記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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ホリエモンこと堀江貴文さんは、実業家として活躍されていますが、多くの著書をはじめ、対談、セミナー、講演などにおいて、さまざまな名言を残されています。
実際に成功されている実業家や経営者をみると「この人だから成功できたのだろう」と考えがちです。しかし、それを否定し「逃げているだけ」と指摘されています。
ホリエモンさんほど、具体的に心に響く名言や語録を残されている方は、他におられないように感じます。ここでは、起業するうえで知っておきたい名言や語録をいくつかご紹介します。
迷っている方、不安に感じている方の行動指針にもなるものですので、じっくりと読んでぜひ行動を起こしていただきたいと考えます。
行動に制限をかけている人は人生をムダにしている
ホリエモンさんは実業家として幅広い分野で活躍されていますが「働かなくてもいい。ただ遊び力を磨け」と度々言われています。現在は一日に数十件のビジネスをこなしながら、旅行、会食、トレーニングを楽しみ、ホテル暮らしをしながら睡眠時間もしっかりと確保できているそうです。
それを「ホリエモンだからできる」と言ってしまいがちなのですが、このような生活はその気になればできる、むしろ「できない理由」をつけているだけだと言うのです。だからこそ、今すぐにでも、夢中になれる遊びに没頭しながら生きていくことは可能で、何も特別な能力は必要ないのです。
起業においても同じことが言えます。
「私には無理・・・」と言う方は多いですが、起業した人すべてが特殊な能力を持ち合わせている訳ではありません。むしろ興味あること、好きなこと、できることなど、自分自身が夢中になれるものに没頭して、仕事を遊びのように楽しんでいらっしゃる方が多いのが現実なのです。
だからこそホリエモンさんがおっしゃるように「自分には無理」と行動に制限をかけずに、飛び込んでみるべきだと感じます。
動いた人にはチャンスの方からつかみやすいベストの速度で飛び込んでくる
成功した人はなぜ成功したのかという問いに対して、ホリエモンさんは「成功者は遊びのエキスパート、つまりすぐに行動しているから」だと言います。行動を起こしたら、人生は必ず大きく動きはじめるのです。
ここで注目すべき言葉は「つかみやすいベストの速度で飛び込んでくる」ということでしょう。どうしてもチャンスは一部の能力の高い人だけに与えられるものであったり、特別な人だけが掴むことができるものであるように感じる方も多いでしょう。
でも、興味あることに首を突っ込んで、そこに面白さを強く感じることによって、成功を引き寄せることができるのです。
どんな世界でも「好きなことを続けていたら、それが仕事になっていた」という話を聞いたことがあるのではないでしょうか。起業においても、興味を持ったならば「自分には無理だ」と諦めるのではなく、本を読んでみたり、起業セミナーを受講してみたり、自分なりに行動してみることが大切です。
学んでいくうちに「自分もできそうだ」と感じることも多いですし、起業セミナーで知り合った人たちから背中を押されて起業できた、ということも少なくないのです。行動すれば、その人の掴みやすいスピードでチャンスはやってきます。だからまず何か行動してみませんか?
多くの人は、やりきることの面倒くささを避けている
ビジネスをはじめとして、人生のすべてにおいて、事前の計画や思惑通りに進まないことはたくさんあります。昨年来の社会の混乱も、誰が予測することができたでしょうか。その他にも、資金繰りが悪くなったり、体調を崩したり、事故にあったり・・・。想定外の事態に遭遇することは、常に考えておかねばなりません。
ホリエモンさんは、このような状況においても「勇気ある撤退」には反対されています。それは障害が現れたことによって、潔さで取り繕って、やりきらずに逃げているだけ、やりきる情熱を放棄した、というのです。
本当にその通りです。口だけやる気があって実際は動かない人も少なくありませんし、動き出してもちょっと会社が忙しくなった程度で諦める人、ちょっと前に決めたこともやりきれない大人がどれほど多いことか。そういう人を何千人も見ていますので、努力を続けることができる自分の自信につながっています。
不足の事態が生じたとしても、しつこく粘り強く目の前のことをやりきることが、成功に繋がるとても重要な要素なのです。成果をあげている人や実績を積み上げてきた人には、潔く撤退するような人はおらず、むしろ諦めが悪く、一つずつ対処できることを積み上げ、目標に到達するまでやり切っていると言います。
起業すれば当然ながら、失敗する可能性もあります。しかし、失敗することも想定し、仮に失敗しても微調整を行いながら前に進んでいくことによって、少しずつ実績を積み上げていくことができるのです。
チャレンジは不可能を可能にする
ホリエモンさんはロケット事業を展開されており、2019年には2度目の宇宙空間到達に成功しています。将来的にはロケットを量産して、事業拡大を考えているそうです。輸送関係の事業の根幹になる日がやってくると考えているからです。
そもそも、ホリエモンさんが宇宙事業に取り掛かったのは20年近く前の話で、当時は自分たちが製造したロケットを宇宙に飛ばせるなんて夢の話だったと言います。しかし今、その夢が形になりつつあるのは、まさにチャレンジを続けることによって不可能が可能になった光景なのです。
これをホリエモンさんは「ロケットのスーパーカブ」と呼んで、いつの日か毎日のようにロケットが飛び立つ社会を実現させたいと言っています。
ロケット事業のように壮大なものになると、なかなか私たちには別次元の話のように感じます。しかし、言ってしまえばホリエモンさんはロケット開発の専門家ではなく、実際のところ取り組みだした当初は誰も真剣に取り合ってくれなかったそうです。
それでも形にしたというのはチャレンジを続けてきたからだと言えるでしょう。とてもシンプルなことですが、チャレンジしなければいつまで経っても夢物語になってしまいます。
起業することは、私たちにとって大きなチャレンジですが、不可能と思えるようなことでもチャレンジすることによって可能となります。ホリエモンさんが言うように「信念を貫き通していれば成功がしびれを切らしてやってくる」のですから。
まとめ
実業家であるホリエモンさんこと、堀江貴文さんの起業に役立つ語録・名言をまとめてご紹介しました。
ホリエモンさんの特徴として、いくつも異なることを並行して行動に移しています。ただそれは、与えられた仕事をいくつもこなしているのではなく、楽しいと思うこと、興味があることを楽しみながら取り組んでいることがわかります。
まず行動するということが大切だと、どのような経営者でも言いますが、特にホリエモンさんは「遊ぶように」という背景があることを感じます。
確かに遊ぶことなら私たちにも没頭することができます。だからこそ、仕事も遊ぶように取り組めるものが大切だということなのです。
まずは小さく、遊ぶ事からスタートしてみてはいかがでしょうか?
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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