記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
ターゲットを設定して発信するのはわかりますが、どこまで絞るのでしょうか?
あまり絞ると人数がいなくなりませんか?
● 回答
広め過ぎたら絞って、絞り過ぎたら絞れば良いだけですので、難しく考えるのは止めましょう。正解なんてありません。
レンタル自転車屋さんを開業したEさんの例
レンタル自転車屋さんを開業したEさん。お住まいの地域で、駅からタクシーで営業周りをするサラリーマンが多いことに着目し「タクシー代わりに自転車を使えば、健康にも経費削減にもいい」と、仕事用レンタル自転車店として発信を始めました。
ところが、問い合わせが来るのは〝観光目的〟の人ばかり。その人たちから「仕事じゃないんですけど、借りられるでしょうか?」と質問されたり、絞り込みが逆効果に感じられることが多かったのです。
Eさんのような「どこまで絞りこんだらいいのか」問題。これは確かに悩ましいのですが、そんな疑問が出てきたら、次のように2ステップでスタートし、徐々に絞り込んでいくとわかりやすいでしょう。
レンタル自転車屋さんとしてのポジションを〝Z駅から自転車(タクシー不要)〟と絞り込み、それを利用する理想のお客様それぞれに向けて、別のチラシや、別アカウント、別投稿で発信してみる。その後、反応の良いところに集約したり、どれも市場があるようなら、それぞれ共存させればいいのです。
確かに、絞り込み過ぎて「その人しかお客様にしない」と縛ってしまうと、市場が小さくなってしまいます。「Z駅に朝10時に来て、A社に行った後、B商店街でランチを食べ、その後、C社に行ってからZ駅に戻って帰社する予定で、タクシー代わりに自転車を利用したい人」に限定したら、恐らく1日1人いるかどうかです。
その人に向けてメッセージを発信するのはOKですが、お客様を限定する必要はありません。その人のように〝営業先→営業先→駅〟と移動する人は、他にもいるはずだからです。
いろいろ試して〝ちょうどいいところ〟を見つけてください。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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