ビジネスモデル特許はとるべきでしょうか? 初期投資が高くなるので迷っています。

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

家事の手伝いのマッチングサイトを作りたいと考えています。どうしても他の人に真似されたくないので、ビジネスモデル特許を取ろうと考えています。

色々と問い合わせたところ、弁理士の専門コンサルの人に頼むとコンサル料がおよそ100万円、その後に出願依頼をすると40万円ほどかかることがわかってきました。このような金額を投資する価値があるのか、迷っています。

私は何も知識がないので、コンサルを受けなければならないのでしょうか? 140万もかかるのであれば、ビジネスそのものに投資した方が意味があるようにも思えてきます。

日頃、新井さんが言うように、まず先にビジネスをやってしまおうという考えを聞いたところ「ビジネスモデル特許の出願提出をするまでは何もできない」と言われました。

このビジネスモデルは絶対に成功すると思っていて、絶対に夢を叶えたいと思っています。これだけのお金を投資する価値があるでしょうか? ご意見お聞かせください。
 

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● 回答

正直言いますと、特許の取得はあまりお勧めしません。家事手伝いのマッチングサイトが成功するのかどうか、大手が既に進出している分野でもありますので、まずは小規模なテストを行うことをお勧めします。

初期投資、しかも何もない状態で140万円、そしてシステム開発にもお金がかかるとすると、莫大な費用が必要になりますよね。

専門コンサルとは言っても、弁理士さんも商売ですから、何とも言えないところです。起業や特許出願は早い方がいいとは言いながら、コンサルだけに100万円は、最初のビジネスとしてはちょっと高額かもしれません。

無料相談もありますので、まずはそのお考え自体に特許出願する価値があるのかどうか、認められるものなのかどうかを確認しておくのもいいと思います。特許で保護されるのは、ビジネスの方法ではなく、あくまでもそのための「発明」です。

ビジネスモデル特許(ビジネスモデルとっきょ)は、広義では、ビジネス方法(ビジネスモデル)に係る発明に与えられる特許全般を指すが、一般にはより狭義の、コンピュータ・ソフトウエアを使ったビジネス方法に係る発明に与えられる特許という意味で用いられる。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』/a> より引用<


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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