記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
今年4月に副業でホームページ制作会社を設立しました。売上も好調ですが、まだ会社には内緒の状態です。
まもなく年末調整の時期になりますが、書類提出で気を付ける点があれば教えてください。できれば会社にバレたくありません。
副業全面禁止ではないので、内緒にするのが難しい場合には届け出をする予定です。
● 回答
会員さん限定ページで、住宅ローン、医療費控除、ふるさと納税などを含む会社ばれ対策について動画で解説しています。会員ページをご覧ください。
ここでは、あくまでも一般論でお答えします。とりあえず、年末調整は会社員として通常の内容でそのまま行ってください。副業の会社を意識する必要はありません。生命保険の控除なども、これまでと同じように勤め先に提出します。
最終的には来年の確定申告で税額を確定することで構いません。その際には、ご自身の会社からの所得と合わせて申告します。
普通徴収を選択しておけば、住民税の通知書が勤め先に行くこともありません。
ですが、問題は社会保険で、こちらは法人化した場合には加入の義務があります。従業員5名以上から義務の生じる個人事業主と違い、法人は自分1人から義務になります。
今は法人マイナンバーがありますので、年金事務所が社会保険の未加入事業所を補足しやすくなっています。加入すれば、社会保険料は本業の会社からの収入とご自身の会社からの収入の合算から計算され、按分負担することになりますので、会社にバレてしまう可能性は高いです。
対応を考えておきましょう。
会社にバレたくないうちは、副業のうちは個人事業にしておく、法人化する場合には役員報酬をゼロ円にしておくなど、事前の対策が必要です。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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