記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
いつもありがとうございます。 こんなタイミングになりましたが、今の会社を辞め、独立します!
実は去年も辞めたいと上司に言ったのですが、引き止めが凄くて諦めました。当時は起業準備も完璧ではなかったので自分も引っ込みましたが、おかげさまで今は大丈夫です。月商(収)も順調で6ケタになり、事業の展望が見えていますので、今度こそ退職⇒独立に進みます。
数カ月前まで人手不足でしたが、今後は変わってくるはずです。今こそチャンスと思っています。
ただ、副業が軌道に乗ったから退職するということを、知られたくありません。退職金が出ないなど、ペナルティー、嫌がらせが心配です。
どのように伝えると円満退職できるのでしょうか?
● 回答
いよいよですね!
私の経験では、大して引き止められない(私がダメ社員だったからですが汗)感じでした。去年のような超人手不足の時ならまだしも、今ならそれほど揉めたりもしないのではないでしょうか?
半年くらい前、最低でも3ヵ月前ほどに言えば引継ぎもできるでしょうし、時間をたっぷりかけて残る社員の要求に対応すれば、揉め事にはならないでしょう。私の場合は「さっさと消えろ」みたいでしたが汗。
基本、辞めるということを何度もチラつかせてくる人は、信用されていないと思います。どんな組織でも、コミュニティでも同じで、わがままな「かまってちゃん」と思われてしまうんですよね。
なので、質問者様も、次のトライで万が一引き止められたとしても、残るのはつらいものがあるのではないかと心配します。心に迷いなく、しっかりと辞意を伝えましょう。後味の悪さが残る退職は、お互いに不幸なものです。
最後のご質問ですが、起業すると言うと邪魔されてしまうような人間関係の場合、内緒にするしかありませんね。
本来は応援してもらいたいですし、起業18の会員さんも古巣の会社から仕事の一部を請けている人もたくさんいます。そこは、会社の空気で判断してください。
実家を継ぐとか、留学するとか、適当に言うこともできるでしょうが。。あくまでも、人間関係によりますね。
円満退職に向けてのステップとポイントまとめ
- 退職の理由を明確にする
退職の理由は、個人的な成長や新たなチャレンジを求めるといったポジティブなものにしてください。副業が原因であることは明かさず、「新しいキャリアの機会を探求したい」というような表現が良いでしょう。 - 退職のタイミング
法律や会社規則に定められた通知期間を守り、可能であればそれ以上の余裕を持って上司に退職の意向を伝えてください。これにより、会社側にも準備の時間を与え、後任者の引継ぎなどを円滑に進めることができます。 - 直接、かつプロフェッショナルに伝える
上司には直接、対面で退職の意志を伝えることが重要です。メールや書面だけでなく、直接会話することで誤解を避けられます。 - 引き継ぎの準備
引き継ぎに関しては、責任を持って取り組み、できる限りスムーズに行えるようにしてください。引き継ぎ文書の準備、後任者への指導など、積極的に協力しましょう。 - 感謝の気持ちを伝える
これまでの経験や学び、チームや上司からの支援に感謝の気持ちを伝えてください。ポジティブな印象を残すことが、将来の仕事や再就職の機会にもつながります。 - 退職の書類は正式に
退職届は、上司との会話の後、正式な手続きとして提出してください。会社の規定に従って適切な形式で書類を準備しましょう。 - プライベートな情報は言わなくていい
副業や新しい事業に関する情報は、退職後も含めて慎重に管理してください。退職の理由に関する詮索からは、適切に距離を保ちましょう。 - 退職後の対応も考慮
退職後も、旧知の同僚や上司とは良好な関係を保つよう努めてください。業界内の評判や人間関係は、今後のビジネスに影響を与える可能性があります。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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