主婦が起業して稼ぐために絶対押さえておくべき7つのこと

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

家族との時間を大切にしつつ、ぽっかりと空いた時間をお金に変えられる主婦起業は・・・

  • もう少し家計に余裕を持ちたい
  • 家に閉じこもっていると気が滅入ってくるから自分でも何か始めたい
  • これまでに培ってきた技術や経験を役立てたい

と考えている人におすすめのビジネスです。

ただし、ビジネスには常に失敗のリスクがつきまといます。無計画に起業をしても、利益を出せなければ時間やお金を損してしまうだけです。
 

30代
 

そこで今回は、主婦が起業をして稼ぐためにぜひ押さえておきたい7つのポイントや、主婦起業の成否を分ける向き不向き、主婦起業の注意点などをお伝えします。
 

ポイント 主婦起業家が成功するためのポイント7つ

主婦起業で押さえておくべきこと

クラウドワークス
 

主婦起業家がビジネスとして成功するためのポイントは、次の7つです。各ポイントの中身に触れていきましょう。
 

1.小さい規模で起業する

主婦起業の場合、いかにリスクを抑えて起業するかが非常に重要です。10万円で始めるビジネスと、1,000万円で開始するビジネスでは、後者のほうが圧倒的に失敗したときのリスクが大きくなります。

多額の現金を借りたり、家庭の預貯金を起業資金につぎ込んだりすると、失敗した場合に取り返しがつきません。ビジネスに必ず成功する保証はないので、仮に失敗しても大きな損を出さないように、まずは経費を抑え、小さな規模で起業することをおすすめします。
 

2.失敗を恐れず行動する

起業をした以上は経営者です。起業直後は従業員を雇ったり外注したりする余裕がないことも多く、取引先も開拓されていないため、とにかく失敗を恐れずに何にでもチャレンジする姿勢が求められます。

資金計画に広告づくり、集客など、「やったことがないから」と手を止めてしまうタイプの人だとビジネスを大きくできません。起業をするなら、多少の失敗を恐れずに、やったことがないことでも、まず取り組んで見る姿勢を持ちましょう。
 

3.起業前に決めた期限が過ぎるまではビジネスを継続する

大抵のビジネスは、売上が軌道に乗ったりヒットしたりするまで時間がかかります。予め設定した期限が過ぎるまでは、赤字になってもビジネスを継続する前提で起業しましょう。

ポイントは、起業をする前にざっくりと経費を計算し「これ以上は無理」というラインを決めておくことです。事前に期限を切っていないと「もう少しだけ」「がんばれば儲かるかもしれない」と止めるタイミングを失ってしまいます。事業で成功している人は、損切りの見極めが上手です。
 

4.身の回りの「あったら良いな」「あると便利」をテーマにする

主婦起業の場合、身近なトラブルや悩みの改善をビジネスのテーマとして掲げましょう。品質の良いサービスを提供する自信があっても、ニーズがなければビジネスにはなりません。

リスクを抑えた低コストの主婦起業では、できることがある程度限られてしまいます。自身の周辺にある「あったら良いな」「あると便利」「これがなくて困っている」といったニーズを発掘しましょう。
 

5.同業者を中心に人脈を広げる

主婦起業家として成功したいなら、積極的に人脈を広げましょう。人脈を広げると、同業者から有用な情報をもらったり、仕事の悩みを相談したり、顧客を紹介し合ったりすることができるようになります。

個人で受けられない規模の仕事も、同業者がいれば共同で請けられるので、起業する場合は自分から声かけをしていく意識が大切です。
 

6.ある程度のビジネスプランを練ってから起業する

世のなかには、運良くヒット商品を開発したり、突発的な思いつきで成功したりする人もいます。

しかし、無計画で成功できるのはほんの一握りの人だけです。仮に一瞬大きな利益を出すことができても、ビジネスとして売上を継続できなければいずれ利益も尽きてしまいます。

継続的に利益を出すためにも、ある程度のビジネスプランを練ってから起業しましょう。
 

7.強みを活かす

主婦起業では、多くの場合小さな規模で起業します。起業時に使える労働力や資金が限られる関係上、「自分が得意なこと」を仕事にするのが、成功への近道です。

自分自身にスキルや経験がなくても、経営者として資金や人材を引っ張ってくることは可能です。しかし、人を使うためには、マネジメントのスキルも求められます。

人件費は、ビジネスにおける経費のなかでも負担の大きな経費のひとつ。経費を切り詰めて利益を大きくするためにも、起業初期は自分のスキルを活かしたビジネスを考えましょう。
 

ポイント 主婦起業に向いている人と向いていない人の違い

主婦起業で押さえておくべきこと

家族
 

主婦起業に向いている人と向いていない人の違いは、必要なときにリスクとリターンを見極めて決断できるかどうかです。

  • やったことがないことでも恐れずにチャレンジできる
  • 周囲の人に相談したり協力してもらったりできるコミュニケーション力がある
  • 事業計画を考えて「ある程度儲かる見通し」を立ててから動ける
  • 失敗しても落ち込まずに次の起業に向けた準備ができる

とくに重要なのは、ここぞというときの行動力です。どれだけリスクを抑える準備をしても、ビジネスのリスクをゼロにすることはできません。

ビジネスの成功には「リスクを取って動けるかどうか」がひとつの基準になってきます。「準備を万全に整えてから起業しよう」「お金をできるだけたくさん貯めてから起業しよう」と考えて手や足を止めてしまう人、またなるべく自分で決断をしたくない人は、主婦起業を避けたほうが無難です。
 

ポイント 主婦起業家が注意すべきこと

主婦起業で押さえておくべきこと

大暴落
 

主婦起業で稼げるようになりたいなら、以下の点に気をつけましょう。

1.高額な起業セミナーや教材にお金を出さない

百万円もするような起業セミナーや教材などは、大半が詐欺や詐欺に近いものです。もちろん、有用なセミナーも存在しますが、起業していない人だと中身を適切に判断できません。

高額な起業セミナーに出すお金で、とりあえず起業してみたほうが自分のためになります。
 

2.ビジネスが軌道に乗る前に融資を受けない

大きな資金を投資するビジネスを軌道に乗せるには、経営者としての様々な経験が必要です。起業時や起業直後に融資を受けると、失敗する可能性も高いので、リスクが大きくなってしまいます。

主婦起業では、起業資金と運転資金は最小限に抑えるのがおすすめです。
 

3.仕事量と運転資金には余裕を持つ

主婦起業では、事業を軌道に乗せたとしても、プライベートとのバランスを崩さないように気をつけましょう。仕事に熱中しすぎた結果、家庭が崩壊してしまっては意味がありません。

仕事を詰め込みすぎたり、無理をして仕入れをして資金が底を尽きそうになったりすると、精神的にも追い詰められてしまいます。

仕事量と運転資金には、つねに余裕を持たせましょう。
 

4.家族の同意を取ってから起業する

プライベートと仕事量のバランスを取るのが理想ですが、起業直後は忙しくなります。繁忙期や起業直後、経営が悪化したときに、家族の同意がないと協力してもらえません。

起業した仕事のことで悩み、家庭のことでも悩む状況は、ビジネスの失敗につながります。必ず事前に相談しましょう。
 

ポイント 成功させるポイントは規模を抑えて少ない初期投資

主婦起業で押さえておくべきこと

融資
 

主婦起業のポイントは、リスクを抑えてできるだけ小さな規模・少ない資金で起業できるビジネスを見つけることです。初期投資の額が小さければ、失敗したときの損失も少ないので、積極的に動くことができます。

ただ、無計画に起業をしても、稼ぐことはできません。主婦起業家として成功するためのポイントや注意点を押さえて、起業で稼げるようになりましょう。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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