会社員のまま起業する場合、開業届の職業欄は何と書く?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

現在会社員で、会社を辞める前に起業したいと考えています。

いわゆる開業届を先に出してしまいたいのですが、職業欄に何と書けば良いのでしょうか? まだ起業しているわけではないので(これから)現在会社員としか書けません。

ちょっと調べたところ、会社員と書いてはいけないとかの情報もありました。コンサルティング業などと、やる予定のことを書いておいてよいのでしょうか?

皆さんどうされていらっしゃいますか?
 

起業前質問集
 

● 回答

まだビジネスの段取りもできていないということで、出さなくても大丈夫ですよ。開業から1カ月以内に出せばよいですので、開業したといえる状態になったら開業日を設定し、その後1カ月以内に提出しましょう。

それでも出しておきたい場合、確かに「会社員」では説明を求められそうですね。税務署の方に「今は会社員ですが、まもなく開業する予定です」と質問してみましょう。開業する職業で書くように、などアドバイスをもらえるはずです。

実際に退職したかどうかはあまり問題ではなく、万が一聞かれたとしても事情を説明すればよいと思います。税務署から見れば「きちんと事業所得として申告すること」が大切であり、そのための届出書なだけですので、それほど大きな問題ではありません。
 

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ただ、職業によって事業税の税率が変わりますので、その辺りはもし本当に安い税率になる職業で起業されるのでしたら、そのように記載しておいた方がいいですね。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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