不労所得とは? 会社員でもできる不労所得の作り方をご紹介!

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

「不労所得」とは、働かずして得られる所得のことを指します。

「働かないで所得を得るなんて、そんな方法があるのなら教えて欲しい!」と思う反面で、「世の中そんなに甘くない」「怪しい」と感じる方も多いでしょう。私もそう思いますし、不労所得を得ましょうと勧誘された経験もありますが、ネットワークビジネスなど、ロクな内容ではありませんでした。

宝くじ

しかし、日本に生きている以上、大企業に長年勤めた人や公務員を除けば、老後の不安がない人は少ないでしょう。実際、今はいいけど将来は不労所得が欲しいと言う方はとても多いです。そして、実は、世の中には、土地や建物などの資産がお金を生み出す不労所得を得ている人は意外と多く、しかもかなり高所得だったりします。

50代まで好きな仕事をしながら、60代以降に不労所得を得られるように準備する。そんな理想的な働き方ができたら・・・。起業してストレスフリーでお金を稼ぎ、それを投資していく・・・んー最高です。

ポイント 不労所得とは?

不労所得ゲットを目指して動き出してみよう!

高齢化社会
 

働かず得る「不労所得」とは、一体どんなものなのでしょうか? 代表的なものには、不動産や株式配当、権利収入などがあります。たとえば、アパートやマンションを所有していれば、その物件から家賃収入が入ることがあります。それは、直接の労働と所得が切り離されていることから、不労所得と呼ばれます。

また、購入した株式から得られる配当についても、自分が働いて得る対価ではありませんので、不労所得と言われます。保有している資産が生み出している収入だからです。
 

会社員
 

もちろん「不労」と言っても、不動産投資であれば、物件を探したり入居者を探したり、労がないわけではありません。株式においても、株を選定し、損をしないように管理する必要があります。

不動産や株は、入居者がいなくなる、値下がりするなどのリスクがあります。不労所得は簡単に得られるものではないのです。ノーリスクに近いものは、軍用地主さんだったり、携帯基地局を設置できる土地を持っている人だったり、誰にでもできるものではないのです。

つまり、不労所得と言っても、何もせずに所得が得られるのではなく・・・

  • 労働による対価ではないが、労がないわけではない
  • リスクゼロとは言えない
  • 収入を得るための仕組みは自身で作る必要がある

と言えます。
 

ポイント 会社員でもできる不労所得の作り方をご紹介!

働きながら準備できる!?

不動産
 

ここでは、不労所得の作り方としてよく解説される8つの方法をご紹介し、そのリスクについて書いてみます。甘い言葉で誘われないように、参考にしてください。
 

不動産投資

不動産投資とは、所有している不動産を賃貸に出して家賃収入を得る方法です。親などから受け継いだ不動産だけではなく、ローンを組んで物件を購入して不動産所得を得る方もいます。

他の投資商品のように急激に資産価値が変動することは少ないですが、空室対策や空き家問題など場所によっては貧乏くじを引く可能性があることや、繁華街などでは客層の違いによる騒音やゴミによる近所迷惑対策などもあり、そう簡単な世界ではありません。
 

株式投資

アベノミクス以来の株式投資ブームで、サラリーマンで億の資産を保有する人も増えており、起業18フォーラムにも、そんな株長者さんが数名いらっしゃいます。

そんな株から入ってくる配当所得は、まさに不労所得の代表格ですが、多くの人にとって、株式投資や投信の積み立ては、老後に備えた貯金代わりに行うもので、不労所得(配当金)を得るためのものではありません。生活費2年分ほどを現金で残し、あとは20~30年先を見据えた長期視点で積み立てていくのが現実的な運用でしょう。

FX/仮想通貨

FXや仮想通貨などへの投資も、すっかり世の中に浸透しました。アベノミクス以来の金融緩和で円安、株高の傾向が続いているためか、FXは、分かりやすい、勝ちやすい投資と捉えられている感があります。今後、アメリカの金融引き締めにより円安傾向は続くかもしれませんが、変動幅も大きく激しいので、リスクの高い投資であることは認識しておかねばなりません。

「仮想通貨」という言葉も多くの人が知る言葉になりました。ですが、まだ半分くらいの人は「買ったことはない」「よくわからない」そんな感じだろうと思います。代表的なものは「ビットコイン」ですが、1ビットコインが2016年12月には10万円程度だったものが、2021年11月には730万円にまで価値が高まりました。億り人などと呼ばれる不労所得を得た億万長者も続出しましたね。

代表的な暗号資産には、ビットコインやイーサリアムなどがあります。暗号資産は、銀行等の第三者を介することなく、財産的価値をやり取りすることが可能な仕組みとして、高い注目を集めました。

中略

暗号資産は、国家やその中央銀行によって発行された、法定通貨ではありません。また、裏付け資産を持っていないことなどから、利用者の需給関係などのさまざまな要因によって、暗号資産の価格が大きく変動する傾向にある点には注意が必要です。

日本銀行「暗号資産(仮想通貨)とは何ですか?」 より引用

 
誰でも儲かるわけではありませんので、投資は自己責任で慎重に行いましょう。
 

自動販売機/コインロッカー/ランドリー

土地を持っている場合などに、空きスペースに自動販売機を設置することで収入を得る方法があります。また、場所を借りてロッカーや証明写真、大きな箱ができる場所ならコインランドリーをオープンするフランチャイズも利用できます。

自販機なら、機材の使用料、仕入れ費用、電気代などを払い、利益が出るなら不労所得です。ランドリーを土地や建物を借りて開業した場合には、プラス家賃やフランチャイズ本部への加盟料、ロイヤリティーが掛かってきます。ちょっと聞いただけでも甘くなさそうですね。
 

シニア起業にとって「フランチャイズ加盟」は救世主になるか?
起業するなら若い方が良い。できれば30代くらいから。  これは「真実」です。 もちろん、実際は起業に年齢は関係なく、何歳になっても挑戦できるものです。40代、50代になってからでも、これまでの経験を活かして起業したいと考える人は多いでしょう。しかし、多くの経営者は言います。 「起業は何歳でもできるし、50代からでも60代からでも成功している人はいる。シニア起業は必要だし、増えていくもの。でも、少しでも早く始めた方がいい。」  このような言葉が出てしまう理由は、シニアに経験があるというメリット以上に「気...

 

駐輪場・駐車場

土地を所有しているという方であれば、駐輪場や駐車場として貸し出すことも可能です。広い土地がない場合でも、個人で自宅駐車場を1台貸しするケースもあります。駅近であれば、お小遣い稼ぎできるでしょう。

フランチャイズに加盟する方法もあり、土地を貸すだけで一定の賃料を貰う、管理の委託をする、機器を購入して自社で経営するなど、色々なプランが存在しています。そう考えると、首都圏に土地を持っていることは、とてつもない強みですね。
 

駐車場
 

コンテンツ販売/印税

コンテンツ販売とは、自分自身が作った記事や動画を販売したり、デザイン画像の使用料を得ること指しています。また、小説などを書いてAmazon Kindleで販売して印税を得ることもできます。

自分のコンテンツをBASEなどを使って自社販売する方法ありますし、動画ならUdemy、写真なら写真ACなどを使って売る方法もあります。1販売辺りのマージンはとても小さく、不労所得と言えるようなものではありませんが、NFTの普及により転売が可能になるなど、先は大化けする可能性もあります。
 

アフィリエイト/広告

アフィリエイトとは、ブログやSNSから物を売って広告料を得る方法です。YouTubeでレビューを流して購入に結び付ける方法もあります。ブログの場合は、書いた記事に広告を貼り付け、商品が購入されると収入が発生します。その広告はASPと呼ばれるインターネット広告を扱うサービスから、広告主と契約することによって使うことができます。

また、Googleアドセンスのように、購入されなくてもクリックされるだけで収入になる仕組みもあります。YouTubeの広告収入も同じようなもので、1000人以上のチャンネル登録者、年間4000時間以上再生がある場合に広告が表示され、再生数に応じた広告料が貰える仕組みになっています。

初期費用などが殆どないのでリスクは極小ですが、結果が出るまでに数年はかかるので、途中で挫折した場合、時間的な損失は膨大です。
 

MacとWindowsどっち
 

シェアリングサービス

シェアリングサービスとは、自分のモノを貸し出すことによって、その使用料を得る方法です。ブランドバッグや時計を貸す人もいれば、車を貸す人もいます。自宅に使っていない一室があるなら、その部屋を貸すことも可能です。

貸すモノを持っていればすぐに始めることができるお小遣い稼ぎですから、気軽に始めてはいかがでしょうか? リスクは、貸したものが戻ってこない、壊れる、汚れるなどが想定できますが、大手の仕組みの中で貸し出せば補償制度もあるので、賢く利用しましょう。
 

ポイント まとめ

私たちにも不労所得は作れるのか?

マンション投資
 

この記事では、世の中でよく言われる不労所得の作り方とリスクをご紹介しました。アフィリエイト、コンテンツ販売以外は、保有資産がないとできないことばかりですので、まずはそこからなんですよね。相続した土地や大金がない人は「種銭」を稼ぐところから。これが夢の不労所得の現実なのでしょう。

起業、ビジネスと組み合わせていけば、10年あればできる世界だと思います。諦めずに取り組んでいきましょう!


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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