起業の際に付き合う人を間違えると失敗するこれだけの理由

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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起業する時には必ずと言っていよいほど仲間が必要になります。私も、仲間の存在無くして、今日はなかったと言えます。
 

仲間
 

ポイント 起業すると思い立った時、何が必要か?

起業の際に付き合う仲間を間違えると失敗するこれだけの理由

スタートライン
 

起業するまでの経緯は人それぞれではありますが、設備投資などはあれこれ慎重に選ぶ割に、案外見落とすのは「人」の選択です。アウトソーシングがいかに浸透しようと必要なのは人の存在であり、その質は極めて重要です。

多くある起業の一つとして飲食業がありますが、飲食業成功の最大の条件はずばり「立地」になります。駅前か国道沿いにあるのか、あるいは、幹線道路であれば駐車場があるのか、対象はドライバーか、あるいは昼食のサラリーマンかで、店舗規模と集客入れ替わり、つまりは回転稼働数は異なるからです。

ですが、場所だけで飲食店が流行ると思うと、それほど甘くはありません。やはり「人」なのです。単に大勢の店員がいればサービスは充実するわけではありませんが、優秀な接客能力のある経験者がいるほど、店舗経営が楽になることは言うまでもありません。
 

ポイント 起業に失敗するお決まりのパターンは?

起業の際に付き合う仲間を間違えると失敗するこれだけの理由

仲間
 

会社員のまま起業するとなれば、最初から人を雇うことはないでしょう。と言いますか、雇ってはいけません。個人事業主として、受発注が1対1で行われる取引から始めるべきでしょう。その場合、成果物や達成した結果の集約による数字だけを気にしていればよいわけで、余計な心配はいりません。

ですが、事業の拡大に伴いある程度の外注やパートナーを抱えると、次第にその数字が不安定になってきます。この場合の「数字」とは、報酬や収入のことだけではなく、実績という経験値になります。工期、納品期限は最低限だとして、イレギュラーの事業停滞期間もそれに含まれます。

極めて安易に表現するなら、起業に失敗するパターンは簡単なものです。それはこうした「数字」を理解しない、つまりは「読めない」人を仕事仲間にしてしまうことです。

単に売上を伸ばすだけなら、それはエンドユーザーに虚偽をPRしても、ある程度の収入は得られます。会社の信用は失墜しても、事業を切り替えれば済む話です。ですが、それではただの詐欺会社です。そのような「読めない」人が起こす信用失墜につながる行動は、排除しなければなりません。
 

ポイント 多くは仕事を作れていない

起業の際に付き合う仲間を間違えると失敗するこれだけの理由

起業というのは、いうなれば自ら仕事を作りあげていくことです。これは簡単ではありません。例えば飲食業が典型的ですが、これがなぜ廃業と新規出店が常に激しく入れ替わるのでしょうか? 恐らくこれは「場所」や「味」以外の何かがそこに横たわっているからです。それがまさに必要な人材です。仕事仲間で最も障害となる要因がここに隠されています。

会社員のまま起業を目指す場合、最初は一人で全ての業務を行いますが、次第にアウトソースを活用するようになります。ですが、経理や管理はアウトソースをしても「企画」だけは経営者自らがやる必要があります。飲食店の場合も繁盛の鍵となるのは、実はこの企画になります。日本には四季があり旬という感覚も根強くあります。食は文化ですから、季節と日本、あるいは食卓といった店の雰囲気も企画の仕事になるでしょう。

起業に失敗するパターンのほとんどは、企画が需要と合っておらず、トレンドを読み取れないことにあります。つまり、集客難になるということです。そこは経営者が自らの責任で軌道に乗せるまでは頑張るべきです。安易にパートナーに投げても信用失墜、もっとシンプルに言えば、単純に受注できません。
 

ポイント 起業する際に付き合う仲間とは?

起業の際に付き合う仲間を間違えると失敗するこれだけの理由

簡略的に示せば、次のような人材は、起業する際に選ぶべき仲間、付き合うべき仲間ではありません。
 
1.タイムリーなトレンドに関心や興味が薄い
2.時間や期間、能率による圧縮を行うことを手間と考える
3.カスタマー側での思考力はあるが、自分が提供者である自覚がない
4.複数の結果の対応に鈍感
 
そして、決定的なことは・・・
 
5.サラリーマンのまま、そのまま成長がない。
 
ということです。いつまでも会社員でいることに甘んじて、殆ど行動せず、動きが遅い。そんな人と組んではあなたも没落します。あなたに必要な仲間とは、強い共通の好奇心を満たすために、あらゆる努力を協力してくれる人材ということが言えるのではないでしょうか?

会社員同士でつるんで、人の悪口を言っている。。。いくら起業を目指している仲間でも、そんなことをしていては全く意味がありません。
 


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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