記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
私はイタリアが大好きで、イタリアに関連するビジネスで起業する夢があります。
ですが、そのような話をすると、ワインにせよファッションにせよ、競合が多すぎるので、好きなことなんかじゃ成功できない、とたくさんの人に言われます。
また、好きなことを仕事にすると嫌いになるとも言われるのですが、どうなのでしょうか?
本当のところを知りたいです。
● 回答
私はむしろ、好きな、得意を活かさないと成功できないと考えています。これまで25年、起業したい会社員の方を見てきて、強くそう信じるようになっています。
苦手なことを仕事にして取り組んでいても、苦痛やストレスでしかありません。
サラリーマンをしていても、自分がよくわかっていない、使ったことのない商品を売っている営業さんがたくさんいます。文系の営業さんが機械工業製品を売っていたり、未経験という以前に、興味もなく基礎知識もないというパターンもよく見かけます。
好きなことや得意なことを仕事にすると、毎日とても楽しいはずです。勉強も苦にならず、好奇心でどんどん成長してしまうはずです。
仕事に限らずですが「得意な長所を伸ばす」方が、人は伸びることは研究により実証されています。学校教育でも、厳しく指導して成長、発達を促せるタイプの子供は少数派です。大人の社会でも同じで、楽しいことをして、長所を伸ばすことで力を発揮できることになり「生産性の向上」「モチベーションの向上」につながります。
「人に厳しく」「自分にも厳しく」という意見や考え方がありますが「生産性の向上」「モチベーションの向上」に至らなければ、会社の利益に結び付きません。
興味関心のあることから取り組んだ方が、起業を「楽しい」「もっとこうしてみよう!」という意欲や生産性に結びつけやすく、また、一生の仕事にしていく為には、一番「継続性」が求められることから「自分が継続できる仕事」を選ばなければ、挫折に繋がってしまいます。
人間の究極とも言える「生きることの幸せ」「人生の喜び・楽しみ」を、いかに実現するのか、好きなことで起業することは、生きがいそのものとなり、成功への近道と言えると確信しています。
好きでやっているのですから、失敗を恐れる必要もなければ、楽しみから学ぶことの方が多くなります。自分の人生にとって大きな財産となり、価値のある仕事として「やってみて良かった」と最後に言えるようになります。
それこそが成功だと、私は信じています。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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