記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
癒し系の手作り雑貨を、ネット販売したいと思っています。
私が手作りするものと、仕入れたものと両方売りたいと思っております。仕入れはどのように交渉をしたら、スムーズに契約することができるでしょうか?
● 回答
まず、商品を卸す側、メーカーになったつもりで考えていきましょう。
イチバン気になるのは・・・
- 支払いをきちんとしてもらえるか(前払いをしてもらいたい)
- たくさん売ってもらえるのか
- 継続して扱ってくれるのか
- 商品を大切に扱ってくれるか(愛情・イメージなど)
- 経営者としての信用・人間性
などですよね。
相手が創業社長であるほど、人間性のチェックは厳しくなります。サラリーマンですと、上の3つがより重要視されますね。
手作り雑貨の作家さんは、個人の職人さんが多いでしょう。となれば、財務、販売的なこともそうなのですが、やはり熱意や共感がより大切ですね。その雑貨のファンであり、販売したい熱意を伝えることになるでしょう。
そして、相手の納得してくれる取引条件の取り決めを行います。相手は現金前払い、ある程度の数量を要求するかと思います。
こちらとしては、後払い、オンデマンドがもちろん理想ですよね。お取り寄せ形式(売れたら仕入れる)や、委託販売(在庫を置いておいて売れたらその分を買い取る)が可能なのかなども、確認してみましょう。
前払い、買い取りになってしまった場合には、在庫にならないように十分に注意しましょう。物販は過剰在庫が命取りになります。
仕入れの仕切りは業界にもよりますが、30%、40%あたりが一つの目安になるでしょう。数多く仕入れれば安くなりますが、販売力以上のものを仕入れることはやめましょう。
支払いは可能なら後払い、或いはカード払いにしてもらえれば、1カ月間の時間が稼げます。難しいと思いますが聞いてみましょう。
ネット販売は、芽が出るまでに時間が掛かります。誠実に、良い取引を続け、地に足を付けてしっかりと、コツコツ取り組みましょう。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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