起業経験者アンケート【体験談】きっかけ・壁・起業したい人へのアドバイス

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

起業18フォーラム(運営:パーソナルビジネスブレインズ 東京都豊島区 代表:新井一)では、個人事業主・自営業・経営者62人を対象に「起業・独立についてのエピソード」に関するアンケート調査を実施し、そのデータを分析しました。
 

アンケート調査
 

ポイント 調査概要

起業・独立についてのエピソード・アンケート調査結果

リサーチ
 

調査期間

2021年12月23日~2021年12月24日
 

調査方法

ネットリサーチ(クラウドワークスにてアンケートを使用)
 

対象者条件

個人事業主・自営業・経営者
 

有効回答数

計62s
 

回答者プロファイル詳細

個人事業主・自営業・経営者
 

ポイント 総括

起業・独立についてのエピソード・アンケート調査結果
「やりたいことがある」「自分の裁量で仕事がしたい」「会社への不満がある」のいずれかに当てはまる場合、起業・独立が選択肢のひとつになる。

  • 起業・独立したきっかけとして、「やりたいことがあった」、「自分の好きなように仕事がしたい」などのポジティブな理由と、「会社に不満があった」などのネガティブな理由がどちらもみられた。

 
起業を思い立ったらまずは情報収集。WEBだけでなく、人に会うことも大切。

  • WEBだけでなく、経験者に話を聞いたりセミナーに参加したりと、人との交流を通じた情報収集をした人も多くみられた。

 
起業後、最初にぶつかる壁1位は「集客できないこと」。

  • 起業・独立後に最初にぶつかる壁として、「集客できない・売れない・営業がうまくいかない」が最も多くあがった。「確定申告」に苦労した人も多くみられた。

 
起業したいならまず「貯金」を!!

  • 起業・独立を目指している方へのアドバイスとして最も多くあがったのは「しばらく収入が無くても生活できる貯金をしておくこと」。また「集客・人脈づくり」も多くあがっている。
  • 起業後すぐには売上が安定しないため、売上が無くても生活が破綻しないような貯金をしておくことや、起業後にスムーズに売上が立つよう、集客や人脈づくりをしておくことが重要と思われる。
  • 起業する前に「貯金」や「人脈づくり」をする上で、会社員のまま起業準備を進めることは理にかなっているため、会社を辞める前にこの2点を確認し、よく検討することがお勧め。
  • また「確定申告」に苦労する人も多いため、領収書を取っておいたり、会計ソフトを早めに導入する等をしておくと、後で楽になりそうだ。

ポイント 何歳の時に「起業・独立したい」と思いましたか?(単一回答)

起業・独立についてのエピソード・アンケート調査結果

起業塾

回答数が少ないため参考値

  • 【30代~50代】が起業・独立したいと思った時期をみると「30~35歳」が最も高い。
  • 【40~50代】は、次いで「45~54歳」が高い。

何歳の時に「起業・独立したい」と思いましたか
 

ポジティブな理由
  • 「やりたいことを実現したい」「好きなことを仕事にしたい」「自分でやりたい」という想いが大きな原動力となることがうかがえる。
  • 独立して収入が得られる見込みが立ち、スムーズに独立につながった方も複数みられた。

ツクツクで起業

やりたいことがあった

  • キリスト教の洗礼を受けて、クリスチャンとして聖書の教えに基づいた学習塾を開きたいと思ったため。(女性20代/学習塾)
  • お菓子作りが好きで、いつかは自分の店が持ちたいと思っていたので(女性50代/洋菓子店)
  • 短い人生で自分のやってみたいことを100%やってみたいと思ったから。(女性30代/ドライバー向けの講習)
  • 学習塾の教室長をしておりずっと仕事が楽しく、天職だと思っていた。(男性30代/学習塾)
  • 自分のやりたかった音楽業はじめ、アート関係が個人で始めるのが当時一番手っ取り早かったため。(女性30代/音楽業・イラスト・占い)
  • 自分の趣味がお金になればと想いました。それまで勤めた企業には未来がないと思ったこともきっかけになりました。(男性30代/ライティング等)
自分の裁量で仕事がしたいと思った

  • ずっと、何となく勤め人が向いていない、組織や集団で働くよりも自分の裁量で働きたいと漠然と思っていました。 (男性40代/社会福祉士)
  • 会社で働いていくうちに、自分なりのやり方で事業を拡大出来るようになりたいと思ったため。(女性20代/Webデザイン)
  • 雇われより自分でやってみたい(女性20代/飲食店)
  • 同じ仕事をするなら人に雇われず人間関係に気を遣わないで仕事をしたいと思ったため。(女性50代/物販業とハンドメイド作品販売)
収入が得られる見込みが立った

  • 宅配の仕事に転職したのをきっかけで、独立した方が収入が増えるのではじめました。(男性30代/運送業)
  • 会社の契約イラストレーターとして働きながら副業もしていましたが、契約が満期を迎えてそのまま辞めることになったので、副業だったイラスト受注を本業にしました。(女性20代/イラストレーター)
  • 学生時代から、ずっと学習指導はやっていた。20代は会社員だったが、体を壊してやめ、リハビリもかねて数件のご家庭の家庭教師をするようになった。いつしか口コミで件数が増え、これで食べていけるかも?と思ったのが、独立したきっかけ。(女性50代/学習支援、コーチング)
  • 自分で仕事を貰える様になったのがきっかけです。(男性30代/設備配管工)
その他ポジティブな理由

  • アベノミクスで資金ができた時に初めてみたいと思いました。(男性40代/リサイクル業)
  • 周りの人が起業していくのをみて、自分もできるかもしれないと思い始めました。(女性30代/農業)
  • すごく単純な話ですが「社長」に憧れを持っていたので。いつか社長になりたいと一度くらいは社長と呼ばれてみたいと思っていたからです(男性50代/電気製品の開発・販売)
ネガティブな理由
  • 会社に対する不満や、不安もまた独立に向けた原動力となっている。

会社員

会社の方針に不満があった

  • 勤め先に強い不満を抱いたことがあり、我慢しながら無理して勤め人をするくらいなら独立したいと思い、家族とも相談して思い切って独立しました。(男性40代/社会福祉士)
  • 当時在籍していた会社の上部でゴタゴタがあって居心地が悪くなったこと。(男性60代以上/映像・音楽制作)
  • オーナーや上司と目指すお店作りが違ったため(女性30代/美容師)
  • サラリーマン時代に理不尽なクレーム処理をさせられたから。(男性50代/賃貸管理業)
  • 以前勤めていた会社はベンチャー企業だったため様々なプロジェクトが進められていましたが、未経験の現場に配属されるなどして本来の仕事が満足にできなかったことをきっかけに独立に至りました。(女性20代/縫製業)
会社員が嫌だから

  • 会社員では年功序列であり、自由が制限されるため。(男性20代/エンジニア等)
  • 所属する会社や団体のために受動的に時間を使うのか、それとも能動的、自発的に自らの責任で時間を過ごすのか、この選択の場面に臨んで、私は後者を選択しました。いわゆる「社畜」として一生を過ごすのか、いたたまれない自問自答の末の結論です。(男性60代以上/ライティング等)
  • 居酒屋でバイトをしていて、会社員の人達が飲みに来ていて、会社の愚痴しか話していないことが多くてそれが嫌になった。もっと違うことがしたい、楽しく生きたいと思った。(男性20代/通信営業)
  • 大学が起業を推奨していたし、サラリーマンは経費が使えず、節税しにくく、安い給与でこき使われるからです。(男性40代/ヨガ講師・日本語教師)
  • 勤めていたネイルサロンは拘束時間が長くて、時給は安かったので独立して個人でネイルサロンをした方が良いのではないかと思い独立しました。(女性40代/ネイルサロン)
会社の経営状況の悪化・将来性が無い

  • コロナ禍で前職の経営状況が悪くなったのと、会社の体制の変化による自主退社です。良い機会だったので、厳しいとは思いましたが、フリーランスの道を選びました。(男性50代/文筆業)
  • 当時勤めていた会社からリストラされ、広告業界にも限界を感じたため(男性40代/アプリ制作等)
  • 会社が倒産して仕方なく。正直言って起業する気はなかった。(男性50代/ウェブ制作)
  • それまで勤めた企業には未来がないと思ったこともきっかけになりました。(男性30代/ライティング等)
その他会社に対する不満

  • サラリーマン時代にもう出世しないと認識した時(男性60代以上/不動産賃貸業)
  • 実際に会社員に入って営業所に配属されたときに、このまま定年までこの職場で働いていけないと感じたのが大きなきっかけになりました。(男性20代/Webマーケティング)
  • 引っ越しをして、職場への通勤時間が増えてしまったことから。(女性30代/電子書籍制作)
  • 会社の中での関係が面倒で縛られたくなかった(女性20代/小売)
その他の理由
病気や出産により働けなくなった

  • うつ病を患い、会社員としては働くことが困難になり、在宅ワークをしたいと考えました。(男性50代/情報処理)
  • 出産をきっかけに自宅にいて出来る仕事をしたかった。(女性40代/アクセサリーの製造、販売)
  • 学生時代から、ずっと学習指導はやっていた。20代は会社員だったが、体を壊してやめ、リハビリもかねて数件のご家庭の家庭教師をするようになった。 (女性50代/学習支援、コーチング)
  • 私には持病があり、20代後半から持病が悪化し始め、30代に入ると、会社を休むことが多くなりました。会社からさすがにこのままだと働いてもらうにはと、退職を促される形となり、一度休職をして復職しましたが、その後もうまくいかず結果会社を辞めざるをえなくなりました。私は経理の仕事をしていました。会社を辞める前に自分でも仕事ができる方法がないか調べていたころ、在宅ワークの仕事を知りました。さらに経理の仕事や、入力作業の仕事のに依頼があることを知り、在宅ワークでも自分のやりたい仕事ができそうだし、家なら体調管理なども会社員よりもやりやすいと思い、フリーランスの道を選びました。(女性30代/事務作業代行)
家で仕事がしたいと思った

  • コロナ以前から在宅で出来るお仕事は無いかと考え始め、コロナが本格的になり始めてから、フリーランスの在宅ワーカーとして挑戦しようと思い始めました(女性20代/事務作業代行)
  • 在宅ワークしたかった(女性40代/アクセサリー製作)

ポイント 起業・独立したいと思った時、最初にどんな行動をしましたか?(自由回答を集計)

起業・独立についてのエピソード・アンケート調査結果

学生

  • 「情報収集」が最も多くあがった。
  • WEBだけでなく、経験者に話を聞いたりセミナーに参加したりと、人との交流を通じた情報収集をした人も多くみられた。
最初にした行動 回答数
セミナー・経験者に相談等、人との交流による情報収集 7
WEBでの情報収集 6
その他の情報収集 6
手続き関連 6
スキルの習得 5
営業・人脈づくり・案件探し 4
商品・サービスの検討 3
お金・経営の勉強 3
店舗探し 2
商売道具の購入 2
上司に退職について相談 2
資金調達 2
仲間を集めた 2
HPの作成 2
その他 3

 
 

情報収集・勉強
経験者への相談

  • アフィリエイトですでに活動している友人に相談。(女性30代/アフィリエイト)
  • その当時勤めていた学習塾の教室長に相談した。(女性20代/学習塾)
  • 同じ業界で独立した人に話を聞くこと。(女性20代/Webデザイン)
  • 起業、独立した人の話しを聞いた。(男性40代/言語聴覚士)
セミナー等、人との交流による情報収集

  • まずは、家庭教師派会社に登録し、出入りして関連業者や営業職と交流する中で、教育業界の事情や課題を把握するようにつとめた。積極的に働きかけてもすぐに芽が出てくるとは限らない業種なので、まずは結果を出し、誠実に対応尾することに努めた。(女性50代/学習支援、コーチング)
  • いろんな人の価値観に触れたくて、会いに行ったり、セミナーに参加したりしました。(男性20代/通信営業)
  • 自分のやりたいことについて勉強しました。講習会に参加したり、本を買い漁って読みました。(女性30代/農業)
お金・経営の勉強

  • 事業に必要なお金はどのように回っているのか知る為に決算書などを読む勉強を行った(男性30代/行政書士事務所)
  • 経営の勉強を行い、資金確保、知り合いや同業者へのアプローチ(女性20代/映画美術)
  • まず、フリーランスの場合のお金等について記載している本を買い読みました。会社では法人の経理でしたので、個人の場合をする必要があるのか、なにが必要なのか知りたかったからです。特に税務関係は、知らなかったでは言い逃れできない世界なので、きちんと知ってから仕事を始めようと思いました。(女性30代/事務作業代行)
WEBでの情報収集

  • youtubeで情報収集した(男性50代/軽貨物運送業)
  • まずはインターネットで情報収集してみるという事から始めました。(男性20代/Webマーケティング)
  • どのような事業ができるか必死に検索しまくりました。(男性40代/リサイクル業)
  • インターネットで在宅ワーク関連の情報を見る(女性20代/事務作業代行)
  • 稼ぎ方をネットで調べた(男性40代/事務作業代行)
  • ネットで映画ライターになるための手段を調べました。(女性20代/映画ライター)
その他情報収集

  • 読書(女性30代/ドライバー向けの講習)
  • 事業内容の勉強をしました。(女性20代/美容クリニック)
  • 情報収集(男性40代/アプリ制作等)
  • 個人事業主として必要な手続きを調べる。屋号を考える。ドメインを取得する。ウェブサイトを作る。(男性50代/ウェブ制作)
  • アパートをなるべく安く建てる方法をいろいろ考えました。(男性50代/賃貸業)
  • フリーランスとしてどう仕事を取っていくか方法を調査した(女性30代/ライティング)
  • 起業の学校に通おうと思いました(男性50代/電気製品の開発・販売)
その他
手続き関連

  • 保険関係や年金等の手続き。(男性50代/文筆業)
  • とりあえず開業届を出しました。収入がある程度安定したら…という気持ちもありましたが、それではいつになるかわからなかったので、とりあえず出してみようと思いました。(女性20代/イラストレーター)
  • 早期退職を利用して割増の退職金を得るための手続きをはじめた。(男性60代以上/不動産賃貸業)
  • 税務所に向かい屋号登録をした。(男性30代/設備配管工)
  • 個人事業主として必要な手続きを調べる。屋号を考える。ドメインを取得する。ウェブサイトを作る。(男性50代/ウェブ制作)
  • 音楽ユニットとして2人で活動していたので、個人事業主どうしだけど2人で事業を行っていることを示すために税務署に屋号を登録しました。(女性30代/ミュージシャン)
営業・人脈づくり・案件探し

  • 元々、単発の副業として講師活動はしていました。当時に招いていただいた方々に独立した旨を連絡するなど、いわゆる「営業」を行いました。また、業務委託(準委任契約)で継続的に活動できるところを探しました。(男性40代/社会福祉士)
  • 当面の食い扶持を稼ぐためのシステム開発受託案件開拓。(男性60代以上/映像・音楽制作)
  • 紹介などでサポートしてくれそうなコネを作りました。この背景がなければ独立は難しかったと思います。(女性20代/縫製業)
  • コネをつかう(女性20代/小売)
スキルの習得

  • 独立に必要な資格取得とスキルの獲得をしました。(男性40代/ヨガ講師・日本語教師)
  • 仕事の基本を1から勉強、実践して生活できる程度の収入を得られるようにしました。(女性50代/物販業とハンドメイド作品販売)
  • とにかく仕事を覚える為に必死でした、経営のいろはも覚える為に自ら社長に事務の仕事もやらせてもらうよう頼みました。(男性40代/内装工事)
  • 自らのスキルを高めるため海外へ留学し学んできました。その後会社を辞め独立しました。(女性30代/声楽家)
商品・サービスの検討

  • 自分に扱えてこの辺で必要とされる商材を考えた。(女性40代/アクセサリーの製造、販売)
  • お店の場所をどこにするか。お店を建てるか、コンテナハウスのような簡単な物にするか。最初はこの2つを悩みました。(女性40代/ネイルサロン)
  • まず作品をいくつか作りました。(男性60代以上/小説の電子書籍の販売)

ポイント 起業・独立を志す際に、最初にぶつかった壁は何でしたか?(自由回答を集計)

起業・独立についてのエピソード・アンケート調査結果

混乱

  • 「集客できない・売れない・営業がうまくいかない」が最も多くあがった。
最初にぶつかった壁 回答数
集客できない・売れない・営業がうまくいかない 15
確定申告や保険等の手続き 8
収入が不安定・継続案件が無い・報酬が低い 7
家族や周囲の理解が得られない 6
資金調達ができない 5
壁は無かった 4
何から始めたら良いかわからない 3
退職すること 2
お金の管理・経理 2
相談する相手がいない 2
開業時に必要な出費 2
全部ひとりでやるのが大変 2
その他 8

 
 

集客・売上
  • 集客や継続案件の獲得に苦労している人が多くみられた。
  • 商品力が高ければすぐに売れるわけではないことを事前に理解し、集客の準備をしておくと安心して起業ができそうだ。

騙された

集客できない・売れない・営業がうまくいかない

  • 生徒数の確保が難しい。(女性20代/学習塾)
  • 客がこない。(男性40代/音楽教室・楽譜出版)
  • 顧客獲得が始めは上手くいきませんでした。(男性40代/ヨガ講師・日本語教師)
  • 顧客獲得が一番の難題でした。 (男性50代/賃貸管理業)
  • 集客。インターネット、特にSNSが普及していく一方、情報が溢れすぎてネットでの集客が、集客の中でも一番の壁。(女性30代/音楽業・イラスト・占い)
  • お店をどうやって有名にするかです(女性50代/洋菓子店)
  • 宣伝力がなくなかなか集客につながりませんでした。(女性30代/声楽家)
  • お店なのでお客様に来ていただくきっかけを作るのに苦労しました(男性40代/リサイクル業)
  • 結局、個人でやっていたら企業から舐められるということ。仕事をいただく側の立場は弱い。営業力不足。技術力があればいくらでも仕事を取れると思っていたが、営業力がなければ仕事を得られないことを実感。(男性60代以上/映像・音楽制作)
  • 営業ができない。やったことがなかったので苦手。今でも営業が苦手。(男性50代/ウェブ制作)
  • クライアントの獲得。(女性20代/Webデザイン)
  • 発刊して宣伝しても全然売れない。(男性60代以上/小説の電子書籍の販売)
  • 仕事がない(男性30代/イラストレーター)
収入が不安定・継続案件が無い・報酬が低い

  • 安定した収入(男性50代/文筆業)
  • 単発の案件はそれなりに取れましたが一時的なものにとどまってしまい、継続案件が取れない焦りがありました。(男性40代/社会福祉士)
  • 月並みですが、クライアントの獲得と仕事を継続していただくことに苦労しました。(男性60代以上/ライティング等)
  • 完全歩合制なので安定的に収入になるかを悩んだ(男性40代/ウーバーイーツ配達員)
  • 自分の作業スピードと報酬に大きく差があることを思い知らされました。徹底的に無駄を省いて効率的な働き方を意識するようになりました。(女性20代/縫製業)
  • 始めて間もないので、参考になるかわかりませんが、収入面がぶつかりました。(男性40代/webデザイナー)
  • 仕事がない(男性30代/イラストレーター)
その他
  • 確定申告に苦労した人が多くみられた。
  • 家族の理解を得ることも、起業を継続していく上で重要と思われる。
  • 資金調達に苦労した人も複数みられ、事前準備の必要性が感じられる。

肩こり

確定申告や保険等の手続き

  • 確定申告に向けた帳簿づけだと思います。開業届を出す前から収入があり、個人用の口座に事業のお金が出入りして、そういうお金のアレコレに疎かったので勉強に手間取りました。(女性20代/イラストレーター)
  • 税金の勉強。源泉徴収や確定申告をしなければならないというハードルがありました。(男性20代/エンジニア等)
  • 年金や住民税、健康保険料など、自分で手続しないといけなかったこと(男性50代/軽貨物運送業)
  • 確定申告と、その後の税金の支払いです。幸い業務委託という形で仕事はいただけていたのですが、自分で支払う所得税の額の大きさには驚きました。さらに初年度は所得の計算を間違えてかなり上乗せした額を支払ってしまい……(その後所得額を訂正して払い戻しされました。)とはいえ正しい額に直したところで一括で支払うこともできず、クレジットカード決済を分割してちまちまと払っています。(女性30代/電子書籍制作)
  • 税金の計算(女性40代/アクセサリー製作)
  • 確定申告のやり方(男性30代/設備配管工)
  • 制度やしくみがわかっていなかったので、一旦そこの手続きとかを一通りしないといけないのがめんどくさかった。 (男性20代/通信営業)
  • 複雑な確定申告と、報酬未払い(女性20代/映画美術)
家族の理解が得られない

  • 主人の理解。自宅ショップなのでお客様の駐車や来客により家庭内の家事が遅れるなどの事を趣味と思われ稼ぐ仕事として理解してもらうのに苦労しました。(女性40代/アクセサリーの製造、販売)
  • 家族の説得です。(女性30代/農業)
  • 壁と言って良いかわかりませんが、家族や親戚の反対が多く周りの支持が得られなかったことです。(男性30代/翻訳)
  • 家族の説得(男性40代/言語聴覚士)

 
周囲の偏見

  • 家庭教師では飯が食えるわけがない、という偏見。(女性50代/学習支援、コーチング)
  • 普通の大学生で周りが就活していてかなり違和感を持たれた。志す上で困ったというよりかは世間体みたいなものに悩んだかも。(男性20代/通信営業)
資金調達ができない

  • 独立資金が足りない。生徒数の確保が難しい。(女性20代/学習塾)
  • 資金集め(女性20代/美容クリニック)
  • 資金調達の為に、金融機関を回ってお金を借りに行くのですが、中々貸してもらえませんでした。(男性50代/造園業)
  • お金の面です。銀行の面談や審査で色んな所に相談へ行き非常に体力的にも精神的にもきつかったです。(男性30代/学習塾)
  • 開業資金に苦しみました。貯金がそんなになかったので融資を受けることにしましたが、審査に受かるか結果がわかるまでよく眠れませんでした。(女性30代/パン屋)

ポイント これから起業したいと思う人に向けて、「最初にこれをやっておけ」とアドバイスをお願いします! (自由回答を集計)

起業・独立についてのエピソード・アンケート調査結果

女性

  • 最も多くあがったのは「貯金」。他にも「確定申告の準備」「資金の計画を立てる」など、金銭面についてのコメントが多くあがった。
  • 特に資金面の、数年後までの計画を立てるべき、とのコメントが複数あがった。
  • 次いで「集客・人脈づくり」も多くあがっている。
最初にこれをやっておけ 回答数
貯金 14
確定申告の準備・経理などの勉強 10
集客・人脈づくり 9
資金等の計画を立てる 8
とにかくやってみる 3
経験者に話を聞く 3
働き方や業界について調べる 3
副業から始める・小さく始める 2
うまくいかなかった時のことを考えておく 2
自分のやりたいことを探す 2
スキルを身につける 2
その他 9

 
 

金銭面
貯金

  • ある程度貯金してから独立することをおすすめします。独立してすぐは収入が安定しません。(女性20代/学習塾)
  • 常日頃からの投資による資金の確保(男性60代以上/不動産賃貸業)
  • 貯蓄は備えとして必要です。(女性30代/ドライバー向けの講習)
  • ある程度の貯金はあった方が安心して起業出来ます(男性40代/ウーバーイーツ配達員)
  • 仕事がなくてもしばらく生活できるだけの貯金、これがあるのとないのとで心の余裕が全然違います。仕事がもらえない=収入0に直結するのでこの土台はとっても大事だと思います。(女性20代/縫製業)
  • 金銭の蓄えがあった方が絶対に楽。本当に起業したいのかどうか熟慮する。(男性50代/ウェブ制作)
  • 何があるか分からないので、とりあえず口座に少なくとも200万円程はお金を用意した状態で始めると良いです。(男性30代/ライティング等)
  • 準備資金の用意は計画的に行う必要があったと思います。(男性40代/個人投資)
  • 元手となる資金は可能な限り貯めておいた方が良いので、それまで節約生活の我慢も必要かと思います(男性40代/事務作業代行)
  • いつ仕事が軌道に乗るかわからないので、事業資金(もしくは当分の生活費を賄う預金)は多めに準備しておいた方が良いです。(女性20代/映画ライター)
  • まずは資産の準備と勉強をしたほうが良いと思います。一年二年マイナスになっても乗り越えられるくらいの余裕がないと先がないです。(女性30代/声楽家)
  • やはり資金を集めておくと良いです。開業すぐはお客様がつくまで売上がとれません。機材もすぐ壊れてしまう可能性もあります。余裕を持って仕事ができると良い結果も出やすいです。(女性30代/パン屋)
確定申告の準備・経理等の勉強

  • 確定申告が必須になるので、起業前から起業にかかる経費の領収書をとっておくこと。(男性30代/運送業)
  • 確定申告と帳簿づけについて勉強しておくこと。(女性20代/イラストレーター)
  • まずは副業として、お試しでやってみることをすすめます。経理や税法も学んだ方が良いです。(男性40代/ヨガ講師・日本語教師)
  • 経理の勉強。確定申告など数字苦手な人には大変。(女性40代/アクセサリーの製造、販売)
  • freeeなどの会計ソフトを導入し、仕事に使う銀行口座や、通販サイトなどとのデータ連携を行っておくことをお勧めします。買ったものや収入、支出などを自動でインポートしてくれます。これで諸経費などの計算がグッと楽になりました。(女性30代/電子書籍制作)
  • 資金集めをはじめ、税金や経費の使い方、お金の動きなど、お金の勉強、計算力などお金にまつわること。確定申告の時には勿論お金の計算は必要だが、一年間とにかくお金関係はまとわりついてくるため。特に確定申告が苦手な人は、年度末にかなりこの作業に時間をとられているので、早く慣れてすぐ終わらせられるようになると、かなり時間の節約にもなるので、そのためのお金関係の整理整頓は身に着けておくとかなり便利。(女性30代/音楽業・イラスト・占い)
  • 税金の勉強、出来ないなら税理士を付けることをおすすめ致します。(男性30代/設備配管工)
  • 確定申告などの方法や経費についてなどは最初に知っていた方が良いと思います。(女性30代/ミュージシャン)
  • 個人起業される方は、まず自分でお金の管理ができるのか、事務作業ができるかは、自問自答した方が良いと思います。私は経理の仕事自体が好きなので、自分でお金の管理から事務作業をすることに対して苦痛には思いませんが、苦痛に感じる人の方が多いかと思います。仕事でかなり稼げるのであれば、事務作業をしてくれる人を雇ったり、税理士事務所にすべて丸投げでも、大した費用にはならないと思います。ただしそうであっても、領収書を取っておく、自宅で作業するなら費用按分をどうするなど、仕事以外でもやることはあります。そこができるのか、個人起業した場合のやることを、ネットなどで一度調べることをお勧めします。(女性30代/事務作業代行)
資金等の計画を立てる

  • しっかりと最低でも3年先までの予定と予測、計画は立てるべきです。(男性50代/文筆業)
  • 採算の取り方と計画。見通しやある程度の目標はもち、定期的に状態を理想・計画とすり合わせる習慣をつける。(女性30代/アフィリエイト)
  • 時間をかけた準備。最低は1~2年の準備をかけるほうが良いと思います。(男性40代/リサイクル業)
  • 資金計画をしっかりと考えてから行動しましょうとアドバイスしたいです。(男性50代/造園業)
  • 準備資金の用意は計画的に行う必要があったと思います。(男性40代/個人投資)
  • お金と健康管理は徹底的にやっておくべきだと思います。一週間、毎月どれくらい稼ぎたいのかといった短期的な目標から数年後自分はどうしたいのかきちんとビジョンを描いておくことが大事だと思います。(男性30代/翻訳)
  • 月にどれぐらい稼ぎたいか、しっかり見極めて自分にできるかどうかを調査すること。(女性30代/ライティング)
  • 起業する目的が定まったら、その目的を達成するための具体的なプランを考えます。この時に大切な事は現実的なビジネスプランであるかを考えることです(男性50代/電気製品の開発・販売)
その他
集客・人脈づくり

  • 集客するためにどうすれば良いかを考えれば良いと思います(女性50代/洋菓子店)
  • 大学時代やサラリーマン時代にできるだけ人脈づくりをしておいた方が良い。(男性60代以上/映像・音楽制作)
  • 顧客の目星やそのカテゴリーの勉強が一番重要です。(男性50代/賃貸管理業)
  • 人脈が非常に大切です。(男性30代/学習塾)
  • 取引先の確保、定期的に仕事をくれる人との縁繋ぎ。(男性40代/webデザイナー)
  • 販売するためのプロモーションの方法を計画してから起業した方が良い。(男性60代以上/小説の電子書籍の販売)
  • 決裁権者との人間関係を作っておくこと(男性30代/行政書士事務所)
  • 仕事をもらえる人脈を作っておく(女性30代/デザイン業)
  • コネを作ると良い。(男性40代/言語聴覚士)
とにかくやってみる

  • 悩むなら「やってみて悩め」。やらない前から悩むのは勇気がないからと断言します。まさに故事にいう「虎穴に入らずんば虎子を得ず」です。(男性60代以上/ライティング等)
  • 働く場所なんていくらでも今の世の中にはあると思うし、自分で何かを起こした人って必要な存在になれるはずなのでまずは飛び込んでみることではないでしょうか。行動としては自分はこれがしたいっていうのを色んな人に話してみるのが良いと思います。(男性20代/通信営業)
  • 行動するのみ(女性20代/小売)
経験者に話を聞く

  • 実際にやってる人の話をしっかり聞くこと。自分が思ってたのと違うことが良くも悪くもたくさんあった。(女性30代/美容師)
  • 知り合いに起業した人がいたら実体験を聞く(女性40代/アクセサリー製作)
  • とにかく勉強です。知識をしっかりつけて、色々な人の話を聞くことで自分の道が見えてきます。(女性30代/農業)
自分のやりたいことを探す

  • youtubeで大半の知りたい情報は手に入るので、自分のやりたいことを探すと良い(男性50代/軽貨物運送業)
  • 何をしたくないかだけは明確にしておくべき(男性20代/不明)

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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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