょうか?

起業18の新井です。起業する人が全員、経理が詳しいなんてことはないですよね。
営業出身の方もいれば、工場でモノ作りをしていた方もいるでしょうし、経理とは無縁だったという方も多いと思います。
 

会計と起業
 

財務、会計、経理、そう聞くと一気に起業のハードルが高く聞こえてしまいそうですが、実際のところ、そんなに難しくありません。
お金の出と入りを管理して、帳簿を付けて、確定申告をする、シンプルに言えばその程度のことですから、会計ソフトを買えば誰にでもできてしまいます。

というわけで、今日は、「経理とか苦手なんだけど、起業したらどうしたらいいのでしょうか?」というご質問にお答えします。
 

ポイント 経理の基本的な考え

経理とか苦手なんだけど、起業したらどうしたらいいのでしょうか?

会計トーク
 

起業家になる人の会計(経理)処理の第一歩は、一言で言えば簿記3級程度の知識である、「複式簿記」の基礎を覚えることです。
初めてこのような言葉を聞く経理を知らない人は、記録が2つあると2重帳簿と誤解しやすいですが、それとは全く違うものです。

複式簿記とは、支払いと受け取りのお金を動きを、それぞれ分けて記録するということです。

簿記には、支払い明細を記録するだけの「単式簿記」(家計簿のようなもの)と「複式簿記」があります。

大抵の場合、普通の家庭では収入は決まった給与しか入ってきませんから、「資金を減らす要因」だけ分析すれば用が足ります。
しかし起業して会社を作ったり事業を起こした場合は、収入は複数になる上、運営費用という様々な支出ができてきますので、その両方を記録し分析するため「複式簿記」を利用するのです。

と、難しいことを言うと、やる気がどんどんなくなりますね(汗)

いくら基礎と言っても、まともに勉強しようと考えると、敷居が高いですよね。
資格を取ろうなんて、余計なことも考えてしまいがちです。
 

「数字嫌いなんだよなぁ・・・」
 

そんな風に思う人もいるかもしれません。

多くの起業家が間違えてしまう複式簿記の覚え方として、売掛とか買掛などの用語を覚えようとしてしまうということがあります。
それが最も理解の進まない要因で、そんなことはともかくとして、とにかく「仕訳」になれることが大切です。

たとえば、ある商品を仕入れて代金は月末に支払うという場合、代金は支払ってないが「物」は手にしている状態です。
これが相手から見れば売掛、自分から見れば買掛となります。

そのような取引を、会計ソフトに入力していける程度の知識があればよいのです。

実は、経理(会計)は使われる単語が難しいだけで、実は非常に単純です。
あ、もちろん、私たちのような一人社長、事業主がやる程度のことは、という意味です。

専門家がその先の処理をする分野は非常に高度な知識が必要ですが、私たちが会計ソフトに実績を入力して、確定申告をするくらいまでの作業は、とても簡単ということです。
 

ポイント 集計、計算は会計ソフトにお任せ

経理とか苦手なんだけど、起業したらどうしたらいいのでしょうか?

会計ソフトの図
 

今は会計ソフトは進化していますので、操作はとても簡単、起業したての人でも気軽に使えるものになっています。
日々の取引の入力さえしておけば、確定申告に必要な損益計算書や賃借対照表を作成してくれ、営業状態なども一目で把握できます。

個人事業や一人社長が使う程度の会計ソフトは、その利便性から考えるととても低額です。
自分で帳簿をつけて書類を作ることを考えれば、かなりリーズナブルだと思います。

税理士さんや記帳代行会社に頼むのも楽でよいですが、最初の数年間は自分でやってみる方が勉強になってよいかもしれません。
月一度の作業なら、日曜日に半日程度使えば、充分終わると思います。

会計ソフトにはパソコンにインストールして使うタイプ(デスクトップアプリ)のものと、ネット上で使う(クラウド)のものがあります。
私個人としては、将来的な利便性やデータの安全性から考えて、クラウドタイプがおすすめです。

有名どころでは、

弥生会計(デスクトップアプリ)
弥生会計オンライン(クラウド)
MFクラウド会計(クラウド)
freee(クラウド)

などがあります。私としては、MFがおすすめです。
 

「でも、ネット上に経理データって大丈夫なの? クラウドって安全?」
 

と心配なさる方もいらっしゃると思います。

パスワードのハッキングの心配はもちろんのこと、会社の重要な情報を他の企業に預ける(サーバーに保管する)際に、気になるのはその秘匿性の担保ですよね。
クラウドの技術は進化していますし、ほとんど心配することはないでしょう。

実際、クラウドシステムというものは、各サーバーにデータがあるわけですが、そのサーバーをクラックしただけでは、それがお金なのか、それとも単なる数値なのかはわからないようになっています。
その数値がシステム上のインターフェイスによって整理され、お金だったり、テキストとして取り出されます。

ちょっとややこしいことを書いていますが、言いたいことは、サーバーのデータの秘匿性は極めて高いということで、ユーザーがフィッシング攻撃などでログイン情報を盗まれなければ、データはまず守られると考えて大丈夫だということです。
サーバーの心配より、自分のパソコンの方をしっかりガードする(ウイルス対策ソフトをきちんと入れる)ことが大切なのですね。
 
 

ポイント うまくいってきたら税理士と契約する

経理とか苦手なんだけど、起業したらどうしたらいいのでしょうか?

経理と起業
 

税理士はピンキリいて、基本的には、あなたとの相性で選ぶとよいですね。
ITに詳しくない人を選ぶと、何かと面倒だというのが私個人の印象です。

税理士さんは、経営について知識を持ってる人もいれば、ただ簿記に詳しい、記帳代行会社のような場合もあります。
経営や税金について積極的にアドバイスをくれる場合もあれば、言わないと何もしてくれない人もいますので、相性ですね。

税理士は経理のプロですが、ビジネスで成功できる才能を持った人ではない場合もあります。
確かに、正確な会計の記述はしてくれますし、税制にそった正しい処理をしてくれますが、経営センスのない税理士に委託すると「業務処理軽減」の効果だけで、経営事態は上向きません。

信頼できる税理士とは、正確な数字の把握によって、貴方の経営参謀、右腕になってくれる人です。
会計処理は、あくまでも経営の結果でしかありません!
 



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