カメラ・写真関連で起業する(教室・販売・NFT)なら今がチャンス!

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

仕事で身につけた知識や技術だけではなく、趣味や家庭でのルーティンなどから身についたことも、立派な起業ネタになります。
 

写真教室
 

カメラや写真を趣味にしている人は多いです。確かに、デジカメ市場は急激に縮小していますが、それはスマホに置き換わっていることが主な原因。

デジカメの出荷台数は年々減少し続けており、コロナ前から前年同月比で2~3割減の水準で推移していた。そこに新型コロナ影響が追い打ちをかけた。世界的な流行が確認され始めた2020年3月の出荷台数は前年同月比で5割以上落ち込み、5月には前年同月比72.6%減の36万9730台にまで落ち込んだ。

東洋経済オンライン「市場規模はピークの7%、カメラに未来はあるか」 より引用

 

スマホカメラで置き換え出来るカメラは仕方ないとして、高級カメラはどうでしょうか?

一眼レフは、性能の向上したミラーレス一眼と差がなくなり、市場が縮小しています。コンパクトなミラーレス一眼については、スマホの上位カメラとして市場規模は拡大しています。今後のカメラ市場は、コンパクト+高性能な高単価カメラになっていくでしょう。
 

そんな時代の流れの中「カメラ・写真教室」をする場合

上述のように、スマホと小型ミラーレス高級機に二極化されつつあるカメラ市場。今、カメラや写真教室で起業する場合は、コンセプトの明確化が必須になりそうです。たとえば、以下のようなものです。

  • SNS用スマホ写真・自撮り
  • ネットショップ用物撮り
  • 高性能カメラを使った風景やモデル撮影+動画

このように、カメラ/写真の目的を細分化しないと集客が難しいでしょう。また、教室ビジネスをする場合には、それに付随してeBayを利用した中古カメラ海外転売など、カメラに詳しい人ならではの目利きビジネスを同時展開するのも良いですね。
 

ポイント 注目のNFTを活かせるか!?

カメラ・写真関連で起業する

NFT
 

次に画像データ販売をする場合です。これまでも、写真素材を売るビジネスは、当たり前に存在しています。写真を撮って出品すれば、ダウンロードされる毎にチャリンと小銭が入るものです。ですが、ダウンロード単価も非常に安く、それほど多く売れるかと言えば、そうでもありません。

このような状況の救世主となるか・・・NFTが注目されています。

NFTとは「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」の略称で、ブロックチェーン技術を用いてデジタルデータに代えの利かない識別情報を持たせ、希少性や唯一性を与えようとするアイデアです。偽造や複製が困難な鑑定書付きのデジタルデータとも言えるでしょう。

東洋経済オンライン「デジタル画像が数億円!「NFTバブル」本当の正体」 より引用

 

多くの人にとって、わかるようでわからないNFT。SNSのツイートが数億円で売れたり、デジタルアート作品が売買されたり・・・なんでそんなもの買うの? って思いますよね。これまでも、写真には著作権がありましたが、コピーや偽造を完全に防ぐことは難しいことでした。ですが、NFTを使うと、それらをコントロール可能になり、データに資産価値を持たせることができるというわけです。

NFTには、以下の特徴があると言われています。

  • 取引可能性(様々な端末やソフトで利用可能/所有権の移転も可能)
  • 相互運用性(共通規格の利用で様々なサービスで利用可能)
  • プログラマリビティ(付加機能をデータに付与可能)

写真を撮る人が注目すべきは「プログラマリビティ」です。今後、このプログラマリビティによって、写真が転売されていった場合に撮影者にもお金が入ってくる仕組みを作ることが容易になり、これは大きなビジネスチャンスになると言えます。

今後、カメラや写真関連で起業する場合には、このNFTは無視できません。教室で起業する場合にも、このNFTを視野に入れたレクチャーを提供することは必須になるでしょう。 
 

ポイント カメラ好き・写真好きを活かした趣味起業はチャンス大!

カメラ・写真関連で起業する

写真教室
 

カメラや写真が好きなら、カメラや写真を教える教室はもちろんのこと、カメラ自体の転売はもちろん、撮った写真をNFTを使って売ることも可能です。

カメラ用のストラップやバッグなどのアクセサリーを自作してネットショップをすることだってできます。写真ブログ、インスタからショップに誘導しても良いでしょうし、在庫を持つ必要がなく、初期費用も小さい、お手軽な起業のタネと言えます。
 

写真を取るブロガー
 

NFTなどと難しいことを考えずとも、スマホで写真や動画を撮ってSNSに投稿するという人々の行動は、しばらくは続くと思います。カメラが分かる人は、これからは稼ぎ時かもしれません。

好きなことで起業する、趣味で起業すると言うと、小さなお小遣い稼ぎと思われてしまうことも多いですが、NFTの登場によって無限の可能性を持つようになったデジタルデータビジネス。昔ながらの手堅い「教えるビジネス」と組み合わせて、チャレンジしてみると面白いのではないでしょうか?


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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