すでに飽和状態のビジネスで成功するにはどうする?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

私はサーフィンが大好きで、年に何度も国内の島にサーフトリップに行きます。好きなことで起業を考えると、単純にサーフィンがらみを考える訳ですが、ショップもすでに多くありますし、差別化もしにくいですし、今更どうするものかと悩んでいます。

そこで、そのサーフトリップのプラン作成をビジネスにできないかと考えているのですが、たとえば、まだ島の旅に行ったことがない人に、その魅力や行き方などをお伝えすることがビジネスになるでしょうか?
 

起業前質問集
 

● 回答

ビジネスはまず需要です。あなたの好きなことの中で需要があること、お金を払ってでも欲しいと人が思うことを探していきます。

結果、見つかったことが普通のことでも構いません。最後に、あなたらしさを乗っけたり、混ぜ込んだりして、オリジナリティを出していけばいいのです。

サーフトリップのプランを売るということですが、プラン作成だけですと、あまり価値を感じないと言いますか、無料っぽく聞こえますね。ですので、消費者にとっては無料で、お金を払うのはそのプランに登場する業者の「有料広告」ということになるかもしれません。テレビや雑誌などにもよくある「散歩系」コンテンツや「食レポ」などの多くは広告です。

とは言え、コロナ禍で、国内旅行のプラン作成が意外と売れていたりもします。需要は決めつけてしまう前に、リサーチしたり、試してみる方がわかりますね。
 

サーフィン
 

サーフィンに関するビジネスは、確かに既にたくさんあります。物販が最も一般的でしょう。差別化したいと言っても、セミナーやコンサルティングは、あまりピンときませんね。

モノ系、ワザ系、知恵系、場所系で考えるのなら、プラン作成はワザ系や知恵系に近いですから、それ以外で考えるのでしたら「場所系」のビジネスに展開して、同好会・サークル的な活動をしつつ、ブログやメルマガのファンと一緒に旅に行くなども考えられそうですね。

すでに飽和状態にあるビジネスでも、あなたが同行する旅行、経験者ならではの演出は、あなたにしか提供できません。あなた自身をブランディングし、ファンを作ることで、差別化することも可能になります。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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