起業家MBTI徹底解説! 成功者に共通する性格タイプとは?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

「自分のMBTIで起業はうまくいくのか」と悩む方が増えています。診断系サイトでは「ESTP・ENTJ・ENFP・INTJの4タイプが起業向き」と紹介されることが多いのですが、起業18フォーラムの現場では、内向型のINFJやINTPが事業を長期安定させているケースが珍しくありません。

本記事では26年・60,000人の起業相談で見えてきた「MBTIタイプ別の起業成功パターン」を、4タイプの強み比較・会員さん3名の実例・自分のMBTIを実装に変える3ステップに絞ってお伝えします。

ポイント 起業に向くとされる4タイプ|ESTP・ENTJ・ENFP・INTJの強みと弱み

それぞれの長所・短所・相性のよい事業領域

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起業家に多いとされるのはESTP(起業家型)、ENTJ(指揮官型)、ENFP(広報運動家型)、INTJ(建築家型)の4タイプです。ESTPは全体の約4〜5%、ENTJは約2〜3%、ENFPは約7〜8%、INTJは約2%とされ、特にESTP・ENTJは起業家の中で実数比率が高いタイプです。この4タイプには「変化への耐性」「即決力」「逆境での回復力」のいずれかが備わっており、新しい挑戦に積極的という共通点があります。

一方で計画性の不足や独断的な意思決定など、強みの裏返しとなる弱点を放置すると、事業の後半で失速します。強みを活かす設計と弱みを補う仕組みづくりが、長期で結果を出すための分岐点です。

タイプ 強み 弱み 相性のよい事業
ESTP 行動力・社交性・即決力 計画性不足・衝動的 営業代行、イベント、フィットネス
ENTJ 戦略性・リーダーシップ 独断的・感情面の配慮不足 経営コンサル、DX設計、PM受託
ENFP 発想力・人脈構築 飽きっぽさ・継続困難 広告・教育・コミュニティ運営
INTJ 分析力・計画性 孤立しやすい・対人苦手 研究、IT、戦略立案、SaaS

ポイント 「向いていない」と言われるタイプが事業を安定させる理由

内向型の強みは深い専門性と長期顧客関係

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INFJ・INTP・ISTJなど内向系のタイプは「起業に向いていない」と書かれることが多いものの、起業18フォーラムの現場では、これらのタイプが事業を長く続けているケースが珍しくありません。理由は内向型が「深い専門性の構築」「長期顧客関係の維持」「丁寧な品質管理」で力を発揮するからです。

MBTIは「自分がどう動くか」を言語化するツールとして有効ですが、「自分に起業は無理」と決めつける根拠にはなりません。重要なのは、自分のタイプの弱点を最初から仕組みで補い、得意領域に集中できる事業形態を選ぶことです。

  • 苦手な領域は最初から外注・分業で対処する設計を組む
  • 得意な作業に集中できる業種・サービス形態を選ぶ
  • 同タイプの成功事例を意識的に集めて参考にする

ポイント 会員さん3名の起業軌跡|MBTI別の実例

INFJ・ENTJ・ENFPの転機と現在地

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Cさん(39歳・INFJ・ITサービス業)

IT企業で品質管理を担当する会社員Cさん。MBTI診断でINFJと出たことから「自分には起業は無理」と半ば諦めていた状態で起業18フォーラムに相談に来られました。在職8年目で管理職の打診も受けていたものの、子育てしながら自分のペースで働く選択肢を模索していたのです。

相談開始から4か月後、「INFJの強みである共感力と完璧主義が、ドキュメント品質を求めるクライアントのニーズと一致する」と気づき、企業向けITドキュメント整備サービスで起業準備を本格化されました。苦手な新規営業は最初から外注し、紹介経由に特化する業務設計に落とし込まれ、現在は在職しながら月2〜3件の受託で退職後の収入モデルを構築中です。

MBTIのタイプは変えられませんが、強みを活かせる市場・サービス・業務設計を選ぶことで「向いていない」は「向いている」に変わります。

Dさん(41歳・ENTJ・元コンサル)

外資系コンサルファーム出身のDさんは、ENTJ型と診断され「リーダーシップが強み」と過信し、同期と共同創業でITサービス事業を立ち上げました。ところがDさんの「指示型」と相方の「合議型」が噛み合わず、半年で意見対立が決定的になり共同事業を解消されました。

再起にあたっては、自分のENTJ的特性を「全体設計と意思決定の速さに強み・合意形成は苦手」と言語化し、業務委託パートナーとの分業体制に切り替えられました。役割を「決める人=Dさん/実行する人=外注パートナー」と明確に分けたのです。現在は中堅企業向けのDX設計コンサルで月収40万円超を安定的に確保されています。

Eさん(35歳・ENFP・元Webクリエイター)

Web制作会社出身のEさんは、ENFP型らしい発想力と人当たりの良さで個人事業として制作受託を始められました。ところが半年で「同じ作業の繰り返し」に飽きが来てしまい、案件をキャンセルしたくなる衝動と戦う日々が続いたそうです。

転機は、自分の弱点を「気合い」で補おうとするのをやめ、仕組みで補う設計に切り替えたことです。具体的にはWebデザイン講座のオンライン会員サービス(会員50名・月会費5,000円)に主軸を移し、毎月の収入が会員数で予測できる構造に変えられました。受託案件は気が向いた時のスポットとして残し、メイン収入はストック型に振り切ったのです。現在は月収25万円超を安定確保され、年内に会員100名・月収50万円超を目指しておられます。

ポイント MBTI×25点→50点スコアリングで起業適性を数値化する

タイプ別の強みを得点に変換する活用法

新井一

起業18フォーラムで実践している「25点→50点スコアリング」は、MBTIと組み合わせると自己分析の精度が上がります。スコアリングでは起業に必要な要素を、現状の25点(平均)から50点(独立可能水準)まで引き上げることを目標に、今の自分の弱点を可視化します。

  • 「知」のスコア:業界知識・専門スキルの現在地と目標値
  • 「人」のスコア:人脈・集客力・信頼関係の構築度
  • 「金」のスコア:資金計画・財務基礎知識・収支シミュレーション

MBTIで「思考型(T)」と出た方は「知」のスコアが高い傾向、「感情型(F)」の方は「人」の構築が早い傾向にあります。MBTIの結果とスコアリングを重ね合わせることで、自分がどの領域を優先して伸ばすべきかが見えてきます。

たとえばCさんは「知40点・人28点・金20点」と現状を把握した上で、金と人の強化に集中されました。1年後には金のスコアを35点まで引き上げる目標で月次見直しを続けておられます。

ポイント タイプ別おすすめビジネスモデル|フロー型とストック型の使い分け

継続が苦手なタイプはストック型で構造補完

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拙著『起業神100則』にも書いているのですが、起業家には「フロー思考」と「ストック思考」の2系統があります。フロー思考はその都度の新規受注で売上を作るスタイル、ストック思考は会員制やサブスクリプションなど継続資産を積み上げるスタイルです。MBTIタイプとの掛け合わせで、自分が伸ばすべき方向が見えてきます。

ESTP・ENTJ型は即決型サービスやコンサルなどフロー型と相性が良い一方、ENFPやINTJ型の方は会員制やコンテンツ販売などストック型でリピート構造を組み込むことで、自分の弱点を仕組みで補えます。

  • ESTP×フロー型:営業代行・イベント・即決型サービス
  • ENTJ×フロー型:経営コンサル・DX設計・PM受託
  • ENFP×ストック型:オンライン教室・コミュニティ・会員制
  • INTJ×ストック型:コンテンツ販売・SaaS・有料情報提供

ポイント MBTIで見る有名起業家の分布

同タイプの成功者がキャリアの参考になる

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世界的な起業家にもMBTIタイプ別の傾向が見られます。自分と同じタイプの成功者を知ることで、目標設定や行動パターンの参考になります。

MBTIタイプ 海外の有名起業家 日本の有名経営者
ESTP リチャード・ブランソン(ヴァージン)
ENTJ イーロン・マスク(テスラ/スペースX) 孫正義(ソフトバンク)
ENFP ウォルト・ディズニー 南場智子(DeNA)
INTJ ビル・ゲイツ(マイクロソフト) 柳井正(ユニクロ)

ポイント 自分のMBTIを起業に活かす実践3ステップ

診断結果を制限ではなく設計図として使う

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ステップ1:強みと弱点を1枚に書き出す

自分のMBTIタイプの強み2つ・弱み2つを紙に書き出します。Cさんなら「強み=共感力・完璧主義/弱み=新規営業・対面交渉」のように具体化します。抽象語ではなく、業務単位の言葉で書くのがコツです。

ステップ2:弱点を仕組みで補う

自分の弱点を「気合い」で乗り越えようとせず、最初から仕組みで補う設計に切り替えてください。営業が苦手なら紹介ルートを設計する、継続が苦手なら会員制で構造化するなど、行動ではなくモデル側で解決します。

ステップ3:同タイプの成功事例を集める

同じMBTIタイプで先に成功している人の事例を3つ集めましょう。「同じタイプでもこう伸ばしている」という具体例があると、自分のタイプを「制限」ではなく「設計図」として使えるようになります。重要なのは、診断結果を「自分への烙印」ではなく「事業設計のヒント」として扱うことです。

自分が起業に向いているかどうか、どうやって判断できますか?
● 質問 起業に向いている人と向いていない人がいると聞きます。自分が向いているかどうかを判断する基準はあります

ポイント よくある質問

MBTIと起業適性への疑問に回答

起業前質問集

Q.MBTIで「起業に向いている」タイプを教えてください。

  • ESTP・ENTJ・ENFP・INTJが起業家に多いタイプ
  • 弱点を仕組みで補う設計があれば、どのタイプでも成功可能

ESTP・ENTJ・ENFP・INTJの4タイプは起業家に多いとされます。リーダーシップ・発想力・行動力・分析力に優れる傾向があります。ただしどのタイプでも「自分の弱点をカバーする設計」ができていれば起業で成功しているケースがあり、タイプだけで向き・不向きを判断するのは早計です。

Q.内向型(I)のMBTIは起業が難しいですか?

  • 難しいと一概には言えない・内向型に合う事業モデルあり
  • オンライン教室・コンサル・ライティングは内向型向き

難しいとは一概に言えません。内向型は「深い専門性の構築」「長期顧客関係の維持」「丁寧な品質管理」で強みを発揮します。問題は内向か外向かではなく、事業モデルに内向型の強みが活かせるかどうかです。オンラインを活用した教室業・コンサル・ライティング等は内向型が活躍しやすい業種です。

Q.MBTI診断はどこで受けられますか?

  • 公式診断は有料アセスメントセンター
  • 無料簡易版は16personalities.comが代表的

公式のMBTI診断は有料のアセスメントセンターで受けられます。無料の簡易版は 16personalities.com が広く使われています。非公式テストは正確性に差があるため、あくまで「自己理解のヒント」として参考にする程度が適切です。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

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