記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
自分のために事業計画書を書こうと思っているのですが、具体的にどのように書いたら良いか全くわかりません。
金融機関などに提出するテンプレートで良いのでしょうか?
● 回答
企画書は読む人のために書くと良いので、ご自身のために書くのでしたら、金融機関に出す書類とは異なるものになると思います。
あくまでも読む人のために書く。それを忘れずに書くようにしましょう
必要なものは事業計画なのか、それとも融資を得ることが目的なのか、出資してもらうことが目的なのか、単にアイデアを並べて整理したいだけなのか、書類作成の目的によって書き出す項目も変わってくるでしょう。
融資目的の場合は、事業内容の妥当性、そして、期待できる現実的なキャッシュフローの数字、返済可能な根拠を示さなければならないでしょう。よって、資金繰りの計画をしっかりと記載する必要があります。
出資目的の場合、細かな収支計画よりは、ビジョンや市場の将来性を示し、投資家に対して出資する価値があることを判断してもらうようになります。
今回は、ご自身のために書くということで、どのようなことを整理したいのか、何をまとめておきたいのかを整理する必要がありますね。
目的によっては、詳細を書くよりも、 A 4用紙1枚にまとめたり、マインドマップにしてみたりする方が良い場合もあります。簡潔に、短くわかりやすく、ポイントを押さえて書くようにしましょう。
一般的には、事業評価する時に、経営コンサルタントや投資家がどこを見るかと言えば、まずは「市場性」お客さんがいるかどうかですね。
そして他との差別化、つまり「独自性」です。他と全く同じつまらないものであれば、価格競争に陥ることが目に見えているからです。
そしてその後は、そのビジネスがどこまで大きくなる可能性を秘めているのか、利益が出せるのか、10年後も続けていけるのか、そして何よりも、今のあなたにそのビジネスを立ち上げる実力があるのか、ということろです。
今回の目的のための事業計画書は、特に決まった様式があるわけではありませんので、ご自身が整理しやすい形で書いてみてください。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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