記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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毎日仕事で忙しいビジネスパーソンの皆さんが起業を目指す際、真っ先にぶつかるのが「起業の準備や勉強をする時間がない」という悩みですよね。
- お金をかけて教材や資料を揃えたけど手をつけていない
- 休みの日や仕事が終わった後にやるつもりだができていない
このように感じている人は非常に多いです。
試験勉強と同じで「やらなければならない」と思いつつもなかなか行動に移せないのは、起業のハードルを上げすぎてしまっているからかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、起業の勉強をちょっとしたスキマ時間で行うという方法です。たとえ短時間の勉強でも、1ヶ月、2ヶ月と積み重ねていけば膨大な勉強時間を確保することができます。
小さく確実に起業の準備を進めることができる、スキマ時間の見つけ方をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください!
時間を効率よく使えるようになる! スキマ時間のつくり方9選
スキマ時間を上手に使って「起業の勉強時間がない」という悩みから解放されましょう。
勉強と言っても、机に座って本を読むだけでなく、情報収集することも立派な起業の勉強。ちょっとした勉強でしたら、数分のスキマ時間でも十分実行できます。
1.朝晩の通勤中を有効活用
朝晩の通勤時間は、代表的なスキマ時間のひとつです。
テレワークならその時間を丸々利用できますし、電車やバスで通勤している人は、多少効率は落ちますが、本を読んだり、動画をチェックしたりできるはずです。慣れるまでは面倒に感じますが、習慣化してしまえばそれほど苦にもなりません。
電子書籍を買ってスマホやタブレットで読むのもおすすめです。ラッシュがひどい場合は、音声を聴く方法もあります。
2.30分早く出社してデスクで勉強
普段より30分早く起きて会社に行けば、デスクで勉強できます。自宅では勉強する気が起きないという人も、静かな事務所なら集中できるのではないでしょうか?
早起きすれば通勤ラッシュも回避できますし、遅刻のリスクもないので、一石二鳥です!
3.「食事のパターン化」でスキマ時間を捻出
人間の脳は、起きてから寝るまでの間、何かを選択するたびにエネルギーを消耗しています。
一度使ったエネルギーは、食事をして睡眠を取るまで回復しません。エネルギー切れの状態になると、集中できなくなります。疲れてから起業の勉強をしても頭に入らないのです。
脳が何かを選択するときに使うエネルギーの量は「朝食にパンを食べるかどうか」を決めるときも「会社を辞めて起業するかどうか」を決めるときも変わりません。
つまり、生活の中に無駄な選択肢があればあるほど、脳のエネルギーを無駄遣いしてしまい、仕事の能率や起業勉強の効率が下がってしまうのです。
脳のエネルギーを節約し、スキマ時間をつくるためにおすすめしたいのが「食事メニューの固定化」です。朝食や昼食に食べるものをパターン化してしまえば、毎日「何を食べるか」考えなくてもよくなります。
食べるものが決まっていると、食事の準備も短縮できるので、食後のスキマ時間も捻出できるでしょう。
4.外回りも学びの時間に
外回りの時間も、意識を変えれば起業の勉強ができる立派なスキマ時間です。
外回り中はなんとなく移動するのではなく、つねに周囲の様子や町並み、人々の会話に注意を向けましょう。
「だれに、いつ、どういうビジネスをどうやって提供すれば利益が生まれるのか」といった起業のヒントは思わぬ場所に転がっています。何気ない移動時間をマーケティングの実地調査に変えましょう。
また、取引先の人と話す時間も「情報収集」や「人脈づくり」と考えれば起業勉強の時間です。他人を無視して成功するビジネスはありません。
仕事をしながら起業に成功するためにも、日頃から他人と意見を交わし、自分の価値観を磨きましょう。
5.たった5分の休憩時間も情報収集のチャンス
仕事の合間、ちょっとした休憩を取るときは情報収集のチャンスです。
たった5分ほどの休憩時間でも、パソコンやスマホを使えば情報を集められます。
勉強だと考えると気が重くなってしまうものですが、ちょっと気になったことを調べてみよう、くらいの気軽な気持ちで十分です。それが自分の好きなことや興味のある事柄ならばそれほど苦にも感じないのではないでしょうか。
5分の休憩時間が1日に3回あると考えれば、30日で合計7時間半勉強できる計算です。数十秒から数分に行った勉強の積み重ねが大きな成果につながるので、起業の勉強をするときはインプットの方法や時間を縛らないようにしましょう。
6.休日・趣味・家族との時間をしっかり取る
どれだけ精神的に強い人でも、長期間休息を削って仕事と起業勉強だけに打ち込むことはできません。
無理をすると必ずどこかで反動がきてしまうので「意識してリラックスする時間」を作ってモチベーションを維持しましょう。
勉強は、やる気のない状態でだらだらと長時間続けるより、短時間でも集中して取り組んだほうが身につきます。精神的に疲れていれば、スキマ時間があっても勉強する気になりません。
しっかりと休息、趣味、家族との時間を取ることも、効率的なスキマ時間をつくることに繋がりますよ。
7.ランチや飲み会の誘いを断る
テレワークが進みかなり減りましたが、起業の準備に集中したいなら、ランチや飲み会の誘いはできるだけ断りましょう。
お酒を飲み、酔ってしまっては、帰りの電車内も、帰宅後も、勉強に当てられる時間が大きく削られてしまいます。二日酔いなんかになってしまったら、翌日の勉強時間も削られることになってしまいます。
もちろんすべての誘いを断る必要はありません。週に1度や月に1度など、自分で決めて適度に息抜きしながらスキマ時間をつくれば社内の人間関係もそれほど悪くはならないでしょう。
8.日常生活を効率化
生活する上で必要な家事の時間を短縮すれば、スキマ時間が生まれます。
たとえば、食洗機を買えば食事の片付けも短時間で終わります。断捨離して物を減らせば、片付けや掃除がすぐに終わるので家事の負担も軽いです。ロボット式の掃除機を買って設置しておくと、床掃除の頻度を減らせます。洗濯機も予約設定で朝起きたときに洗濯が終わるようにしておけば効率的です。
また、家にいるときはテレビを消しておく癖をつけると、なんとなくテレビを眺めて時間を無駄にする心配もありません。どうしても見たい番組があるときは録画しておき、時間のあるときにまとめて視聴すれば効率的です。
9.自分ルール作りをする
「自分ルール」をつくるのも効果的です。
たとえば「スキマ時間を見つけたらスマホで関連ニュースを検索する」「バスを待っている時間は勉強中に取ったメモを見直す」などのルールをつくっておくと、小さなスキマ時間ができたときに何をすればよいか迷わないので、効率よく時間を使えます。
また、勉強の優先順位を決めておくのもおすすめです。まとまったスキマ時間ができたとき、半分はこれを勉強して残りはこちらの勉強にあてる、とルールで決めておけばスムーズに勉強を始められるでしょう。
起業の準備はこまめなインプットと時間をかけたアウトプットが大事
起業勉強に大切なのは、インプットとアウトプットを繰り返すことです。日常生活の中のスキマ時間を使って起業に必要な知識を積み重ね、休日はセミナーや起業塾等を通じてアウトプットしていくことで、起業のプランもより具体的になっていきます。
スキマ時間を有効活用できるかどうかは、意識の持ち方次第です。忙しい毎日のなかでも着実に準備を進め、起業を成功させましょう!
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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