起業と転職どちらがいいの? 適正から判断

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

起業しようとする人、会社を辞めたいと思っている人、色々な人がいますが、「起業と転職どちらがいいか迷っている人」が意外と多いのには驚きです。

全く違うものですからねぇ。。
 

起業前質問集
 

現実的には、その人自身の適正から、どちらがよいかという話になってきます。起業と転職で悩んでいるということは「会社を辞めたい」「組織で働くのが嫌だ」「自分のやりたいことがやりたい」など、つまり、煩わしことが嫌だと思っている人が多いでしょう。

しかし、それだけで安直に転職ならまだしも「起業」という選択肢を選んでしまってよいのでしょうか? 逃げの気持ちだけでは、転職活動をする自分にも、転職先の経営者にも、プロとして好きなことで能力を発揮する仕事をする自分自身にも、メリットがない気がします。
 

ポイント 選択肢のパターン

起業と転職どちらがいいの? 適正から判断

転職
 

会社を辞めてからの進路は、大きく分けて3パターン考えられます。

  1. 起業して、会社を興して、組織を持ち働く
    これは会社を作るので社長としてですが、通勤することになります。
  2. 独立して、組織を持たずに1人の力で働く
    正直これが一番大変でしょう。
  3. 転職する
    今までの延長ですね。

他にも留学などもありますが、多くの場合は、上記の3パターンです。「転職する」も、大企業に行く、中小企業に行く、個人経営の小さな会社に行くなど、様々なパターンはありますが、ここではまとめて転職と考えます。
 

ポイント 適正から判断する

起業と転職どちらがいいの? 適正から判断

適正
 

適正診断で細かな判別をしなくとも「起業に向いている人」と「向いてない人」この2パターンはよくわかります。向いている人のパターンというのはたくさんあるので、ここでは一旦割愛します。

起業に「向いていない人」というのは「依存心が強く、誰かと一緒にいないと気がすまないような人」「何かを他人のせいにするような人」です。このパターンにはまる人は決定的に向いていないです。

そういう認識を自分自身に対して持っている人は少ないでしょうから、最初は自己判断は少々難しいかもしれません。しかし、こういったような、依存心が強い人は、組織の中でおとなしく仕事をしていた方が、最終的には楽だろうと思います。
 

ポイント 周囲からは見えない現実

起業と転職どちらがいいの? 適正から判断

個人
 

起業すると全て1人でやっていかなければなりません。これは凄く大変なことなのですが、起業した人でその大変さを表に出している人はいません。

傍目からみれば「起業した人は楽しくて(楽しそうで)いいなぁ。」というようなことを思いがちです。しかし、裏ではものすごい努力をしているんです。

そして誰よりも孤独に自分自身と戦っているし、もちろん自分以外、たくさんいるであろう業界のライバル達とも戦っています。物理的な武器は持っていませんが、ある意味では「戦争」をしているようなものです。中途半端な精神力では大変な苦労をするでしょう。

依存心が強かったり、人に寄り添っていないと不安定になってしまうような人は、就職(転職)した方がよいでしょう。逆に起業が向いている人というのは、たくさんあるといいましたが、総じて精神的に強い人だと思います。
 

ポイント おわりに

起業と転職どちらがいいの? 適正から判断

明るい未来
 

何度も何度もあきらめずに挑戦できる人。そんな人が独立に向いているのだと思います。すぐに軌道に乗って万事上手く行くなんて事は本当に滅多にない事です。それでいて、やらなければならない事、仕事の量は膨大です。

転職が悪い選択というわけでは決してありまんが、「私は定時で仕事終了します。」と言っている様だと、転職の方が向いてるかもしれません。独立は、現実的にはかなり厳しいかなと思います。(ベンチャーへの転職もやめたほうがよいでしょう。)

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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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