
記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
昔から絵やデザインを描くことが好きで、これまで独学でイラストやパターンの制作を続けてきました。最近では知人に頼まれて、ちょっとした包装紙やギフトラッピング用のパターンデザインなどを手がけるようになり、これを本格的な仕事にして、起業できたらと思うようになりました。
包装紙やパッケージデザインをメインとした事業に可能性はあるのか、また、始めるにあたっての注意点やアドバイスがあれば教えていただけると嬉しいです。
● 回答
包装紙やパッケージの柄というのは、見た目以上に「感性」と「技術」の両方が求められる分野であり、それをお仕事にしようと考えられているのは立派な一歩だと思います。
ただ、少し現実的な視点もお伝えしておきたいと思います。
包装デザイン業界の現状
日本ではまだまだ「過剰包装文化」が根強く残っていますが、環境配慮やSDGsの観点から、パッケージの簡素化や再利用が重視される流れが強まっています。
このため、従来のような「華やかな包装紙」が大量に求められる機会は、今後減少していく可能性があります。
また、印刷・包装の現場ではAIによるコスト削減が進んでおり、デザインに割ける予算自体も以前よりシビアになっているのが実情です。
また、クラウドソーシング(例:ココナラ、クラウドワークスなど)の普及で、デザイン依頼の窓口は増えていますが、同時に単価の下落も激しくなっています。
ですから、「デザインができる」だけではなく、「誰のために」「どんな価値を提供するか」を明確にしていくことが、これからの起業には欠かせません。
また食べていくためには、単なる「デザイン提供」にとどまらず、オンライン講座やワークショップの開催やオリジナル雑貨ブランドの立ち上げなど、展開も必要になります。
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