起業にリスクはつきもの?事前に知っておくべき8つの注意点

起業にはリスクが付き物です。
事業を進めていくと、今までに経験していない問題にも向き合うことになります。
 

リスクの回避
 

問題が発生したときに素早く解決できるように、考えられるリスクを想定し、対処できる方法を準備しておくことが必要です。
この記事では、起業時に起こりうるリスクと対策方法を解説しています。
 

ポイント そもそもリスクとは?

起業にリスクはつきもの?事前に知っておくべき8つの注意点

崩れているブロック
 

リスクとは将来発生する可能性があり、代表者や事業に悪影響を及ぼすさまざまな事象のことをいいます。
 

リスクの評価の仕方

リスクには色々な種類のリスクがあります。
そのため、「発生する可能性が高いか・低いか」と「影響が大きいか・小さいか」の切り口で評価することが必要です。
起業する際には、「発生する可能性が高く」「影響が大きい」リスクについては、事前に対策を決めておくことが重要です。
 

リスクの対策とは

リスクを評価した後は、そのリスクの内容に応じて、「予防」「軽減」「移転」「容認」の対策を準備しておく必要があります。
たとえば、「在庫」は、盗難、自然災害、売れ残りなどさまざまなリスクを抱えています。
 

予防

「予防」とは、リスクの発生する可能性を低くする対策です。
対策例として、起業する場合に、「在庫」を抱える事業ではなく、サービス業など「在庫」を持たない事業を選ぶことがあります。
「在庫」を持たないため、リスク自体が発生しません。
 

軽減

「軽減」とは、リスクが発生したときの影響を少なくする対策です。
対策例として、適正なサイクルで「在庫」の棚卸を行い、売れ残りの可能性がある商品を安値で売り切ることがあります。
商品価値がゼロになるまえに、お金に換えることで、売れ残りの損失が少なくなります。
 

移転

「移転」とは、リスクが発生したときの影響を第三者に移す対策です。
対策例として、商品価値(売値)の高い「在庫」を対象として、火災保険や動産保険を契約することがあります。
火災などが発生し、在庫が損傷や滅失が発生したときに、保険金を受け取ることができます。
 

容認

「容認」とは、リスクの可能性があったとしてもあえてなにもしない対策です。
リスクが発生する可能性が非常に低い場合やリスクが発生しても影響が少ない場合にとられる対策です。
対策例として、工芸品などの受注生産の場合、定期的な商品の棚卸はしないことがあります。
売り先や売値が確定していますので、売れ残りのリスクはほとんどありません。
 

ポイント リスクが発生すると?

起業にリスクはつきもの?事前に知っておくべき8つの注意点

辛い表情をしている男性
 

事業に悪影響を及ぼすリスクが現実に発生すると、事業の経営資源の価値が減少します。
経営資源とは、「人」「もの」「お金」「無形のもの」です。
経営資源の価値の減少幅が大きくなるとせっかく起業したのに事業に失敗してしまうことになりかねません。
また、リスクは「原因」と「結果(影響)」が相互に関連することの理解も大切です。
たとえば、「経営者の体調が悪くなると事業が上手くいかなくなる」場合と「事業が上手くいかないと経営者の体調が悪くなる」場合があります。
 

ポイント「人」に発生するリスクと対策

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従業員
 

事業に関連する関係者で特にリスク管理をする必要があるのは「経営者自身」と「従業員」です。
 

「経営者自身」に発生するリスクと対策

【リスク】
 

  • 病気やけがなど健康面が悪化する
  • ストレスなどメンタル面が悪化する
  • 働き過ぎなど自己管理が甘くなる

 

【対策】
 

  • 定期的な健康診断などを受診する
  • 医療保険や収入補償保険などに入る
  • 仕事とプライベートのスイッチオン・オフをはっきりする

 

従業員

【リスク】
 

  • 指示待ち人間など期待通りの仕事をしてくれない
  • 能力のある従業員がいつかない
  • 雇用環境に不満があると労働基準局など外部にリークされる

 

【対策】
 

  • 雇用契約や給与計算は社労士など専門家に委託する
  • 最初の社員は、能力や人柄が解っている知り合いにする
  • 日常的に丁寧なコミュニケーションに努める

 

ポイント 「もの」に発生するリスクと対策

起業にリスクはつきもの?事前に知っておくべき8つの注意点


 

「もの」に関連するリスク管理は、固定資産である「店舗などの設備」と流動資産である「在庫」が重要です。
 

「店舗などの設備」のリスクと対策
 

【リスク】
 

  • オーバースペックの設備により固定費の増加や資金不足が発生する
  • 安物買いで機能不足やメンテナンス費用の増加が発生する
  • 自然災害、人災による損傷や滅失

 

【対策】
 

  • 仕様・要件を明確にし、一定金額以上は相見積を徹底する
  • 設備投資を行うときは、売上・コスト計画や資金収支計画を精査する
  • 火災保険、不動産保険を利用する

 

「在庫」のリスクと対策 
 

【リスク】
 

  • 売れ残りにより不良資産化し換金できない
  • 在庫不足により売上の機会損失が発生する
  • 自然災害、人災により在庫が損傷や滅失する

 

【対策】
 

  • 定期的な棚卸と早め早めの在庫処分を行う
  • 需要(売上)予測と仕入ルール(発注量、発注間隔)などの明確にする
  • 火災保険や動産保険を利用する

 

ポイント 「お金」のリスクと対策

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売上の減少
 

「お金」に関するリスク管理は、「売上の伸び悩み」と「資金不足」が重要です。
創業期にはもっとも発生する可能性が高く、影響も大きいリスクです。
 

「売上の伸び悩み」のリスクと対策
 

【リスク】
 

  • 提供する商品やサービスがお客様の支持を得られない
  • 安定的に売上を上げることができる顧客を確保できない
  • 品質や価格で強力な競合他社が現れる

 

【対策】
 

  • アンケートなどお客様の声を活かした商品・サービスを開発する
  • 新規顧客開拓など事業に適したマーケティング施策を採用する
  • 競合の出現など外的要因が変化した場合の代替案を準備する

 

「資金不足」のリスクと対策
 

【リスク】
 

  • 資金繰りを考えないでお客様や仕入先と支払条件を決める
  • 過度・華美な投資など創業時に不釣り合いな投資を行う
  • 事業の資金をプライベートで使いこんでしまう

 

【対策】
 

  • 資金余裕ができるまでは、売上は現金払い、仕入は掛け払いを交渉する
  • 身の丈にあった投資と資金借り入れを行う
  • 事業用の資金とプライベート資金は通帳を分ける

 

ポイント 「無形のもの」のリスクと対策

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悩んでいる男性
 

「無形のもの」に関するリスク管理は、「信用力」と「人脈」が重要です。
 

「信用力」のリスクと対策
 

【リスク】
 

  • 会計や税務など経営者としてのスキルが無く、金融機関などの信用を失う
  • 支払い漏れ・遅れなど杜撰な事務処理により、取引先などの信用を失う
  • 経営者としてのリーダーシップが取れず、社員の信用を失う

 

【対策】
 

  • 経営セミナーや経営書などにより最低限必要な経営知識を習得する
  • ITの活用などにより、適切で迅速な事務処理が行える仕組みを作る
  • 社員の行動規範となるよう経営者としての自覚と振る舞いに努める

 

「人脈」のリスクと対策

【リスク】
 

  • 人脈が固定化し、事業の拡がりなどに結び付かない
  • 敵と味方がはっきりしている
  • 詐欺師など好ましくない人物に付け込まれる

 

【対策】
 

  • 異業種交流会や商工会・商工会議所などに入会する
  • 少なくとも悪意を持たれない言動を意識する
  • 美味しい話はまず疑う

 

ポイント 起業時のリスクは対策によって軽減できる

起業にリスクはつきもの?事前に知っておくべき8つの注意点

腕を組むビジネスマン
 

起業時にはさまざまなリスクがあります。
発生可能性と影響によりリスクの順位付けを行い、それぞれの対策を準備することで、リスクは回避できたり影響を軽減できたりします。
大きなコストをかけた起業は、リスクの発生可能性や影響が大きくなります。
シェアオフィスの活用などにより「小さく起業すること」は、もっとも有効なリスクヘッジです。
 



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