起業の成否は事前の準備で決まる! 今すぐ行うべき3つのこと

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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起業を思い立ったら、地に足を付けた準備をすることが肝心です。事前準備が十分でなければ、事業を成功に導くことは難しいでしょう。

また、起業後に事業に専念するためにも、しっかりとした計画を作っておくことが大切です。
 

計画
 

このページでは、起業における事前準備の重要性を確認すると共に、起業前にするべきことや準備すべき物を紹介します。
 

ポイント 起業における事前準備の重要性

起業の成否は事前の準備で決まる

計画
 

起業してから事業が軌道に乗るまでの期間が、最も苦労することになります。この期間を乗り越えることができるかどうかは、それまでの事前準備によって左右されるといっても過言ではありません。

起業後は事業に専念して、利益を出していかなくてはなりません。雑用に余計な時間を使わないためにも、事前準備が大切になります。
 

ポイント 起業の事前準備で行うべき3つのこと

起業の成否は事前の準備で決まる

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事前準備として欠かせないのが「市場調査」「事業計画」「資金準備」の3点です。
 

市場調査

どんなに起業アイデアが優れていても、また取り扱う商品やサービスが良質であっても、市場にニーズがなければ事業は成立しません。

市場にニーズがあるのか、提供する商品やサービスの価格は妥当なのかなどを、起業前に調べるのが市場調査です。ターゲットとする市場を把握し、どうすれば商品やサービスが売れるのかを、実際に小さくテストしながら調べていきます。

テストと言っても、その手法は様々です。アンケート調査や面接(インタビュー)による調査のほか、最近ではネットを利用したモニター調査も簡単にできます。
 

事業計画

事業計画とは、これからどのように事業を進めていくか、売上高や損益をどのぐらい見込むのかを計画することです。これらをまとめたものが「事業計画書」です。

事業計画書がなくても起業は可能ですが、起業に対する考えを事前に整理するのに非常に効果があります。事業計画書の作成を通じて、事業の計画や見込みに曖昧な点がないかどうかをチェックしながら、徐々に精度を高めていきましょう。

事業計画書の書き方が分からない場合には、起業支援の専門家に相談することができます。最近では、都道府県や市町村レベルで起業家を支援する動きが広がっており、地域によって相談窓口を設けているケースがあります。
 

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)最終更新日:2021/07/28事業計画書を作ると、ビジネスのゴールや必要なプロセスが明確になります。実現性のある(絵に描いた餅でない)事業計画書は、事業を成功させるために重要な「ガイドライン」となります。きちんと「数字」で計画を立て、進捗を管理しておくことが大切です。  また、事業計画書の活用は、自分で事業を管理できるようになるだけでなく、お金を出してくれる人や金融機関(融資・出資)へのプレゼンテーションはもちろん、あなた自身が行う新規投資の見極めのた...

 

資金準備

どんな事業をするにしても、必要になるのが資金です。起業資金を準備することは、起業の最低条件です。起業アイデアが固まったら、資金がいくらかかるのかを計算してみましょう。自己資金で足りないようでしたら、事業の見直しを行うか、必要な資金を工面することになります。

金融機関から融資を受けることや、補助金を申請することもできますが、融資には返済がありますし、補助金は貰えるかどうかはわかりません。まずは自己資金で賄うことが基本です。

将来的に融資を受ける可能性もありますので、ネット銀行以外にも、信用金庫に預金口座を作って、計画的に貯蓄していきましょう。計画的な貯蓄ができていれば、将来、融資を受ける可能性のある金融機関に対するアピールにもなります。
 

ポイント 起業前に準備すべき4つの物

起業の成否は事前の準備で決まる

計画
 

次に、起業前に用意しておくべき「物」についてです。
 

パソコン

スマホしか持っていない人も増えてきましたが、まだビジネスをするなら書類作成が必須ですから、パソコンがあった方が便利です。動画編集をする場合などには、性能の良いものを選びましょう。

ちなみに、プライベートのパソコンを、ビジネス兼用にするのはおすすめしません。ビジネス用は、衝撃に強く、耐久性のあるパソコンであることはもちろん、情報漏洩などのリスクに備えて、セキュリティ機能も充実させておきましょう。
 

名刺

ビジネスシーンで活用される名刺は、起業してからも必携のアイテムです。

オンライン面談の時代ではありますが、ビジネスにつながる出会いは、どんなタイミングで訪れるか分かりません。カバンの中に名刺が無ければ、せっかくの出会いを無駄にしてしまう可能性もあります。

名刺のデザインや印刷は自作も可能ですが、名刺の仕上がり、品質によっては、印象や信頼度に影響する部分があります。品質が低い仕上がりだと、信頼できない人と判断されてしまう可能性もあるため、できればきちんとした制作会社に依頼しましょう。
 

ホームページ

事業を進める上で、ホームページは重要な「会社案内」です。SNSだけでは、どうしても信頼性に欠けます。取引前に会社名を検索する人も多いので、ホームページがなければ「よくわからない会社」という印象を与えてしまうでしょう。

ホームページは自作することもできますが、プロに依頼する方が良いです。費用はピンキリですが、制作費が安くてもメンテナンス費を取り続けるパターンもありますので、注意しながら検討しましょう。
 

クレジットカード

意外にも、クレジットカードは必携のアイテムです。

携帯電話契約、ネット回線、様々な支払いにクレジットカードを利用します。利用しないと請求書払いになってしまったり、事務作業が増える一方です。

クレジットカードは後払いのため、キャッシュフローが楽になるというメリットがあります。また、キャッシング枠もあるため、利用限度額の範囲内であればお金を借りることもできます。

運転資金が不足して、どうしても現金が必要な場合の保険としても、クレジットカードは持っておくべきでしょう。
 

ポイント 事前準備が起業を成功に導く

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起業が成功するか否かは、事前の準備で決まるといっても過言ではありません。

起業前にやるべきことは多岐に渡りますが、起業前にするべきことや、準備すべき物をあらかじめ知って、できるところから余裕を持って着手していくことが大切です。起業前の期間を有効に活用して、確実に事業を成功に導きましょう。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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