50代からの起業アイデアの見つけ方【人生の勝負で失敗しないために】

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

人生、人それぞれの生き方があります。

この記事を読んで下さっているあなたも、学校で学んで、サラリーマン、教員、医療、自営業など、それぞれの道を進んできたはずです。結婚を機に「専業主婦/夫」になる人もいれば、子育てしながら共働きをする人もいます。

今日、この記事を書いている今、世界はコロナ禍の中にあります。
 

50代
 

これからの厳しい時代、起業などを考える前に、ひとりの会社員として生き残るには「成果」がより強く求められるようになるでしょう。重たい固定費、働かない、生産性の低い中高年などというレッテルを貼られた日には、無事に定年を迎えることさえできません。

大手企業に勤めているから勝ち組、そんな価値観もとっくに消えています。
 

ポイント WITHコロナの社会で求められること

50代からの起業アイデアの見つけ方

講座
 

これからの日本は、ただ言われた作業をするだけの人材、柔軟に日々変わっていく事態に対応できない人材は、切り捨てられていく社会になるでしょう。

企業はそのような人材を一方的に解雇することはできませんが、辞めるように追い込まれていく中高年は増える方向にあるのではないかと思います。

経営者の立場で見れば、中小企業ほど、創造性やアイデアを考えていく力のある人間を求めています。

オーナーの言うことを黙ってこなす、忠誠心の高いプロパーも確かに必要ですが、転職組は「安定した収入を得たい為に決められた仕事こなす」というレベルでは、使えない社員と判断されてしまうことになります。

テレワークは、管理職の立場をますます不安定なものにしています。「居ること」が見えなくなるため「成果物」「アウトプット」でしか評価できませんし、自分もされなくなるのです。
 

「やっぱり、あの人のポジション、要らないよね」
 

そんな言葉を囁かれてしまう管理職も出てきてしまうことでしょう。
 

ポイント 「考える」「発見する」ことの大切さ

50代からの起業アイデアの見つけ方

50代
 

正直に言えば、50代にもなれば、アタマは堅くなりがちで、視野も狭くなります。ようするに「頑固」になっていくわけです。

今までの成功体験や常識を疑うことをしなくなり、検証や反省もしなくなります。「いつものことだ」という慢心が生まれます。仕事の中で「気付き」が減り、クリエイティビティが衰えていきます。

その結果「定年後や役職定年を考えると、起業も準備しておきたいな」と思ったとしても「何ができるんだろう?」と考えてしまい、手が止まってしまうのです。

そうなると「とりあえずやってみよう」と思えず、大したことのない小さなリスクばかりが気になるようになります。仕事をこなすことを繰り返し、毎月の安定した給料を受け取りリスクを取ることをしなかったため、失敗することに慣れていないためです。

「●●をやってください」と言われればできるけど「新規で事業を創ってください」と言われたら、どうしたらいいのか分かない。目的やゴールは誰かが示してくれる、先に全体像を見せてもらってから最初の工程に進む、そんな思考の組み立て方に慣れているので、想像力、創造力がゼロなのです。

自分で考えて行動できない、人に言われて初めて気づく、50代の起業は、そんな状態になった脳をほぐすこと、場合によっては大胆な再インストールから始まります。
 

ポイント 50代からの起業

50代からの起業アイデアの見つけ方

人生の選択
 

50代になれば、数年で役職定年、その後数年で定年を迎えます。

働き方改革で定年の見直しなどもなされていますが「少子化で働き手が不足するから大丈夫」と安心できた時代は終わり、コロナ大不況で「若手や優秀な外国人は欲しいけど、給料の高い中高年は減らしたい」と考える企業はもっと増えていくでしょう。

50代の持つ強みは、経験の豊かさと、今まで培ってきた「情報・知識・技術・人脈」です。

生活、家族を守るためには、企業にしがみつくことを考えるのは当然です。ですが、それだけではなく、自分を活かす方法も模索することはできないでしょうか?

残念ながら、すぐに「失敗のリスク」を考えるのが50代です。

そして、びっくりするほど慎重で、挑戦しません。会社員という安定生活を続けてきた習性なのだと思います。

ですが、大した失敗もできないのです。借金をせず、固定費をかけずにやれるのに、一体どうすれば大失敗できるというのでしょうか?
 

ポイント 自分のやりたいことを実現させよう!

50代からの起業アイデアの見つけ方

50代
 

50代、まさに、人生の集大成に向かう時です。自分の生き方、自分自身と向き合い、生きる意味を考える、そんな時だと思います。
 

「あなたは、何をしたいのか?」
 
「あなたは、何を求めているのか?」
 

このまま終わっていいわけがありません。

50代になったら、自分の想いを、自分の思うままに「文章」「物」「サービス」「お金」「時間」「人」「組織」といった様々な形態に変えていくことを考えましょう。モヤモヤと閉じ込めているだけでは、人生はもう終わってしまいます。

興味のある、継続してできるものやことを見つけ「形を作る」「形を動かす」ことが、起業になるのです。アイデアを見つけることに悩む方が多いと思いますが、悩むべきだと思います。
 

アタマをほぐしましょう!
 

あなた自身が「面白い」「楽しい」「欲しい」と求めている気持ちに向き合って、まずは動き出してみることです!


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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