資金繰りのリスクを回避し、不安をなくして起業する方法を徹底解説!

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

コロナ禍で「起業したい」という方が増えています。

勤め先の先行き不安、収入減少、人生何があるかわからない、大企業も倒産リスクがある、などなど、起業の理由は様々あるようです。
 

自宅で仕事
 

ただ、実際に会社を辞めたり、起業に踏み切るには勇気も必要で、ためらっている人も多いですね。もちろん、起業にリスクや不安はあります。でも、どのようなリスクがあるのか、自分はどのようなことに不安を感じているのか、ということがわかれば対策も可能です。

ここでは、起業時に考えられるリスクや不安の内容と、それらを最小限に抑えて起業する方法をご紹介します。
 

ポイント お金に関するリスクを回避して起業する5つの方法

不安をなくして起業する方法を解説

リスク
 

考えられるリスクとして一番大きいものは、やはりお金に関するリスクではないでしょうか?

実際、起業にはそれなりのお金が必要となります。起業したものの、多額の借金を抱え込んでしまい倒産、というのがイメージしやすい最悪のパターンかもしれませんね。

では、お金に関するリスクを回避するためには、どのような方法があるのでしょうか?

ここでは、5つの方法を紹介しています。
 

1.起業資金を借金しない

当たり前のことではありますが、まずは起業資金を借金しないことが挙げられます。

ある程度の自己資金があり、その範囲内で起業すれば安心です。もし、やりたいことが決まっていなければ、自己資金内で開始できる業種に絞れたり、可能なサービスを決定できたり、資金を限定することで得られるアイデアもあるでしょう。
 

2.クラウドファンディングを利用する

どうしても自己資金だけでは足りない、もっと事業を拡大させたい、という場合もありますよね。そのとき、借金に代わる手段の一つとして、クラウドファンディングを利用することが挙げられます。

クラウドファンディングは、自分の事業内容に賛同してくれる人をインターネット上で集め、資金調達する方法です。出資者に対しては、お金に代わるリターンを自分で決定することができるため、アイデア次第で、お金をかけずに資金を集めることも可能です。

ただし、金融機関からお金を借りることと比較して・・・

  • 資金調達に時間がかかることや
  • 確実にお金が集まるかわからないこと

などのデメリットがあることも認識しておきましょう。
 

3.自宅を事務所にする

起業時に必要な資金の中で大きなものの一つとして、事務所や店舗の費用があります。

契約時には、敷金・礼金や不動産会社への仲介手数料が必要です。また、当然ながら、月々の家賃や共益費、運営していくための光熱費やインターネット代などもかかります。

事業を開始してすぐに軌道にのれば良いのですが、そうでない場合、赤字が増えるばかりか、精神的にも追い詰められてしまいます。気持ちに余裕がないときは、良いアイデアも生まれないもので、そんな状況は避けたいですよね。

まずは、自宅を事務所として始めてみてはいかがでしょうか? 起業というと立派なオフィスをイメージされるかもしれませんが、業種によっては、パソコンやインターネット環境さえ整っていれば成り立つこともあります。
 

40代
 

4.コワーキングやシェアオフィスを利用する

自宅と事務所を切り離したいのであれば、コワーキングスペースやシェアオフィスを利用するのも良いですね。自分と似たような起業家やフリーランスで仕事をしている人も多く集まるため、情報交換や人脈形成につながるかもしれません。

また、業種にもよりますが、最近では既にあるお店の一部に「居候する」という形態もあります。例えば、カフェなどの一角を本屋スペースとして貸してもらったり、既存のイベントスペースを借りてワンデイカフェを開いたり、という方法です。

また、実店舗は持たず普段はネットショップとして営業を行い、マーケットなどのイベント時にのみ出店する、という手段もあります。

当然、事務所があれば信用面でも有利になりますが、いきなり大きな事務所を借りるのはリスクが大きいため、初めは自宅兼用や、その他の方法を検討することも大切です。
 

5.できる部分は自分でやってみる

起業のためには、名刺やホームページなど、色々なものが必要になってきます。全てを外部に依頼すると、その分資金が必要になるため、できる部分は自分でやってみると良いでしょう。

名刺を自分でデザインする、ホームページは自分でつくるなど、最近は作成をサポートしてくれるアプリやサイトも多いため、やってみると意外と簡単にできることもあります。また、広告にもお金がかかるため、FacebookやInstagramなどのSNSを利用して、自分で宣伝することも重要です。
 

ポイント 自信がないという不安を抑える3つの方法

不安をなくして起業する方法を解説

40代
 

新しいことを始めようとしているので、不安を感じるのが当然ですね。自分にできるのだろうか、うまく続かなかったらどうしよう、と思い悩むことも多いでしょう。

そんな不安を抑えるにはどうしたら良いでしょうか?

ここでは3つの方法を紹介しています。
 

1.不安や自信のなさをエネルギーにする

人見知りの自分でも起業できるのだろうか、学歴がなくても大丈夫だろうか、という不安がある方もいらっしゃいます。実は、不安は大切な感情でもあり、不安を感じるからこそしっかりと準備ができるとも言えます。

例えば、あなたが人見知りであるならば、人見知りならではのサービスを考えれば良いのです。自分にしか思いつかないような独自のサービスが見つかるかもしれません。

学歴については、経営感覚は学校で学べることではないので、必ずしも学歴が必要というわけではありません。むしろ、不安な気持ちをエネルギーに変えて、しっかりと準備をしていくことが大切です。
 

2.家族や友達にプレゼンしてみる

起業することについて、家族や友達から反対されそうで不安、という声も多くあります。困ったこときに助けてくれるのは、やはり家族や友達ですので、話しておいて損はありません。

まずは、自分の考えのポイントをうまく伝える努力をしてみましょう。起業というと、なんとなく周囲から反対されそうなイメージはありますが、案外、賛同してくれることもあるものです。

逆に、理解されないのであれば、もう少しアイデアを練り直す必要があるかもしれません。それがわかっただけでも価値がありますね。
 

3.会社を辞める前に人脈をつくっておく

起業してもお客様が集まるか不安、という人も多いようです。でも、これまでに起業した人の中には、以前に勤務していた会社から仕事を受けていたり、取引先からお客様を紹介してもらっている方も多くおられます。

どうせ辞めるからといって今の会社の仕事を適当にするのではなく、社内や取引先で人脈をつくったり、個人の仕事につながるようなお客様をつかまえたり、信頼関係をつくっておくことが大切です。
 

ポイント リスクや不安は減らして起業できる!

不安をなくして起業する方法を解説

フリーランス
 

以上のように、リスクは減らした上で起業できます。今すぐに行動に移せるものもあるのではないでしょうか?

夢の実現に近づくため、できることから始めてみましょう!


さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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