
記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
離島移住希望者のための会員制のサイトを運営したいと思っています。
メールアドレスや電話番号、氏名などの個人情報を扱う場合、どのように管理をしたらよいでしょうか?
情報漏えいなども怖いので、セキュリティを厳重に、しかし業務は低コスト簡素化したいと思っています。
● 回答
ご質問ありがとうございます。個人情報を扱うサービスを始める際には、セキュリティの確保は非常に重要です。
近年は情報漏えいやサイバー攻撃のニュースが相次いでおり、個人でも対策を講じておくことが求められる時代になっています。
今後、5GやIOTの普及が進めば、私たちの生活はますますネットワークと密接につながります。その一方で、情報漏洩やハッキングといったリスクも常に隣り合わせになります。
セキュリティ対策の基本方針
まず大前提として、個人情報は「できるだけ持たない・保存しない」ことが最大の防御策です。
自社サーバーやパソコン内に情報を保存しておくと、万が一流出した際の責任もすべて運営側にかかってきます。そのため、決済や会員情報の管理は、外部の信頼できる専門サービスに任せるのがベストです。
実際の対策としてオススメの方法
① 会員管理はクラウド型ツールに任せる
個人情報を含む会員情報は、セキュリティ対策が万全な外部のSaaS(クラウド型サービス)を活用するのが賢明です。個人情報はサービス提供会社が安全に保管してくれる仕組みになっています。
② パソコンやファイル管理にも注意
どうしても手元で情報を扱う必要がある場合には、以下のような基本対策を必ず行いましょう。
- 個人情報を含むファイルにはパスワードをかける
- USBメモリなどで物理保存する場合は暗号化しておく
- ネットワークに常時接続しないオフライン環境で保管
- 定期的なバックアップとアクセス制限
- USBの紛失やパソコンの盗難といった物理的リスクにも注意が必要です。
③ サイトは必ずSSL化
これは非常に重要です。SSL化とは、ウェブサイトのURLが「http://」ではなく「https://」で始まる状態のこと。データ通信が暗号化されるため、第三者に情報を盗まれるリスクを軽減できます。
SSL化は現在のウェブ運営では必須とされており、SEO対策や信頼性の面でもプラスになります。
まとめ:セキュリティは「守る」より「預ける」時代
高度な知識や高額なセキュリティ機器を用意するよりも、専門サービスに任せて、自分は“預ける側”に徹することが、今の時代に合った情報管理のスタイルです。
万が一のリスクを考えると、素人がすべてを管理しようとするより、信頼できる外部サービスを上手に活用することが、結果としてコストも労力も抑えられ、安全性も高まります。
「情報を抱え込まず、手放す」という考え方で運営すれば、セキュリティの不安を感じることなく、より自由で安心なビジネスが実現できます。
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