
記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
特に専門的な技術や資格は持っていませんが、これまでずっと事務職として働いてきました。その経験を活かして、定年後は在宅で事務代行の仕事をしたいと考えています。
時給でだいたい、1000~1200円、8時間で8000~9600円。でも実際に収入が入ったら、税金などどうするのだろうと思うと怖くて動けません。
今の時代は株や仮想通貨かなとも思いますが、勇気がでません。私にもできる起業って、どんなものでしょうか?
● 回答
怖いとか自信がないというお気持ちはよくわかります。
ですが、事務職の経験を活かして「事務代行」という道を選ばれている時点で、すでに立派な起業の芽を持っていらっしゃいます!
よく「起業するには資格がいる」「専門知識が必要」と思われがちですが、そんなことはありません。大切なのは、「自分が当たり前にできることが、誰かの役に立つ」という視点です。
たとえば、データ入力や請求書作成、会議資料の作成やスケジュール管理、メール対応や顧客リストの整理などは、作業を外注したい個人事業主・小規模事業者は、今非常に多いです。
「税金や確定申告が怖い」という気持ちについて
初めて副収入を得ると、「税金どうなるの?」「確定申告って難しそう」と感じるのはとても自然なことです。
ですがご安心ください。年間の所得(経費を引いた後の利益)が48万円以下であれば、基本的には所得税はかかりません(※扶養や年金の条件により多少変わります)。
また、個人で活動する場合は、「開業届」と「青色申告」を提出すれば、最大65万円の控除を受けられるなど、節税面でも有利になります。今はfreeeやマネーフォワードなど、初心者向けの会計ソフトも充実しており、手間もどんどん減っています。
最初は「仲間や環境」に頼っていい
怖さや不安というのは、「ひとりで抱えている時」に強くなるものです。逆に、同じように起業を目指している人たちと関わったり、すでにやっている人に教わったりすることで、「自分にもできるかも」という感覚が自然と育ってきます。
何かを始めること=いきなり完璧になること、ではありません。小さな実績を積みながら、「私はこれができる」「これは苦手かも」と確認していけばいいのです。

今の時代、起業は「特別な人」だけがするものではありません。むしろ、「ちょっとだけ自分の時間を誰かの役に立てたい」という気持ちから始める等身大の起業が増えています。
そしてあなたには、すでに「事務職としての経験」という大きな資産があります。これは誰かにとって、必ず価値になります。
まずは、小さくても「やってみる」こと。不安があっても、「経験しながら覚えていく」くらいの気持ちで、ぜひ一歩を踏み出してみてくださいね。
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