輸入ビジネスで起業する時、送料のコストダウンはどうしたらいい?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

中国から癒し系雑貨を輸入して、日本で販売する起業を考えています。

過去に中国に住んでいたことがあり、仕入れ先は見つけてあります。価格も日本国内での想定販売価格の10%ほどで仕入れることができ、問題ないと考えています。

ですが、どうしても送料が高くなります。結局そうなれば、安価で提供することができずに、売れないのではないかと不安です。

越境ECをしている人たちは、送料をどうしているのでしょうか?
 

起業前質問集
 

● 回答

送料については、このビジネスをする誰もが苦労しています。せっかく安く買いつけても、航空便を使えばあっという間にマージン分が取られてしまいますね。

一般的には、発注数量を多くするとか、まとめ発送で対応している人が多いですね。まとめ発送とは、中国内にひとつ拠点を持ち(外注可)、そこに各社からの仕入れ品を集め、そこでまとめてから日本に送る方法です。そのような物流代行業者も存在しています。

他には、物流業者が複数の企業の貨物をまとめて送ったり、観光客に運んでもらったりと工夫している人もいるようですが、あまり一般的ではないですね。

やはり、物流コストは避けて通れないですし、クーリエなどの安心便利なサービスは、どうしても高くなることは避けられません。ここを安くしたいのは当然なのですが、どこも似たような条件下でやっていますから、やはり、送料を払ってでも欲しいと思われるような商品を開拓する方がいいでしょうね。
 

中国輸入
 

大企業が大量に仕入れる商品と似たようなものを扱っていれば、多少送料を下げたところで勝てないのです。

安い商品は確かに魅力的ですが、コスト競争になるような種類のものは、個人は避けた方が無難です。メーカーと独占販売契約を結んだり、自社ブランドでOEM化したり、リアルの店舗に卸したり、そもそも他が扱っていないものを開拓したりと、工夫してください。

これといった秘策がなくてすみませんが、基本に返って競争力を高めることがイチバン優先かと思います。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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