週末起業でライターをしたいのですが、どう思いますか?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

フリーランスを目指しており、手始めに週末起業でライターをしてみたいと思います。

週末起業中は、とりあえずクラウドソーシングから集客するつもりですが、成功できると思われますか?
 

起業前質問集
 

● 回答

最近、より自由な働き方を求めてフリーランスを目指す方が増えてきています。しかし、いきなり会社をやめて独立するのはかなり勇気がいりますよね。現時点で会社を辞めることに不安がある方でフリーランスとして働きたいと思っているのであれば、ライターでの週末起業はおすすめです。

フリーランスを目指す方向けに、ライターで週末起業を行うメリットをまとめてみたいと思います。
 

ポイント ライターで週末起業を行うメリット

週末起業でライターを始めたい

ライター
 

フリーランスとして働きたいという気持ちはあっても、何をしたらいいか分からずにまだ何も行動できていないという方もいるでしょう。そのような方は、まずはライターとして週末起業を行うことをおすすめします。そこでここからは、ライターで週末起業を行うメリットを解説していきます。
 

収入がなくなるリスクがない

フリーランスを目指す方の中には、「なりたい」と思ったらすぐに会社をやめて仕事をしようとする方もいるでしょう。しかし、すぐに会社をやめてしまうと仕事がとれなかった場合、生活するための収入をなくしてしまうことになります。そのような状態になってしまうと、だんだん心が苦しくなってしまい、自分の仕事に集中できなくなる可能性もあります。

週末起業であれば、自分の収入を減らすことなく新しい仕事を始めることができるので、安心して生活をしながらフリーランスへの道を進むことができます。
 

休日に自宅で行うことができる

週末起業をする上で、どの業種がよいか悩んでいる方には、まずはライターから始めるのがおすすめです。いつか自分の事業を始める時に、そのスキルが活かせるからです。

ライターとは、書籍やネット上に掲載される文章を作成する業務です。そのため、自宅にいながらリモートで行うことができる仕事がたくさんあります。休日にわざわざ仕事に行かなければならないと負担が大きくなりますが、自宅でできるのであれば気軽に始めることができるでしょう。
 

ライター
 

誰でも努力次第で実現できる

フリーランスとして働くためには、企業や何か仕事をしている方から仕事を請け負う必要があります。そのためには、何か能力が必要です。企業が求める能力を持っていれば、たくさんの仕事をもらうことができます。

その能力をつけるためには、勉強をする時間が必要となります。しかし、仕事をしながら新しいことを勉強するのはそう簡単なことではありません。多くの時間を勉強に割くことができなければ、独立するまでに時間がかかってしまうでしょう。

ただ、ライターは文章を書くお仕事なので、私たちが普段行っていることです。全く違うことを勉強するのは大変だと思いますが、もともとできることをスキルアップすればいいだけなので、誰でもハードルが低く参入しやすい業界です。単価が低くなりますが、誰でも始めやすい仕事もあるので、すぐに何か始めたいと思っている方に最適でしょう。
 

利益率が高い

ライターの仕事は、利益率が高いと言われています。ライターは基本的にパソコンで文章を書いているので、パソコンとネット環境があればどこにいても仕事を行うことができるのです。そのため、特に何か特別な費用がかかるわけでもなく、最初に設備を整えてしまえばその後経費がかかることはありません。マイナス分がないので、自分が働いた分はすべて手元に残すことができるため、利益率はかなり高いと言えるでしょう。
 

時代の流れに関わらず仕事がある

今はITの進化が急速に進んでおり、今ある仕事も人工知能にとられる日がくると言われています。そのため、今の仕事がなくなるかもしれないと不安に感じている人も多いのではないでしょうか? その点、ライターの仕事は時代の流れに影響を受けない業種と言われています。

どんなに人工知能が進んだとしても、人が考え感じて書く文章には特有の魅力があります。その上、企業が何か商品を販売・促進しようと思った時には、商品の特徴や魅力を文章で伝える必要があるのです。そのため、文章を書くという行為が今後なくなるということは考えづらいでしょう。

実際に例を挙げると、近年は新型コロナウイルスの影響でさまざまな仕事に影響が出ましたが、ライターの仕事の需要は増加傾向にあります。そのことを考えると、今後もより仕事量は増えることが予想されるので、ライターとしての活動を週末に始めることをおすすめします。
 

ポイント 週末起業でライターを始める方法は?

週末起業ライターの始め方

自宅で仕事
 

週末起業を始める方が増えていますが、週末起業でライターを始める場合、リスクが低い状態で収入源を増やすことができるので、メリットが大きいです。

ライター業は、起業というよりはフリーランス、下請け作業というイメージが強いですが、最初はそれで良いとして、その後にライター養成や出版プロデュースに展開するなど、発展のポテンシャルの高い週末起業アイデアの一つでもあります。ハードルが低くて誰でも始めやすいので、ぜひトライしてみましょう。

今回は、ライターとして週末起業を始める方法についてご紹介していきます。
 

ポイント ライターとしての週末起業の始め方

週末起業ライターの始め方

クラウドソーシング
 

ライターとして週末起業をしようとしても、何から始めたらいいか分からないという方は多いでしょう。そこでここからは、ライターとして週末起業をしたいという方向けに始め方をご紹介していきます。
 

自分のブログを作る

最初は文章の勉強をしなければと、参考書等を購入するという方もいると思いますが、読むだけでは文章は上手になりません。そのため、まずは少しでも多くの文を自分で書く経験を積むことが重要です。

より多くの文章を書くためには、自分のブログを作るのが効率的です。自分が好きなことや得意なことをテーマにブログを作り、それを紹介する記事を量産していきましょう。最初はあまり上手に書けないかもしれませんが、まずは続けていくことが大切なので、あまり気にしすぎずに書くことが大切です。

ブログでも、Googleアドセンスやアフィリエイトなどの方法で収益を上げることはできます。最初はなかなかPV数が伸びないので収益に直結することはありませんが、うまくいけば自分が働かなくてもブログが収益を出してくれるという状態を作り出すことができますので、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。
 

クラウドソーシングに登録する

クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい方と仕事を受けたい方をつなぐプラットフォームのことです。たくさんの企業や事業主がライティングの依頼を発注しており、その中から自分ができそうなものを選択して受注することができます。

クラウドソーシングでの依頼は単価が安いこともあって敬遠している方もいると思いますが、クラウドソーシングで実績を積み上げれば、その分他の依頼も集まりやすい環境を作ることができます。経験を積むには最も最適な場所と言えるでしょう。

しかし、最近はクラウドソーシングにたくさんの方が集まっており、1つの案件を受けるのにも競争率が高い状態となっています。そのため、最初は「ここで大きな収入を稼ごう」と思うのではなく、経験を積んでよりよい単価の案件を受けられる環境を作ろうと思って始めることをおすすめします。
 

自分でサービスを生み出す

クラウドソーシングの場合、依頼主が決めた単価や納期に合わせて仕事を受注しなければいけません。案件が安定して受けられればいいですが、自ら入札に参加しても断られてしまうことも多くあるでしょう。そのことを考えると、自分でサービスを生み出して商品を提供するという方法が有効です。

自分でサービスを作るとなると、分野や単価、納期などは自分で設定することができるので、より自由に稼ぎやすい環境を整えることができます。しかし、集客も自分で行わなければいけないので、中級者以上の方向けの方法と言えます。

現在はココナラ等の自分でサ―ビスを提供できるプラットフォームもありますし、SNSで自分の発信をしていたらそれがヒットして依頼がくるということもありますので、早めに自分のサービスが認知される場所を作っておくことも重要です。
 

仕事
 

オンラインで仕事を探す

最近は社員を雇うのではなく、業務委託という形式で個人に仕事を任せる企業も増えてきています。業務委託の仕事であれば、日時を選ばずに週末に行うこともできるので、自分で求人サイトから応募してみるのも1つの方法です。

何も実績がない状態ではなかなか受かりにくいとは思いますが、多少なりとも実績があれば業務を受注できる可能性は高いでしょう。
 

オフラインで営業する

オンラインの集客にばかり目が行きがちですが、実は最も成功率が高いのがオフラインでの営業です。自分が普段いくお店や整骨院などで、ライターになったことと文章を書いて納品できる旨を伝えて営業をかけてみましょう。

個人経営のところでは、やりたいと思いながらも、なかなか最初の一歩を踏み出せないという場所は多くあります。そのようなところに営業をかければ、仕事を請け負える可能性は高いでしょう。
 

ポイント まとめ

週末起業ライターを始めたい

ライター
 

いかがでしたか? 新型コロナウイルスの影響もあり、会社だけの収入に頼って生きていくことに不安を感じている人も多くいるはずです。
 

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副業を公認する企業も増えてきた今、会社の業務以外もやりやすい環境となっていますし、週末起業を行うことでよりスムーズにフリーランスを目指すことができます。ライターとして仕事を受注すれば、誰でもリスクなく仕事を行うことができるので、ぜひこの機会にライターとして週末起業を始めてみることをおすすめします。

始める方法も多数ありますので、複数の方法を併せて行うことによって、より効率よく収入を上げることができる環境を整えることができるはずです。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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