記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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起業を成功させている人に多いひとつのパターンとして、すぐに会社を辞めて起業するのではなく、会社員をしながら起業して、成功したら「そろそろどうしようかな?」とその先を選択していくパターンです。
起業準備の「成功の基準」とは?
月5万円から10万円を稼げるようになれば、少しだけ自信がついてきます。「これをどうすれば大きくできるだろうか?」と、次の思考のステージに入ってきます。
レバレッジをかければ回せると思えたり、昼の時間を仕事に使えれば生活できるレベルになれる見通しが立てば、いよいよ会社を辞めての起業が視野に入ってきます。
そこまでくるには、当然のことながら「売れる商品」の開発が欠かせません。「起業をしたい、でも、どうすれば?」と考える人は、手続きばかりを気にしていて、売れる商品の開発に視点があたっていない場合が多いのですが、売れる商品さえできてしまえば起業準備はどんどん進んでいくものです。
儲かる副業リストに見る真実
以前、この起業18のサイトで、PDF1枚にまとめた「実際に現場で結果を出している人がどのようなビジネスで成功しているのか?」を箇条書きにした無料レポートを配布しました。
驚いたのは、時間をかけて作った何百ページものPDFより、たった1枚、箇条書きで数行のこのレポートの方が、圧倒的にダウンロード数が多かったのです。
そこに「ビジネスで成功する本質」があるように思います。当たり前なのですが、売れる商品には共通点があります。それは「ニーズがあるもの」つまり、人が知りたいことであり、よさそうに見えるものです。
まずやってみよう!という言葉の裏にある本音
起業を学んでいる人は「あれこれ言ってないでまずやろう!」とよく言われると思います。最初はニーズがなくても、とりあえず行動しろ、立ち上げろ、いろいろなことを言われるはずです。
そういわれる理由は、やってみなければわからないことがたくさんあるからです。考えているだけで動かないでいると、ずっと何も起こらないので1ミリも成長できません。
まずやってみる、そして失敗する。これが必要なプロセスだからこそ「やってみよう」と言われるのです。ただ、実際にそれがビジネスになるかどうかは別で、継続できるものは「ニーズ」があるものだけです。
ニーズがあるものとは?
では「ニーズがあるものとは何か?」「どんなものが売れるのかを調査するにはどうすればよいのでしょうか?」これまた当たり前のことですが「現在売れているもの知り、それを売ること」につきます。これが一番わかりやすい成功パターンです。そこで稼いだお金で、次の一手を考えてもよいでしょう。
実は、比較的リサーチが簡単なのは「物販」です。副業からスタートしてお金を大きく稼ぐ人は「物販」をしている人が多いです。目に見えるもの、売れているものを、安く仕入れて高く売ることです。
売れているものを安く仕入れて高く売る。リサーチ方法を確立する力があれば早いです。問屋さんと仲良くなったり、システムを組んでオークションで落札するのもよいでしょう。
逆に、まったくビジネスの経験がないうちから、目に見えないものを売ろうとすると、意外と時間がかかります。もちろん、できないと言っているわけではありませんが、自分に商品にも信用もないだけに、準備するものが多いのです。ただし、目に見えないものが売れるようになってくると、利益率は高くなりますので経営は楽になります。
目に見えないものを売る戦略とは?
目に見えないものとは、主には情報です。当然のことながら、目に見えるものの売り方と、目に見えないものの売り方は、戦略は全く違ってきます。
- 目に見えるビジネス:
売れているもの安く売るための仕入れが要 - 目に見えないビジネス:
この人(媒体)の言うことなら大丈夫だという信用力
目に見えていても、モノではなく人である場合、サービスの結果が見えづらいビジネス(例:コーチング・カウンセリングなど)の場合には、スタートラインは「見えないもの」と同じです。
目に見えないビジネスであっても、しっかりやれば1年半~2年くらい努力すれば結果は出せます。実際に会社を作るまで成長するスピードでは物販系起業にはかなわないことも多いですが、諦めなければ結果は出せます。
誰にでもできる! 諦めなければ・・・
起業18でも、たくさんの人がビジネスを立ち上げ、独立したり、法人を設立したりしています。そして、まだビジネスアイデアが決まっていない人も、ゆっくりと自分と向き合い、一歩ずつ前に進んでいます。
月5万~10万円の売上で、まだ悩んでいらっしゃる方もいらっしゃいますが、何も始める前は10万円も売上がある自分なんて想像もつかなかったはずです。
「今の売上を2倍、3倍にするにはどうすればよいのか?」次はそこを考えるだけです。目標もやり方も人それぞれですが、商品をきちんと作って、正しいセオリーで戦略を持てば必ずできると、起業18のメンバーさんを見ていて、いつも感じています。
まとめ
成功パターンというものは、ある程度決まっています。きちんと戦略を理解し、商品を作って、正しいやり方で進めていけば、会社員と両立しながら起業準備を進めることができます。
結局、やるかやらないか、それだけなのです。
さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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