● 質問
メールマガジンを発行して、セミナーの集客につなげようと思います。
注意するべきポイントを教えてください。
● 回答
メルマガ、いいですね!
注意点はたくさんありますので、まずは、私が過去に書いた記事や動画をご覧になってください。
メルマガはとにかく読者を集めるのが大変です。
強力なプレゼントと引き換えに登録してもらうようにしましょう。
あなたの見込み客が、どのようなプレゼントなら喜んで受け取ってくださるか、あなたがあげたいものではなく、彼らが求めているものを考えてください。
読者を集める方法としては、メルマガ発行者同士での相互紹介、バックナンバーのブログへの掲載なども考えられます。
そして、まずは読者が少なくてもめげずに、気長に発行を続けていくことから始めましょう。
読者を増やすためのポイントは以下になります。
- 露出を増やす
- タイトル・説明文等を魅力的なものにする
- 次も読みたいという内容にする(購読解除を減らす)
露出を増やすには、フェイスブック広告、メルマガ広告などの有料広告を利用したりする方法もありますが、まずはブログへの掲載がお手軽でいいでしょう。
次にタイトルについて考えてみます。
広告をしても、タイトルや説明文が魅力的でなければ読者は増えません。
読み手のメリットを前面に出して、魅力的なメルマガであることをアピールしましょう。
また、最近のメルマガは、行間を広めに開け、短い文章で書く方が好まれます。
これは、スマホで読む人が増えているためです。
時代に合わせて、読み易さを考えるようにしましょう。
購読解除を防止するためにも、重要なポイントになります。
また、難しい文章を書かずに、ひらがなを若干多めにして、罫線なども使いわかり易い構成にしましょう。
手間がかかるので、敢えてHTMLメールなどにする必要もありません。
ということで、メルマガの内容に関して言いますと、
- タイトルを魅力的にする分、中身が期待外れにならないようにする
- 短い文章で行間を開けて書く
- わかりやすい構成にする
が言えます。
ヘッダー、フッターに注意する
起業するにあたり、メルマガを発行します。注意点を教えてください!
ヘッダー部分には、必ず、どのような方にそのメールマガジンを送っているのか、どのようにその方のアドレスを収集したのか、改めて明記しておくようにしてください。
人は意外と自分がメルマガに登録したこと、承諾をしたことを覚えておらず、クレームにつながることもあります。
ヘッダー例:
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■ブレインズ通信
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※このメールマガジンは、パーソナルビジ
ネスブレインズのメールマガジンにお申し
込みいただきました方、各種無料サービス
をご利用になられている方、無料レポート
をダウンロードいただきました皆さまに配
信しております。解除方法は当メールの最
下部をご覧ください。よろしくお願いしま
す。
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また、フッターには発行人の名前以外にも、以下のことを記載しておきましょう。
- メルマガ説明ページのURL
- 質問や感想などを受け付けるメールアドレス
- 著作権の表示(無断転載を禁ず。あるいは、ご友人に転送してください! など)
大手の配信スタンドは使わない!
起業するにあたり、メルマガを発行します。注意点を教えてください!
メルマやまぐまぐなどの大手配信スタンドは、以前は集客力(読者を集める力)が強かったですが、今はそんなことはありません。
むしろ、読者のメールアドレスを把握できないという点から、マーケティングしづらいものになってしまいました。
以前は、まぐまぐで日曜日の深夜0時に申請すると、審査が通った場合に、まぐまぐの公式メルマガで新着メルマガとして紹介されやすくなるなどの都市伝説もありましたが、今はそんなものを期待するよりも、自分でメールマーケティングができる配信システムを使い、地道に集める方がよいでしょう。
メルマガを紹介する
起業するにあたり、メルマガを発行します。注意点を教えてください!
ブログやホームページに、メルマガ説明ページを設けておきましょう。
そこにはメルマガのサンプル(過去記事)や、どのような内容が配信されるのかを具体的に書き、検索エンジンからも人を呼び込めるように工夫しておきましょう。
また、創刊時には、友だちに読者登録を依頼するなど、アナログ的な集客も必要です。
メルマガを発行している友達に、宣伝をお願いすることもお忘れなく。
こちらにメルマガの解説動画をいくつかアップしています。ぜひご覧ください。
最後に、メルマガ、終わった、オワコン論について
起業するにあたり、メルマガを発行します。注意点を教えてください!
確かに、リーチ率は下がるし、スパムが横行していて、メルマガの将来は暗いと思います。
2016年6月29日付の日経MJ(流通新聞)17面には、こんな記事もありました。
スマートフォンや対話アプリ「LINE」の普及で、消費者のキャリア(大手携帯電話会社)メール離れが進む。この背景から、携帯電話向けメールマガジンを廃止し、顧客接点を再設計する企業が相次いでいる。「メルマガには効果がみられないため、以前からやめたいと思っていた」。吉野家ホールディングス傘下で讃岐うどんチェーンを展開するはなまる(東京・中央)の経営企画室販売促進担当、高橋淳氏はこう振り返る。同社は昨年11月にメルマガを休刊した。理由は登録者の減少及び反響の低下だ。新たに自社コミュニティーとSNSを中心に据えた消費者とのコミュニケーションへ、戦略を大幅に変えた。
一方で、まだまだ使えるという意見もあります。
私個人の今日時点(2016年9月)の見解では、LINEはメルマガの代わりにはならないかなぁ、、と思います。
代わりになるメディアが出てきたら一瞬で入れ替わるでしょうが、まだまだメールは使いますよね。
しかしながら、スパムメールがこのメールという貴重なツールを崩壊させる日は、遠くないような気もします。
こんな記事もあるんです。2016年3月25日の日経MJ(流通新聞)6面からご紹介します。
消費者向けのマーケティングツールは多様化している。その中で効果が疑問視されているのがメールマガジン(メルマガ)だろう。オンラインショップのメルマガも、一時は飽和状態で消費者も食傷気味だった。それでもメルマガは強力なマーケティング手段であることは間違いないようで、メルマガをスマートフォン(スマホ)で読みやすくしたショップは効果を上げている。
まだ、終わっていないし、活用方法もある。
けど、近い将来? 代わりとなる技術が普及したら終わり、というところでしょうか。
私も、知り合い間の業務連絡は、徐々にフェイスブックメッセージが多くなっています。
でも、、2016年9月の時点では、まだメールが完全に置き換わる感じではないですね。
