記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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「起業したいけど、アイデア、ネタが見つからない!」
そんな人こそ、日常生活で「困っていること」「不便なこと」を意識してみてください。
今、起業を志す会社員の中では「やりたいことがあるから起業する」というスタイルは、もう過去のものになりつつあります。今は「起業したい!」が先に来る人の方が、圧倒的に多いのです。
そこで、この「起業したいけど、アイデア、ネタが見つからない!」という壁に当たる人が増えています。実際は、そんなことはなく、周りをちょっとしたコツを知ったうえで眺めるだけで、いくらでも浮かんでくるものなのです!
というわけで、今日は、起業アイデアを見つけるための日常のヒントについて書いてみます。ポイントは3つです。
順番にお話ししていきましょう。
生活空間の中で不便なコトを知る
私は今、起業をしていて、企業、個人の方向けにビジネス構築、集客の仕組みづくりのお手伝いをさせていただいたり、貿易(海外市場開拓)の支援をしています。最初の起業(?)のきっかけ(起業と言うほどでもない最初の一歩)は非常に単純なことでした。
海外に住んでいる友人たちに日本の情報を教えるということを手紙(エアメール)でやっていたのですが、それを「世の中に突然現れたホームページという媒体」に掲載したことが、最初のきっかけでした。
そのころは世の中でWindows3.11が発売され、95に代わるくらいだったと思います。私も初めてノートパソコンを購入し、独学で学んでいました。そんな時、海外に住んでいる私の友人たちが困っていたことが、日本の就職事情、アパートなどの借り方、物価をはじめとした生活情報不足だったのです。
私は、日本の情報を得ることができず困っている数人の仲間と文通をしていて、彼らの知りたい情報をまとめ、手紙で送っていました。
自分にとっては、勉強する必要もない当たり前の情報なのに、海外に住む友人たちから見れば貴重な情報。彼らの周りの情報は断片的であり、古いものであり、信用できるものがない。そんな生活の不便なことから始まったアイデアだったのです。
あなたの周りにもきっとあるはずです。あなたにとっては普通でも、ほかの人にとっては価値のあることを、探してみませんか?
⇒ たくさんの起業アイデアの実例をこちらのページにまとめています。
人々は余計なものは買わないという真実
不思議なものです。私の発信する情報をネット検索で見つけてくださって、セミナーや勉強会に足を運んでいただき、感謝してくださる方がたくさんいる一方で、
「こんなメール送ってくるな。迷惑だ。通報したぞ。」
なんて、メルマガに返信してくる人もいたりします。
もちろん、オプトインと言って、許可をいただいてメールしていますので、勝手にメールを送り付けたりはしません。
昨日、このようなメールをしてきた女性も、一週間ほど前に、フルネームを入れた上で、弊社のメルマガに申し込んでいるのです(笑)忘れているだけですね。
何をお伝えしたいのかと言いますと、「人は、その人にとって価値があると思うものは、お金を払ってでも感謝して受け取る」一方で、価値がない(?)と言いますか「いらないと感じるもの」については、自分で申し込みをしたのに「ふざけるな」というメールを送ってきたりするのです。
ちょっとわかりにくい例でしたね 苦笑
必要なら、一生かかって返済する借金をしてでも買う、住宅ローンなんかはその最たる例ですね。ですが、いらないものは無料でもクレームする、それが人間ってものです。
よく起業を考えている人が、周りの人に、
「高い! 売れないよ。」
みたいなことを言われて、凹んでいる姿を目にします。でも、よく考えてみてください・・・欲しがっていない人に、訊いていませんか?
人によって、あなたが全く興味や価値を感じないものに、高額をつぎ込んでいる人がいるでしょう? 車とか、アニメとか、ファッションとか、鉄道とか、キャバクラとか、何でも・・・。今の視野で、見えていない価値もたくさんあるんですよね。
可愛い綺麗は飽きられる
「美人は3日で飽きる」なんて妙な言葉がありますが(私は飽きたことがないので実感できないのですが)、ビジネスが比較的短期間で飽きられるというのは本当です。
生活必需品はともかく、いわゆる嗜好品であったり、あるいはコミュニティでさえも、人はあっという間に飽きてしまいます。そこを乗り越えるためには、ひとつもふたつも工夫が必要になります。
実際、あなたがいつも通うお店はどうでしょうか? いつもの場所、いつもの商品、いつもの人、変わらない良さがあるでしょう?
でも、毎日行くとどうですか? あるいは、毎日同じ商品を買うのはどうですか?
新しい、ちょっと良さそうなお店があったら、そっちに行ってみたくなりませんか? ちょっと試してみて、他にも良いお店を見つけたくはなりませんか?
人の好みは当てにならないものであり、フワフワとしているものです。
しかし、好きなものを全て買うことはできません。洋服は好きでも、洋服ダンスのサイズを大きくすることは滅多にありません。
では、飽きられないビジネスとは、どんなものでしょうか?
おかえりなさいと迎えてくれる温かさ、でも、ちょっとした刺激。それは・・・あなた自身が飽きていないものに、ヒントがあるのかもしれませんね。
そしてもちろん、困っていること、不便なことを解消してくれるアイテムやサービス。次から次へとそう感じる人がいる限り、需要はなくなりません。「好み」「嗜好」を当てにするよりも、「痛み」にフォーカスする方が長く持ちそうですね。
成功した人の事例から見る起業のキッカケ
起業18は、大きなビジネスを目指す人には向いていません。社員も最大3名くらいで、売上も1~5億円くらいまで。社長の年収で1億円くらいまでのスモールビジネスを最適化することをゴールにしているからです。
ですので、いわゆるインフラ基盤的なビジネスをする人は、物足りないでしょう。
どーんと、WEBサービス、アプリ開発、ファンド、ITシステムなどの基盤を立ち上げて、急拡大させて上場するという類のものや、カフェなどの箱もの、FXや株などの投資系、そんなものも起業18が目指すスタイルとは世界観が異なります。
私たちは、頭で稼ぐ、経験で稼ぐ、仕組みで稼ぐものが好きです。だって、会社員のまま「朝晩30分を使ってやれること」という制約をかけてスタートするのですから。そのために皆、知恵を絞っています。
アクセサリーを作って売ったり、転売したり、輸出したり、コミュニティーを立ち上げたり、自分の経験を教えたり、ありとあらゆるビジネスが生まれています。
リスクは最小限に、機動力を保持して、どんどんやって、どんどん修正していきます。成功している人は、とにかく手数が多いです。どんどんやって、悩まない。
- お片付け代行
- ダイエット講師
- 姿勢改善セミナー
- マーケティング塾
- シニア起業支援
- お料理教室
こう書くと単純ですが、世の中の人が困っていることや、生活していて不便なことを解決したり、楽しいことを追及している、アイデアに富んだ、競争力のある商品・サービスばかりです。たくさんの会社員の皆さまが、今日も前に進んでいます。
あなたも、挑戦してみませんか?
⇒ たくさんの起業アイデアの実例をこちらのページにまとめています。
さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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