記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
我が子がいじめに遭い悩んできたので、教育系のアナリストとして独立を考えています。
子供の不登校に悩む親に対してサポートを提供したいのですが、具体的な事業内容を思いつきません。
不登校の子供のデータを分析したところで、親がそれを買うとも思えず、何が商品になりそうでしょうか?
● 回答
個人でアナリストとして独立するには、数年間渡っての十分な準備期間が必要になります。信頼性、知名度、つまり〝ブランド〟が必要になります。
この人誰? 経歴は? ちゃんとした専門家? シンクタンクでも行政機関でもない個人ですから、経歴やこれまでの苦悩なども含め、自己開示をする必要があるでしょう。
それをした上でのお話になりますが、まずは相談に乗るというサポートがあり得ます。行政や非営利活動法人の事業とバッティングする可能性も高いので差別化は必要ですが、まずはそこからですね。
YouTubeやブログによる情報発信からの広告収入、原稿執筆や講演、あるいは、学校に行けない子供に家庭教師を紹介するなどの事業もあり得るかもしれません。
過去の会員さんの事例では、親御さんに対してそのようなお子さんに対するコミュニケーションの方法を教えるスクールと、アフターフォローの勉強会コミュニティで起業した方もいます。
行政などとの差別化のためには、人対人の付き合いをより濃くすることが最も簡単です。定時で終わってしまう窓口よりも、限度はありますが、LINEなどでいつでも相談できる人の方が価値は感じてもらえるでしょう。
サービスの内容を決めたら、わかりやすい名称を付けてください。競合の動向を見た上で、より分かりやすい、悩んでいる人に寄り添った名称を考えましょう。
教育アナリストのサービス案
行政や非営利活動法人の事業とバッティングしてしまえば、個人に勝ち目はありません。過去の事例では、まず集客力に圧倒的な差がついてしまい、民間は広告宣伝費が溶けていき、行政側は集めた税金で広告を出しますから、当然の結果だと言えます。
オンライン相談サービス
個別の悩みや問題に対してアドバイスを提供
セミナーやワークショップ
対処法やコミュニケーションスキルを学ぶ機会を提供
カウンセリング(およびマッチング)
心のケアを行う場やカウンセラーの紹介を提供
学習サポート
不登校期間中の学習サポートを提供
教育関連の情報提供
不登校に関する最新の研究や情報、有益な資料を提供
親子コミュニケーション支援
コミュニケーションを円滑にするための教育やツールを提供
このジャンルのお仕事は、行政と組む、データをもとにアドバイスするなどの他、執筆などのブランディング、そしてご自身も一般社団法人を設立して現場の実務を行うなど、様々な活動を行う必要があります。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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